妻一人 子一人 と 一匹

2005.9.26 『妻一人 子一人』としてスタート
2010.3.18、2021.8.28、2023.3.26 改変

なんとかなっちゃう

2016年01月31日 18時14分51秒 | Weblog
島田紳助が、俗に言う「黒い交際」とやらで、芸能界から引退したとき、

「あの人がテレビから消えるたらどうなっちゃうの?」

と、あまりテレビを見ていない私でもそう思ったが、結局どうにかなってしまった。


今年になって、解散騒動やら不倫騒動やらで芸能界のニュースで毎日賑やかである。

渦中のタレントにはそんなに思い入れはないから、一連の報道合戦を存分に楽しませてもらった。

「紳助引退騒動」のことが頭に残っているので、これらのニュースについて共通して思ったのは、

「この人たちがいなくなっても、どうにかなっちゃうんだろうな」ということである。


芸能界も政界も、私の職場でさえも、誰かいなくなったって少しの間だけ周りが困るだけで、

時間が経てばどうにかなってしまう。代わりになる人はいくらでもいるものだ。


SMAPは解散しなくてよかった。

ベッキーはもう旬の過ぎたタレントってことだろう。再浮上はいつになることやら。


甘利前大臣がいなくても、TPPもなんとかなってしまうのだろう。









糸の切れたオジさん

2016年01月29日 21時51分27秒 | Weblog
住宅ローンの支払いが始まった。

一昨年からのマイホーム建築のドタバタがひと段落し、

残すところ雪融け後の外構工事のみとなった。


完成までの一年半、やはり気を張っていたのだろう。

緊張の糸がプチーンと切れてしまったらしく、最近はなにをやるにも身が入らない。

まさに、心ここにあらず。

じゃあ、どこにあるのかといえば、どうやら新居のリビングのソファーの上とか、

階段を上った踊り場のマッサージチェアの上にあるらしい。


新居で通常の生活が始まるのは、次男の卒園式、長男の修了式が終わる3月下旬。

子供の頃、3学期が早く終わらないか待ち遠しかった。

42歳の今、再びそんな心境である。






朝ドラ、昼ドラ、大河ドラマ

2016年01月23日 22時24分54秒 | Weblog
「録画してまで見るほどでもない」という意見が多いことだろうが、

NHKの朝ドラ「あさが来た」と、フジ系列の「新・牡丹と薔薇」は、

毎日録画(月~土、月~金)して、毎晩寝る前に見るのが私の日課となっている。

先週から、大河ドラマ「真田丸」が始まった。これも毎週録画。

大河ドラマを見るのは、同じ三谷幸喜脚本の「新撰組!」以来である。


たしか、まだVHSビデオデッキで録画していた頃だった。

ということは10年くらい前か。


10年ひと昔というが、つい最近のような気がする。

これって、やっぱり年取ったということなのだろうか・・・

金、かね、カネ

2016年01月21日 21時55分52秒 | Weblog
前回の更新から数日後、「金閣寺」を読了。
事件を忠実に再現したドキュメンタリーなのかと思いこんでいたが、
それは間違いで、事件を題材に三島由紀夫のアレンジを加えた
さしずめドキュメント風の青春物語であることが、後になってわかった。

兄夫婦は引越しの日まで2週間ちょっとということで、バタバタと忙しいようだが、
我が家に至っては、引越し完了までまだ2ヶ月ちょっと時間があるので、のんびりしたものである。
今週末も、車に積める程度の荷物を運んで、日曜日、日が沈まないうちに帰宅する。
それにしてもアンテナ工事代、カーテン設置代、外構工事代、月々のクレジットカードの支払と
次から次と出費がかさむ。予定していた中古の軽自動車の購入は断念することにした。
車なら4~50分のところを、バスとJRで90分の通勤時間。
次の転勤まではこれで我慢して、その間はひたすら貯蓄に励む。

カネが貯まれば…の話だが。


さて、次は確定申告だ。

認識と行為

2016年01月17日 21時49分57秒 | Weblog
数ヶ月前から三島由紀夫の「金閣寺」を読みはじめたが、まだ読み終わらない。

新潮文庫の裏表紙の解説にはこうある。
『1950年7月2日、「国宝・金閣寺消失。放火犯人は寺の青年僧。」
という衝撃ニュースが世人の耳目を驚かせた。(中略)ハンディを背負った宿命の子の、
生への消しがたい呪いと、それゆえに金閣の美の魔力に魂を奪われ、ついには
幻想と心中するに至った悲劇・・・。(後略)』

確かにそんな内容だ。
しかし、私にはこんな高貴な解釈はできない。

「早く燃やさないのかよ・・・」

どうして燃やす気になったのか。
で、どうやって火をつけるのかそればかり気になって仕方ない。
全十章あるうち、第七章の最後で主人公はようやく決意する。
・・・ここにたどり着くまでが長かった・・・

第八章になると一転して、私の興味を引く展開となった。
金閣に放火すると決めたの吃音の主人公と、内反足の友人との議論。
世の中を変えるのは「認識」だと主張する友人・柏木と、
金閣を消失させることで、世界を変えようと決意した主人公は、「行為」こそが
世の中を変えるのだと主張する。

養老孟司にかぶれている私は、ここでピンと来た。的外れかもしれないが・・・。

”認識するのはヒトの脳であり、行為(=行動)を司るのもまた脳である。”

相反することを議論していると見せかけて、実は二人に同じことを言わせているのか?
三島由紀夫といえば、割腹自殺する直前、軍服姿で演説している映像しか知らなかったが、
こんな面白い本を書いていたんだなー、とちょっと見方が変わった。

しかしここからまた主人公はグズグズして、なかなか放火に踏み切れない。
なにやってんだよ!意気地のないヤツめ。燃やせ!早く燃やせ!!

映画「タイタニック」では、冒頭からディカプリオと相手の女優の甘いラブストーリが延々と続くのだが、
私はすぐに飽きてしまい、「もう色恋沙汰はいいから、早く沈まんかい!」と、心の中で叫びながら
見ていたことを思い出した。もう二度と見たくないあの映画は。


「金閣寺」、残りあと十数ページ。