パナソニックがサンヨーのデジカメ事業売却へ

 お気づきになられた方は鋭い。めったなことでは「デジカメ」などと書いたりしない郷秋<Gauche>が「デジカメ」と書いているのだ。目にタコが出来る程書いている自説を曲げて、「デジカメ」などと云う安直かつ美しくもない省略形を使った訳では無い。「デジカメ」はサンヨー(三洋電機)の登録商標なのである。つまり、サンヨーが作るデジタルカメラこそが正真正銘の「デジカメ」なのであるぞ。

 と、そんな(普通の人には)どうでも良い話はおいて置くとして、今日の話題はサンヨーの親会社たるパナソニックがサンヨーのデジカメ事業を売却しようとしていると云う話しである。既に自社ブランドのデジカメ生産・販売からは撤退しているサンヨーだが、報道によればオリンパス等向けのOEM生産は継続しているのだと云う。オリンパスの「コンデジ」、Vシリーズ辺りは多分サンヨーのOEMなんだろうな。

 しかし、寂しいね。オリンパスだの○○○○だのとブランド名が麗々しく書いてはあるけれど、その中身はA社のデジカメもB社のデジカメも同じなんだよ。まぁ、クルマの世界じゃ「バッヂエンジニアリング」と呼ばれる、エンブレム違うだけのOEM車がもう30年も前からあるからね。はるかに小さくてプラスチックで成形するだけのカメラのボディシェルは、供給先向けにそれぞれ少しずつ違うものを作ることも出来る。見かけは少し(だけ)違うけれど中身はどれも同じだなんて、寂しいね、つまらないね。そんなカメラは欲しくない郷秋<Gauche>であるぞ。

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