竜宮窟の見学は、内部だけでなく外側からも散策路を回ることで出来ます。散策路は、直径約50メートル程の天窓の周囲を巡って一周しており、上図のように洞窟内を見下せます。
天窓の周囲の崖面は、いまも少しずつ崩落しているようで、赤茶色の崖面は真新しい感じです。また崩れ落ちそうな雰囲気です。何年か経てば、天窓も拡がるのでしょう。
竜宮窟のある岩礁は一つの岬となっていて高さもあり、散策路は頂上まで続きます。
頂上には祠があります。海神を祀っているのでしょう。
周囲の眺望は素晴らしいです。南側の田牛海水浴場を見ました。
北側の田牛海岸です。こちらも海水浴場の範囲ですが、砂浜が狭くて岩礁が多いです。
内側に戻って竜宮窟のハート形の洞窟全体を見下ろしました。左側が、先ほど内部を見学した洞窟ですが、右側は崩落により埋まってしまっているようです。
散策路からは、ずっと右手に大海原の碧い景色が広がります。
沖合に一隻の船影が望まれました。南方より帰投した復員輸送艦の航空母艦「葛城」でしょうか。 (アホかお前は)
ぐるりと回って北側から再び見下ろしました。この角度からは、片方の内部が見学出来る洞窟しか見えません。
北側からは、御覧のように田牛海水浴場の北エリアが見えます。
珍しい天然のサンドスキー場です。長さは45m、幅が100m、傾斜角度は30度の、自然現象で出来た砂の傾斜堆積層です。砂の頂上まで登って、一気に急滑降している海水浴客が見えました。
いいところですね。暑さはピークでしたが、潮風が強かったので、むしろ涼しくて過ごしやすかったです。伊豆ジオスポットの一つで、志摩リンは訪れましたが、他の皆は行かなかったようです。 (続く)