故郷の山並み

郷秋<Gauche>が子供の頃には家の外に出るとすぐに見えた奥羽山脈南端の山並みが、今ではすっかり見えなくなってしまいました。国道4号線のバイパスができ、片側二車線の新しい道路が西に延び、スーパーマーケットやらユニクロやら携帯電話の店やらが立ち並んでいます。

 

かつては実家のある辺りが郡山の街の西端であったものが、宅地が更に西側に広がり、西側2km程の所にある大槻町とつながってしまったようです。その結果、実家の辺りからは山並みが見えなくなってしまったのです。帰るたびに寂れて行く故郷を見るのは辛いかもれないけれど、犬と一緒に駆け回った田んぼが、帰るたびに少なくなっていくのは、それはそれで寂しいものです。まっ、生活する上では便利になってはいるのですが。

 

 

と云う訳で、今日の一枚は、結局2kmも西に歩いてようやく見えてきた田んぼと奥羽山脈南端の山並み。この山の向こう側に猪苗代湖があります。その湖岸まで郡山市が続いているのですが、郡山市街地とは違い、冬の間はずっと雪に覆われる、会津地方となります。

追記:「出身地」の定義は結構曖昧なものかも知れません。出生地と云えば、生まれた場所ですからこれは特定できますが、出身地と出生地は違う。出身地と故郷もまた、微妙に異なる場合もあるでしょうね。郷秋<Gauche>の出生地は福島県白河市。小学校3年まで白河で過ごし、郡山市に転居しています。Facebookのプロフィールにも出身地は郡山市としていますが、白河か郡山か迷った末、実家があり帰省する場所として郡山市とした次第です。

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