妻一人 子一人 と 一匹

2005.9.26 『妻一人 子一人』としてスタート
2010.3.18、2021.8.28、2023.3.26 改変

結局のところ・・・

2016年02月14日 22時08分28秒 | Weblog
昨年、開催された「日本アニメ(ーター)見本市」とかいう企画に参加した
新進気鋭のアニメ作家さんたちや、新人アニメーターさんの奮闘ぶりに密着した番組を見た。

出てくる人たちみんなが「エヴァやりたい」と口にする。
いわゆる「新世紀エヴァンゲリヲン」を見て、育った人たち。
私は、初回放送からだいぶ後になって全話鑑賞し、旧劇場版の結末にガッカリした一視聴者である。
ストーリーのことしか頭に入って来ないから、アニメ作品としての素晴らしさについては、よくわからない。
でも、その番組に登場してきた若い人たちは、口を揃えて「エヴァ」「やっぱエヴァ」という。

「社会現象」と呼ばれるほど多大な影響を与えたアニメのようだが、私にとってはそれほどでもない。
確かに、次の日のことなど考えず、深夜遅くまで見てしまうほど大変面白い作品だったが、
かといって、DVDで全巻集めるとか、何が何でも劇場に足を運ぶというほど心酔はしなかった。

もちろん、番組上の演出はあるのだろうが、画面から伝わってくるアニメーターさんたちの情熱は、
並大抵なものではなかった。
新入りアニメーターには、動画担当から原画担当になるための昇格試験があることも知った。
ここで驚いたのは、新人アニメーターの中に「上智大学経済学部卒業」という肩書きの人がいたことだ。
旧知のアニメーターさんなんか、専門学校中退だというのに・・・。
その高学歴の持ち主は、めでたく昇格試験に合格していた。
そんないい大学出身なら、もっと別のいろんな道が開けるのでは、と思うのだが、
アニメにかける情熱と学歴は関係ないのね。

「大変興味深い内容だった」とは言い難く、番組内で紹介された作品の中で、
「これは観てみたい!」というものはひとつもなく、つくづく自分とああいう世界の間には、
大きな壁が存在していると改めて感じさせられた番組だった。


自分にとっては、全く無駄ともいえる90分間・・・。

一応ブログのネタになったから、まあいいか。









2 コメント

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無駄にさせないためにも、私がコメントをするしかないwwww (SHK)
2016-02-14 23:55:45
私が少年の頃、時にして80年代w、アニメやゲームというのは、映画監督、小説家、芸術家、バンド等、アーティストとして大成できなかった若者が、その夢をなかなか捨てきれず、まだヨチヨチ歩きだった、アニメやゲームに、未来と夢を感じ、「なんとなく、こっちの方が面白いかもwやっぱ、俺、こっちだわw」と、ゆる~い気持ちで足を踏み入れる感じにみせつつも、、その当時の世間に認知されている映像・文学作品に対抗して、採算度外視で、一石を投じる鬼のような勢いもあったと感じておりました。
あっ、でも、その一石を投じる作品の中にも、認知されている(旧)作品へのリスペクトもちゃんと感じられたし、オマージュとか、インスパイアされている箇所も、当然多々見受けられてました。
(あと、漫画に関しては、手塚治虫で、なんというか、認知されている感じはあったかなぁ。漫画はよいけど、アニメとゲームは、ダメみたいなwwなんだこの差はwあくまで今までの文章は、全て私見ですw)

当時は、なんというか、子供向け=低俗=親にバレると、恥ずかしい=いい年して、まだそんなことしてなにやってんだw、早くそんな馬鹿なことしてないで、一般企業に入社しなさいwと、怒られる、という図式も子供ながらに感じてました。
影山ヒロノブは、KAGEとか、織田哲郎は、TESTUとかも、その表れだったとか?違うか。

しかし今や、その80年代に一石を投じた若者たちの夢は大成されたのか、アニメ、ゲームも、世間的に、いや、今や世界が認めるクールジャパン(^^)流行語を使ってみましたが、もう古いでしょうかw
それほどまでに、認知されたものになったのだなーと思います。

こうして、今や、大卒採用、昇格試験ですか…。
もうなんかホントに一般の民間企業みたいだ…。
きっと、入社した瞬間、10年後のビジョンとか問われて、入ってから、こうしたいとか、野心に満ち溢れた姿を見せなきゃ、ダメなのかなぁ。
色んな事に挑戦して、全て見渡せないと、上になれないぞ、とか、言われるのかなw
これだと最高に、つまらない企業w

企業として、商品タイアップに、経営戦略、携帯、オモチャ、車、飲料水、等々メーカーや、専門学校と提携して、モチツモタレツのズブズブの関係を保ちつつ、ガンダム、ドラクエのビックネームをバックに、安定化させ、どーやったら儲かって次に繋げるか、そんな事考える人がいて、情熱のある若者を安く使い…、まぁ…、そんな中でも、作品も絵も、今の方が断然凄いんだけど、気持ちが入らないのは、やっぱり歳なんだなぁww

ならば、逆に、今なら、”おもねる”を断ち切った、売れない映画、小説、芸術作品、バンドの方が、面白いかなー、と思ったけど、やっぱり、日活映画と、昔の音楽、アニメ、SFに、走ってしまうw

もうこりゃ歳じゃなくて、病気だw
精神の病んだ、病人と付き合うと思って頂けると、話は早い。

という事で、今年も、私は「温故知新」を掲げ、当時の作品に、まだ何か面白いものはないのかと、昔を穿り回しますので、今後ともよろしくおながい致します。

この辺を踏まえて、第二回居酒屋勝での対談「アニメ編」で、よろしくおながいします。
という、お誘いの文面でございました。
ニイヤマ先生は、呼びしましょうかw
では、また。
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お待ちしておりました。 (gettyon)
2016-02-21 13:40:02
久々に自分のブログを閲覧してみました。
長文らしきものが目に入り、炎上したのかとwww

「温故知新」
素晴らしい言葉です。

私のお粗末なボキャブラリーで表すなら、かつては決して、日の目を見ることのなかったサブカル的なものが、過剰なまでに次々と市民権を得ていくというのが、
現代なのではないでしょうか。

いや、90年代からずーっと感じていることです。

これだけ情報が氾濫しているので、取捨選択がとても重要になってくることでしょう。


というわけで、第二回神楽岡会の議題が決まったようです。

彼はきっと60分も持たずに退散することでしょうwww


では、今週も「山下達郎サンデーソングブック」をテレビ内蔵のアプリで聴いてから、アパートに帰ります。
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