映画版をみて職業柄気になったことがあります。本質的なことではないので、
どうでもいいといえばそうですが・・・
1 判事が普通の服装であること。
アメリカでは(日本も同じですが)判事だけは法服を着用しています。
昔はそうではなかったのでしょうか?
2 被害者の証言後、検事は「The state rests.」と言っていますが、字幕は
「証人は休憩を」となっていましたが、これは検察側の立証は終了ということです。
多分、被害者(検察側証人)が弁護側の反対尋問の最中に取り乱したので、その
ように解釈したのでしょうが、判事はきちんとアティカスに反対審問が終わったことを
確認しています。そのうえで、検事にどうするのか(つまりほかに証拠があるのか)を
聞いたのです。その答えが「The state rests.」なのです。
ですから、次は弁護側の反証段階となり、被告人の証人尋問をすることになっていった
わけです。
3 またappeal を再審と訳しているのも気になります。上訴としてほしかったですね。
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私には法廷ドラマというよりは、父の弁護士の仕事を通して現実の社会を学び成長していく
好奇心旺盛な一人の女性の父との交流の物語のように思う。ノスタルジックな感じの残る
映画でした。