さかげんさんで「プラウダ高校」の雰囲気を楽しんだ後、上図の日野屋石油店に行きました。大洗において最も「継続高校」の雰囲気が楽しめるお店です。
久しぶりの訪問でしたが、予想した通り、「継続高校」の雰囲気はより濃くなっていました。
なにしろ、店先のウインドーの最上段が、ガルパンイラストで占められてギャラリーのようになっています。
大洗ではよく知られている、地元のあのお方の作品ですね。
ウスヤさんにも沢山飾ってありますが、イラストの構図と配色が豊かなのは、こちらのお店に多いかもしれません。ミッコという一人のキャラクターを軸にして、これだけ豊富なイラストを考えて展開出来るパワーは大したものです。ネット通販で稼いでいるアマチュアイラストレーター以上の力量があると思います。
店内にもイラストは多いですが、こちらは複数のファンからの寄贈品が主です。
ですが、イラスト以外の関連グッズやフィギュア類も多彩に揃っています。ミカの居る民宿浅野丸にもこのぐらいは揃っている筈ですが・・・。
戦車プラモデルの寄贈品展示に関しては、完全にこちらのお店が群を抜いています。質量ともに、南の梅原屋や桜井食堂に匹敵する内容です。間違いなく北の横綱クラスですね。
ここでの特色は、全てが徹底して継続高校チームの車輌に仕上げられていることです。周知のようにアニメよりもコミック版においてチームの所有車輌が数多く登場していますが、ここでの陳列品はその殆どをカバーしています。
こういう構成内容のガルパンプラモデル展示は、大洗においてはこのお店でしか見られません。一つのチームの車輌にとことんこだわった寄贈展示というものが、こんなに迫力があるものなのか、と改めて感心させられます。
お店の方の話によれば、これらのプラモデルは、ほぼ一人の方が作られているそうです。道理で作風や塗装のタッチなどが共通していますね。
そして、ほぼ全ての車輌が、劇場版のBT-42と同じ冬季カラーで仕上げられています。フィンランドグリーンおよびグレーの基本色の上に白をマダラにかぶせた感じです。
つまり、コミック版における作中車群の多様なカラーというのは、一切考慮されていないわけです。
なので、見事なくらいに、大部分の展示品が同じ塗装カラーでまとめられています。一つのチームとしての存在感が大きく浮かび上がってきます。一見したたけで、継続高校チームだ、と分かるような存在感ですが、こういうのが大洗の他のお店の戦車プラモデル展示には無いのです。
上図の、ケースにおさまっているBT-42が、このお店で初めて拝見した寄贈展示品でしたかね・・・。
BT-42は最上段にもう一個置かれていましたが、それよりも陸上自衛隊の新型戦車までが継続カラーで仕上げられているのが目を引きます。もはや完全に二次創作の世界ですが、全然違和感を感じさせないあたりはさすがです。一つのチームに徹底して特化すれば、設定に無い架空の戦車を混ぜてもむしろ同化してしまうので、展示全体をより引き立たせる要素に転じます。
なので、センチュリオンやT-28重戦車やソミュアS35が並んでいても、みんな継続カラーですから、すっかり溶け込んでいます。実に楽しい、見応えのあるガルパンプラモデルの数々です。
惜しむらくは、これ以上の陳列が難しくなってきている点ですね・・・。 (続く)