弁護士太田宏美の公式ブログ

正しい裁判を得るために

台風による帰宅困難?

2011年09月21日 | 自然災害

台風15号が東京を通過ししたようです。

丁度、帰宅の時間でした。
私も急いで帰るべきラッシュしました。
幸い?地下鉄に飛び乗り、良かったと安堵したのですが、
次の駅でストップです。
地上で25メートル以上の風が吹いたので、安全確認の
ためということでした。
地上の風と何の関係?などと考えていると、また25メートル
以上の風、今度は10分ほど、そのうち15分ほどと長くなる
ばかりです。
車内は身動きがとれないほど混んでいます。

息苦しくなって、外に。
銀座線が動いているというので、歩いてそちらへ・・
ところが、駅に着いた途端に銀座線がストップ。

もうどうでもいいやというわけで、近くで時間を潰すことにしました。

同じような人と、もちろん全く知らない人ですが、もちろん女性です。
相席をして、飲みながら、おしゃべりをして時間つぶしです。

結局3時間かかりました。普段であれば20分かせいぜい30分の
ところです。

2時間以上も車内で立ったまま運転再開を待っていたという人が
ほとんどでした。
ほんとうに我慢強いですね。

ただ慎重はいいとしても。どこまで?という疑問は残りました。


児童虐待について 英米の市民の考え方

2011年09月21日 | Law&Order

Law&Orderのシリーズ15の11話をみて
ディードの他人のための犯罪を思い出しました。

児童虐待は常習的になり、しかも家庭内で起こることが
多く、実際に事件になった時には取り返しがつかないことが
多いようです。
日本ではまだそれほど多くはありませんが、英米では
深刻な社会問題になっています。

Law&Orderの場合はカウンセラーが被告人になっています。
検察は警察に報告すればといいますが、
実際にはこういう犯罪者の場合、巧妙なので警察に報告しても
何もできないはずなのです。

ディードでも無罪になりました。
Law&Orderでも無罪になりました。
これが陪審制のいいところでもあり悪いところでもあります。
アーサー・ブタンチ地方検事が、陪審員に代表される市民が
「凶悪犯に法は無力と考えている」というのは
そのとおりです。
こういう問題に「答えがない」というのは真実です。
やはり、地方検事が「要は被害者が死に値するかどうか」が
ポイントだと弁護士の言葉として紹介していましたが、
そういうことなのだと思います。
ただし、これは市民の感覚です。
私は、どちらかというと市民の感覚を大事にしたいと思います。

また、今回はビデオを証拠として提出するかどうかについて
メリット・デメリットが議論されていました。
実際、何を証拠として出すか出さないかは極めて重要なことです。
弁護士の中にはそういうことに無頓着な人がいますが、
それは法曹として失格なのです。

何か決まった事実がある訳ではありません。
見通しを立てながら、徐々に真実に近づいて行くのです。
そういう作業が検事たちの内部でのやりとりで明らかにされています。

弁護士としての訴訟活動を考えるにあたって勉強になることが
たくさんあります。