唐松林の中に小屋を建て、晴れた日には畑を耕し雨の日にはセロを弾いて暮したい、そんな郷秋の気ままな独り言。
郷秋<Gauche>の独り言
D4がXQDを採用
Nikon Rumorsによれば、2012年1月(来月の話しだ!)に発表されると云うNikon(ニコン)D4にはCFと共に新規格のメモリカードであるXQDを採用し、CF&XQDのデュアルスロットになる模様(see here)。
XQD規格は、CompactFlash Association(CFA)が7日に発表したばかりの新しいメモリカード規格で、来年2月9日から横浜で開催されるCP+ 2012で展示されると云う。となると、D4がXQDを採用する最初のカメラと云う事になりそうである。このXQDは書き込み速度125MB/秒以上を目標にしていると云うからプロ向けの高速タイプと云う事になる。サイズはCFの43mm×36mm×3mmに対して38.5×29.8×3.8mmと、縦横はひと回り小さくなるが厚みは0.8mm増しである(see here & more)。
コンシューマ向けのDSLRではSDに比べて高価なCFは敬遠され、今ではD7000クラスまでSDカード使用となっている。D4と同時に発表される可能性が高くなってきているD700の後継機、D800はCFとSDのデュアルスロットであると伝えられているが、今後、プロ機はXQD、セミプロ機がCFそして普及機がSDがスタンダードとなり、機種によってはXQD & CF、XQD & SD、CF & SDのダブルスロットもあり得ると云う事になるのだろうか。
ここで気になるのは、11月30日に報じられた「サンディスク、ソニー、ニコンは30日、プロフェッショナル用デジタルイメージングに向けた「次世代高速メモリカード仕様」を共同で策定し、標準化団体のCFA(CompactFlash Association)に提案」と云うニュースとの関係である(see here)。この規格はインターフェースの速度理論値である500MB/秒の転送速度を想定していると云う事なので、125MB/秒以上とされるXQDの3倍の以上のスピードと云う事になる。
36MPのカメラが登場しようと云う時代だから、より高速転送可能なメモリカード(規格)が望まれているのは事実だが、規格の乱立でユーザーが戸惑わさせられることだけはなんとしても避けて欲しいものである。
例によって記事本文と何の関係もない今日の一枚は、すみよしの森の紅葉。先週で見納めかと思いましたが、今日もなかなかのものでした。