「ラジオライフDX」創刊

三才ブックスから「ラジオライフDX」創刊とのニュース。

 

懐かしいだけじゃない! 受信&アマチュア無線の“いま”を伝える電波系マガジン創刊。ベテラン読者さんには往年の雰囲気を味わってもらい、若手の読者さんには逆に新鮮に映る。出戻り組も大歓迎の電波系マニアが待っていた1冊。

 

だ、そうだ。携帯電話とインターネットの普及であっという間に廃れ、過去のものとなってしまったアマチュア無線ですが、こういう雑誌(年4回発行。ムック形式か)が創刊されると云う事は、かつてKing of Hobbyと云われたアマチュア無線に復活の兆しがあると云う事なのだろうか。

 

19951月に発生した阪神・淡路大震災の際には固定電話回線が大きな被害を受けて使用不能となったのに対して、本格的普及期に入ったばかりの携帯電話がその存在感を大いにアピールし、その後の防災関連会議では、携帯電話による連絡網作りが盛んに議論されたりもしたが、郷秋<Gauche>は、携帯電話は利用者が少ない普及期であったから有効に機能しただけで、「一億総携帯電話時代には回線がパンクする」と、その手の会議に出席した時には主張していた。

 

案の定、3.11大震災では基地局施設が被害にあった地域以外でも、通信が集中したために電話がかかりにくい状態が長期間続いた(郷秋<Gauche>が愛用するPHSはその特性から比較的つながり易い状態が維持された)。3.11では大きく報道されたものを見かけなかったような気がするのだが、こういう災害の時に活躍するのがアマチュア無線なのである。

 

持ち運びが可能でバッテリー稼働可能な機器が多い事(車載状態の物も多い)こと、アンテナなどの設備が比較的簡易で壊れても修理が簡単、ちょっとした知識があれば、その辺りに転がっている針金で自作することも可能なことなどから、もっとも災害に強い通信方法(形態)であることが云われて久しい訳だが、携帯電話とインターネットで常時、通話・通信出来ることが当たり前の時代に入って、そのことが忘れられてしまっていたようである。それを思い出させてくれたのが3.11大震災であったと云う事だろうか。

 

 

例によって記事本文とは何の関係もない今日の一枚は、この時期の定番。売り積もった落ち葉の小径を歩く郷秋<Gauche>。撮影場所は恩田の森Now1218日版の4枚目の写真の雑木の並木道です。

コメント ( 0 ) | Trackback (  )