弁護士太田宏美の公式ブログ

正しい裁判を得るために

ウサマ・ビンラディン殺害作戦

2011年05月05日 | 海外事情

ウサマ・ビンラディン殺害作戦をオバマ大統領は
秘密部隊に命令したのですが、

あらためて外国の指導者の厳しさが示されました。

ワシントンのホワイトハウス作戦司令室の写真が公開されましたが、
緊迫の様子が伝わってきます。
念入りに準備もしていたようです。

一方菅総理は、初めてだから・・・と自己の対応のまずさを弁解して
いましたが、
いろんな場合を想定して、対策をとるべきでしょう。
それでも、想定しないことはおこるのです。

また、戦闘の様子をリアルタイムでみていたというのですが、
原発事故の早い段階で、このようなことができれいたら、
もっと違った展開になったと思います。

オバマ大統領が、総司令官としてこのような厳しい対応ができるかどうかに
ついては大統領選でも、大きな争点になっていましたが、

やらなきゃいけない立場になれば、やはりやったということです。

いつも最悪を想定し、危機管理をするからこそ、極限に追い詰められたときに
初めてであっても、対応ができるのです。

非常事態宣言をだすことすらできない日本の指導者と
大きな違いです。

アルカイダの報復等は予想されますが、
全体としてはプラスになるように思います。

今、中東ではチュニジアに始まった民主化の動きが大混乱にありますが、
リビア等で示された西欧の断固たる支援の姿勢も同じ思想のもとに
あります。

日本もこれら西欧の指導者たちと同レベルになりたいものです。

自己決定の厳しさ、それがあるかどうかが、指導者かどうかの
メルクマールです。