先週の土曜日に放送された「キングオブコントの会」、いろんな思いが湧き出てきてうまく書き表せないまま一週間がたってしまった。
ようやく頭の中でまとまってきたので、書いてみたいと思う。
「キングオブコント」という番組を、開始時間から全部見るようになったのはここ2年くらいである。
歴代の優勝者を見ると、現在テレビ番組の第一線で活躍されている方がほとんどだ。
ネットフリックスで過去の「M-1グランプリ」を無料体験期間中にすべてチェックしたことがあった。
「キングオブコント」も、どこかのサブスクで過去の回を配信していないものだろうか。
その歴代王者または決勝進出者の方々が一堂に集結し、新作コントを披露するという「キングオブコントの会」。
もちろんどのコントも面白かったのだが、やはり私の一番のお目当ては審査委員長でもある松本人志さんによる、テレビでは20年ぶりとなる新作コントだった。
お笑いに限らず、昔夢中になっていた番組でも今見てみるとそれほどでもないという経験は多々あるので、もしかしたら”懐かしい”という
感覚しか起きないかもしれない・・・と少し気になっていたが、これがとんでもなかった。
「おめでとう」と「管理人」
どちらのコントにも、松ちゃん演ずる狂人が登場してくるのだが、最後にはその狂っているハズの人物に心惹かれてしまっているという点では
共通していると思う。※私個人の感想です。
「おめでとう」は、オールスターキャストのような豪華な顔ぶれの集団コント、「管理人」は松本さんご指名の後輩と二人だけのコントだった。
私のツイッターのタイムラインに、リアルタイムでその番組を見ているらしい芸人さんのツイートが流れてきた。
「面白く羨ましく悔しい。それはもう頭が破裂するほどに。」
おそらくは、自分もあの集団コントに参加することができたなら・・・!という強い気持ちの表れなのかもしれない。
私も頭が破裂するんじゃないかってくらい笑い転げていた。それに加えて内臓がひっくり返ってしまうかってくらいに。
そして私も羨ましかった。人前に出て何か面白いことができるような才能はないけれど、あの番組の制作に少しでも関わることができたなら、
もう死んでもいいってくらいの気持ちになっていたことだろう。
でも私の場合「悔し」くなることはなく、とてもうれしい気持ちになったような気がした。
テレビ画面に映っている人たち全員、生まれも育ちも現在の暮らしも何から何まで違うのに、
あのころの毎週日曜8時には、自分と同じ番組を見てゲラゲラ笑っていたのだ・・・なんてことを考えると、
それだけで最高に楽しい気分になれたのだ。
ホントにいいモノを見せてもらった。高画質で録画しておいてよかった。編集して保存版にしておこうと思う。