GLOBE-TROTTER

東京で世界を感じる(衣・食・住?)BLOG

あのJILLが東京駅に!!待ち合わせ&乗り換えで行けちゃう♪大衆ビストロジル@東京

2018-07-22 12:40:11 | RESTAURANT-FRENCH

東エリアの皆さーん!朗報です!!
気軽で美味しいビストロ、大衆ビストロジルが東京駅ナカ(改札外)に
オープンしましたよー(嬉)!

目黒店オープンしてすぐ伺ってからお気に入りのビストロジル。
自分のブログで確認したら、2013年6月!初回しかブログに書いて
なかったけど、何度もリピートしてます♪)

その後、新店舗や新業態のオープンが相次ぐもほとんど西エリア、
もちろんオサレビストロは目黒や恵比寿がお似合いだけど、下町住人
としては、そんなオサレビストロの東エリア出店を今か今かと
待ち望んでたワケですよ。出来るなら雰囲気的に八丁堀とか日本橋かな?
なんて妄想していたら、まさかの東京駅ナカ!!さすがです!


仕事が押して遅刻気味で東京駅着、先に着いてた旅の先輩(多忙な先輩を
お待たせして申し訳ありませんーっ!!)から「"東京グルメゾン"の場所が
ちょっと分かりにくいかも。気をつけてきてね」連絡を頂いていたので
駅着までに、必死で調査。

駅ナカってよく来てる駅だと油断するけど、何しろ巨大ターミナル駅の
東京駅なので、油断大敵!!事前調べの八重洲北口(大丸の方)を目指して、
駅員さんにも再確認。

「東京駅一番街」カテゴリーなのですが、"一番街"は主に地下&かなり広いエリアを
指しているので、駅員さんに聞くときは「東京グルメゾン」の場所を聞きましょう!


ルートは、八重洲北口改札→1階 TOKYO ME+(トウキョウミタス)の上階に
上がるエスカレーターor階段→上がったところが2階"東京グルメゾン"。
上がったら、パッと見渡せるのでお店の場所はすぐ分かりますよ!


そんなこんなで駆けつけ1杯は、JILLおなじみのなみなみスパークリング


"ヒラマサと加賀太きゅうり、ういきょうのなめろう"

猛暑の毎日にさっぱりと食欲を掻き立ててくれるさっぱりした旨味が
嬉しい♪スッキリ辛口スパークリングにも合う~。


"焼きとうもろこしのムース コンソメジュレ"

この時期、メニューで見たらオーダーせずにはいられないトウモロコシ
メニューJILLの夏の定番。この後も考えて1つのつもりでオーダしたら
なんとデフォルト2つでこのお値段(¥480)!ありえないコスパはさすが!!

このトウモロコシの甘さはボールいっぱい食べられちゃう!とはいえ、
甘ったるさはないのでこちらも火照った身体を冷製ムースでクールダウンに。


"グラス白:ランチ32 モントレーシャルドネ"

学生時代、友達が留学していたモントレー。懐かしいなとオーダーしてみました。
程よい酸味と樽香が好きなタイプ♪くいくい進んじゃうタイプ。


"熱々アンチョビキャベツ"

お店に入った時から気になってた香ばしい香りの正体はコレ!
ジュージュー音を立てながらサーブされます。
野菜不足と箸休めにピッタリ。


"超粗挽き!スパイシーケフタ"

モロッコ帰りの先輩が目敏くチェックしてたスパイシーケフタ。
私も中東系のスパイシーなソーセージが大好きなので、2人で
取り合い笑。暑い日は暑い国の料理がやっぱりハマる!!


"シェフ厳選 今週の肉&無菌豚肩ロースソテー(ハーフ)"

JILLといえばお肉!この日も豪快に赤姫牛の内腿をミディアムレアで。
赤身肉と豚肉で夏バテ予防も?!どちらも食べたくて悩んでいたら、
ハーフオーダーも快く受けてくれるので、とりあえず聞いてみましょー!




"今月のストウブ飯:穴子の赤ワイン煮込みと新ゴボウのビストロ飯"

この日の大ヒット!!赤ワインを甘く煮詰めて作られた穴子のタレはそれだけでも
ご飯が止まらない間違いない味だけど、添えられた味変アイテム新生姜の
みじん切りもヤバい!!

ここは先輩にがっつり混ぜ混ぜしていただいて…私は食べる係。
新生姜の歯ごたえや辛味が甘いタレと相まって、「もうお腹いっぱーい!」とか
言いながらもちろん完食!!コレはオニギリにして持って帰りたいわぁ~。


さすが東京駅!サクッと飲んで出る人からオフィス街ならではの職場飲み会
グループなどなど。使い勝手が良すぎて、今までなんでなかったの??と思って
しまうような人気っぷり!!集合&乗り換えしやすさ抜群のアクセスは間違いなし!
夏休みの帰省シーズンもちょっと時間が合えば地元を離れた友達にも合えるかも♪
と早速リピートを企んでます。

大衆ビストロ ジル 東京店居酒屋 / 東京駅大手町駅二重橋前駅

夜総合点★★★☆☆ 3.7





普段使い出来るワインとナチュラルフレンチダイニング Craft WINE N(クラフトワインエヌ)@麻布十番

2017-02-08 19:51:02 | RESTAURANT-FRENCH

『リヨン帰りのシェフ×生産者に拘ったワインが面白いお店!』
と、いうことでワクワクしながら伺ったのは麻布十番の住宅街にある
CraftWINE N


そんなワインダイニングは麻布十番から行くと新一の橋から赤羽橋方面へ進み、
富麗華を曲がって狸穴公園を右に入った住宅地に温かな灯りで
出迎えてくれています。

実は、去年の12月にオープンしたばかりのコチラのお店!
開店祝いの胡蝶蘭が初々しい

駅的には、大江戸線の赤羽橋からの方が若干近いかな。
駅からアクセスなら複数路線ある麻布十番も便利だし、東京タワーの足元から
お散歩がてら行こうかなという気分の時は、赤羽橋・・・くらいの距離感です。


路地裏にある半地下のお店は、隠れ家みたいで無条件に♪
レンガ色の壁とオリーブの木が目印です。


店内はプライベートな半個室(この日はこちらでワイン会だったそう!)や
カジュアルなテーブル席にキッチンが望めるゆったりしたカウンター席もある
全23席。


カウンターがあるお店なら出来るだけカウンターに座りたい派!!
まだ開店間もないお店ですが、近く働く人やご近所さんのリピータさんも多く、
1番人気のカウンター席はすでに争奪戦なのだとか!しっかり人気席を
予約してくれた友達に感謝です!


新しいお店というだけでも興味津々!!今回座ったシェフズテーブルみたいな
カウンター席も座りやすい椅子席ですが、同じくソムリエを反独占?!出来る
もう1つのカウンター席はなんとソファ席!これは寛いじゃうわ~。
(ちなみに個人的にポイント高いと思ったのは、このキャパのお店では珍しく
お手洗いが男女1つづつあったこと。小さな事ですが、この気遣いが嬉しい!)

キョロキョロしながらも毎度の泡でスタート♪


新しいお店ということで、シェフのおまかせコース5皿(¥5,000)に
オススメのワインペアリングセット(3glass 70ml ¥2,800~)を
お願いしました。

メニューを見たときは、比較的シンプルなお料理のイメージでしたが
これから出てくるお皿に驚かされっぱなし(笑)!!


"アミューズ:燻製鴨肉 ブルーチーズとフランボワーズソース・薄焼きパイ生地に
南仏ソースと呼ばれるタプナードにトマトと玉ねぎ、イトヨリ乗せ"



小さなアミューズからきちんと作り手の愛情を感じられるスタートで
ワインもぐいぐい進んじゃいます!


そんなわけで1杯目は、スペインのビオワイン
Bodega Marañones Picarana(ボデガ・マラニョネス・ピサラナ)
ブドウの品種はアルビーニョ。大好きなアルバリーニョと名前は似ているけれど、
また別物だそう。初めて飲んだ品種です!果実味と蜜のようなこっくり感は
しっかりめだけど1杯目にもイケるスッキリ後味が面白い!




"冷前菜:鮪のマリネ エスニック風"

鮮やかな盛り付けに目が奪われます。クスクスの上にアボカドペースト、
上には美味しそうな焼き目がついたグリルされた鮪がon。
パクチーのソースがアクセントのさっぱりとした一皿。


温かい前菜に合わせて赤投入 
穂坂マスカット・ベリーAコールド・マセレーション

※コールド・マセレーションとは、日本では低温醸し法と呼ばれ、
原料ぶどうを除梗破砕後、発酵を開始する前にタンク内で数日間
低温浸漬し、その後発酵を行うことで風味成分の抽出を促進させる
醸造方法


元々鹿児島で焼酎の酒蔵として有名な会社が洋酒部門として山梨・石和温泉で
始めたワイナリーだそうで、そんな生い立ちから他のワイナリーでは珍しい
コールド・マセレーションのような製法なんかにもチャレンジしているという
面白いワイナリーのモノ。こちらの赤、グラスを口元に近づけただけで
『えっ??綿あめ?!』なんてビックリするくらい甘い香りなのに、口に含むと
スッキリドライという、チャレンジングなワイナリーの面白いワイン!




"温前菜:仏産パンタード胸肉のポワレ 伊予柑と蕗の薹"

こちらが、今回のコースの中でも一番印象に残った一皿。
パンタードはホロホロ鶏。プリフィクスなどでメニューに上がっていると
ついつい頼んでしまう女子多し?!

見た目シンプルなポワレですが、完璧な火入れはもちろん、
伊予柑の酸味に加え、甘酸っぱい香りとキャラメリゼの香ばしさに
パウダー状の蕗の薹が苦味をプラス。

あっさりジューシーなお肉に表現力のあるソースたちのマリアージュが
たまりません!


さらにこちらのワインリストがまた面白い!!

まるで旅行のアルバムを見ているような写真がいっぱいの
ワインリストは、こちらのシニアソムリエが去年の夏に
訪れたドイツのワイナリーの数々。

"クラフトワイン"を謳っているだけあって、生産者を訪ねてワインになる
ブドウの育てられ方や作り手の様子も一緒にこのワインリストから伝わって
くるようです。普段、リストを見てもブドウの品種と産地くらいしか分からず
(汗:それも好きなのしか覚えられないし)結局ソムリエの方にお任せに
しちゃうことが多いけれど、こちらのワインリストは思わず『このワイン、
どんな味だろう?』と気になるワインがいっぱいで、実際にワイナリーを訪れた
ソムリエの方に生産者の方のお話が伺えるのもすっごく楽しい♪


CATENA ALAMOS(カテナ・アラモス)CHARDONNAY

アルゼンチンのシャルドネ。樽香がしっかり香るバランスの良いワイン。
アルゼンチンにこんな美味しいシャルドネがあったとは!!


Jean Marc Monnet Dom. Châtaignier Durand Juliénas
(ジャン・マルク・モネ ドメーヌ・シャテニエ・デュラン ジュリエナ)

ボジョレーの濃厚な赤は、メインのお肉にピッタリ。
普段赤はあまり飲まないけれど、これくらい濃厚なのが好き!


"メイン:鶉のファルシ"

ぎゅっと身の詰まった鶉は、濃厚なマデラソースで。
同じく濃厚赤と相性抜群!繊細なお肉を一口一口味わえます。


"お口直し:みかんのグラニテ"

この一口がこの後のデザートへの素敵なアプローチに。


"デザート:ショーソン・オ・ポム"

熱々のアップルパイは、ナイフを入れると香ばしいりんごの香りが
漂い、満腹のお腹にもついつい進んでしまう魅惑のデザート。
ラムレーズン風味の生クリームがまた絶妙で、正直¥5,000のコースで
こんなに凝ったデザートが出てくるなんて感激です!!

最後の最後までしっかり作り手の気持ちが伝わるお料理に、他では
馴染みのない面白くて美味しいワイン(結局ペアリングコースにグラス
追加しちゃったくらい)が楽しめる素敵なお店でした。

ちなみにアラカルトもビックリなお手頃価格(がっつりメインでも
¥1,000~¥2,000以内)。ボトルワインも、他じゃもう少しするよね?と
思わず計算高くなってしまうくらい(苦笑)良心的な値付けでみんなで
ワイワイ飲んでもらうもよし、1人カウンターでメインとグラスワインのディナー
なんて使い方も出来ちゃう!!ご近所さんが羨ましい!いや、私もすぐまた来ます!!

Craft WINE Nビストロ / 赤羽橋駅麻布十番駅神谷町駅

夜総合点★★★☆☆ 3.9



東京で味わえるN.Y.の味と日本のおもてなし Jean-Georges TOKYO@六本木

2015-08-09 20:33:56 | RESTAURANT-FRENCH

N.Y.が大好きで毎年通ってた20歳前後、とにかく行くのがやっとで食事に贅沢なんて
出来なかったけど、そんな中でも『是非行くべき!!』と聞いて頑張って予約して行った
Jean-Georgesは、当時の私にとって初めて食べたフレンチ×アメリカな創作フレンチで、
今でも思い出すとあの時の感動が蘇ってくる…
15年前の私の中でN.Y.で1番インパクトのあるレストラン
(当時Parsonsにデザイン留学していた同じく"普段、食事に(お金は)掛けられないけど、
N.Y.をこよなく愛す"友達から『今一番N.Y.を感じられるレストランだから是非行って!!』と
熱弁された懐かしい思い出です)

N.Y.のJean-Georgesは、オープンから20年近く経った今でもN.Y.の人気レストランとして
ミシュラン3つ星を10年以上連続受賞、N.Y.タイムズ紙、Zagatに掲載し続けているお店。
一時の流行りかと思われた独特の創作力が、長い年月を掛けてもはや新しい料理のジャンル
として現地で確立しています。

といいつつ、最近はニューオープンのレストランよりも好きなお店に何度も行きたい派。
歳ですかね…(苦笑)。

だけど去年、Jean-Georges TOKYOが六本木ヒルズのけやき坂にオープンすると聞いてから
ココには絶対行きたいっ!!とずっと思っていたので、ようやっとの1年越しの訪問です。

東京店のシェフは、N.Y.のお店で日本人で初めてスーシェフとしてJean-Georges氏の右腕と
なったシェフだと聞いてさらに期待が高まります!!

場所は、アルマーニとマイケル・コース(隣はヴィトン)の間。ヒルズにはちょくちょく来てたけど
けやき坂通るのはかーなりご無沙汰だったので『ココに出来たんだ!!』とかなり新鮮でした。
通り沿いなのでタクシーでも来やすいし、麻布十番駅からぶらぶら歩いてくるのも有。


重厚な扉の開くと1Fは全席シェフズテーブルと言っても過言でないライブ感を味わえる
カウンター席が14席、2Fはテーブル席になっています。

キッチンとカウンター席はどこまでもフラットで、吹き抜けの天井の効果もありカウンター席(1F)、
テーブル席(2F)とキッチンの全てが同じ空間でフレンチには珍しい造りですが、聞くと
日本の"割烹料理"のスタイルを取り込んだ東京店だけのコンセプト。言われてみれば
私たち日本人にはお馴染みのスタイル!調理や盛り付けの全てが目の前で行われる
確かな自信と安心は、さすがです。

カウンターテーブルも程よい奥行きで、物理的にも気持ち的にもキッチンの雰囲気が感じられて
いながら、一緒に食事する人との会話もしやすくてすごくイイ!!

今回は、8 Course JG Summer Tasting Menuとワインは、8 Course Wine Pairing
にしました。1杯目はシャンパーニュ(N.V. Billecart-Salmon Brut)。


"メロンと胡瓜のガスパチョ"

アミューズブーシュとして出されたガスパチョは、よく見掛けるトマトベースではなく
鮮やかなグリーン。ミントやレモングラスの爽やかさにパッションフルーツの酸味が絶妙で、
メロンや胡瓜をほんのり感じてつつ、後から加えるベリーの甘酸っぱい後味まで…
ほんの一口サイズなのに複雑で奥行きのある味わい!!

ミントを使うと少量でも他のスパイスが効かないくらい"とにかくミント"の主張が強い単調な
お料理になりがちですが(実はちょっと苦手)、JGはミントを下ごしらえして使用しているので
他のスパイスや食材を引きたてる絶妙な"爽やかさ"として、この後にも登場するのですが
普段苦手なだけに、こんなに複雑で美味しいミント味があるなんて!!と始終感激(涙)。

特に、蒸し暑い東京の夏にはこの爽やかさは最高でした!!
(さすが"Summer Tasting Menu")


最初に出てきたパンがスコーン、というのはかなり珍しい。

ちょうど初めのパンは、ゲストはお腹が空いて来ているので普通のパンよりバターを効かせた
スコーンでお腹を落ち着かせてくださいね、という配慮だそうです
もう、いくつでも食べられるくらい美味しいから止まらない食欲を抑えるのが、
寧ろツラい(苦笑)。その後のクルミのパンも美味!!

この8皿のコースは、かなりボリュームがあって一緒に行った友達は、メインでかなり
苦しそうだったので、パンは美味しくても控えめに(私は全部完食でしたけど(笑))。


ペアリングの白1本目は、ソムリエが惚れこんでその場で120本買い占めたという
2008 Sancerre, "La MD de Bourgeoise" Henri Bourgeois。

この1杯目が本当に美味しすぎて、買い占めたのを分けて欲しい…。
ペアリングのワインは、その日のお料理にはもちろん、お天気などによって
ソムリエの方がチョイスしてくれるので、かなりオススメ!!(しかもお得)




"エッグトースト キャビアとハーブ"

サンドされているのが、プチトマトにしか見えませんが大分県の自然卵"蘭王"という
栄養価の高い卵を低温でじっくり1時間半ほど加熱して出来たこのなめらかな食感。

ナイフを入れるとトロリと絡んでくる黄身と太っ腹盛りキャビアのほどよい塩気(コレも
絶妙!!)にピッタリです。ちなみにJean-Georges氏、キャビアの盛りにはうるさいそうで
神々しくちょこんと乗せるのはNGで、しっかりたっぷりが基本!!なのでお店の経営を
圧迫させないレベル(もちろんコースの価格設定にも)、かつ料理の塩気としての本業の
役割を果たすべく量が増えてもほどよい塩気のキャビアを常に世界中で探しているのだとか。
すでにスターシェフとなってもこの探究心も20年以上第一線で活躍するシェフならでは。




"真鯛のカルパッチョ(グリーンチリ、ピスタチオ、ミント)"

テーブルに運ばれてきてから、最後に掛けられる淡路島産オリーブオイル。
香りが華やかでキラキラしたオイルは、あっさりとした真鯛の身とナッツやミント、
自家製グリーンチリとを馴染ませる最高の引き立て役。

ここでも美味しいミント使いに唸る…。


こんなに臨場感のある景色も会話のエッセンスになって、とっても楽しい♪


"チャードコーンラビオリ チェリートマトとバジル"

アメリカ料理で多用されるコーンやポテト、大好きです。
そのままでも甘いコーンがたっぷりのソースに、ラビオリの中には炭火で焼いた
コーンがたっぷり。甘さの強いコーンにバジルの大人なソースがgood。


2本目のさっぱりした白を飲みながら…


"大粒ホタテとカリフラワー ケッパーとレーズンエマルジョン"

私の中では、今回のコース1番のお皿。とにかくケッパーとレーズンのソースが今まで
食べたことのない奥深くて不思議で後引く味わい。ケッパーをこんな風にアレンジできる
なんて驚きでした。う~ん、すごい!!(しか言えない)

コチラのお料理は、N.Y.でもよく出される定番メニューだそう。



"甘鯛の鱗焼き ユリ根 ラデッシュとセサミのソース"

サクサククリスピーに揚げ焼きされた山口・萩産の甘鯛の鱗部分とほっくりとした身の
食感が素晴らしい逸品!!香味だけでなくすりごまのコクも合わせたソースもピッタリです。

手前のラベンダーの蕾を一緒に口に入れると口の中が一瞬でプロバンス(笑)。
揚げ物&濃厚なソースの後味にさっぱりとしたスパイス。

3本目の白は、大好きなMEURSAULT。


"飛騨牛のシアード サマースクワッシュ ハバネロチリバター"

噛みしめるほど味わい深い飛騨牛は、鉄板焼きで焼いた後に炭火でじっくり
(カウンターから観察)。チーズで包み揚げされた黄色ズッキーニは、水分がぎゅっと
逃げずにジューシーなまま味わえます。珍しいハバネロのソースが斬新で、これまた
日本の暑い夏にピリリと効きます。


"バジルパンナコッタ サマーベリー ブルーベリーのソルベ"

ドライストロベリーのパウダーが掛かって可愛らしいパンナコッタは、
真っ白なのにしっかりバジルの大人味。


"プティ・フール"

ヌガー、柚子のプリンのセミフレッド、フランボワーズの餅粉、西京味噌のキャラメル
プティ・フールまでJGらしい日本を取り入れたひとひねりの一粒。

食後の飲み物は、珈琲、紅茶、ハーブティーから選べます。


カウンター席でシェフとの距離が近く、お料理のお話はもちろんN.Y.店や
Jean-Georges氏のお話しも聞けて、このおしゃべりもお店の良さが一段引き立つ
スパイスに。さらにお料理が出来上がってから提供されるまでが早いので、作っている
シェフたちも最高の状態でサーブできるのが本当に嬉しそうでした。

お料理は特にミントやハーブの使い方が絶妙で本当に上手、こんな風にミントやバジルを
味わえてとても感激しました。Jean-Georgesの味を日本の気候や食材をよく知る
日本人シェフが引き継ぎ、割烹スタイルでのおもてなし…。また季節を変えて、伺いたいな。

大切な人と美味しくて楽しい時間を過ごす為に知っておくべきマストなレストランです!

Jean-George Tokyoフレンチ / 六本木駅麻布十番駅乃木坂駅

夜総合点★★★★ 4.3





毎日通いたくなる!!大衆ビストロJILL@目黒

2013-07-24 22:10:00 | RESTAURANT-FRENCH

最近すっかり新しいお店<<<行き慣れたお店になりがちでしたが、美味しいもの好きなお友達のオススメとあれば!!やっぱり新しいお店もいいーーー目黒駅にほど近い『大衆ビストロJILL』さらにコチラのお店、大ヒットでございました!!あぁ、近所の人が羨ましい…。

『ごめんなさい、先に飲んでて…』の友達からの連絡で、時間前に来ていた私は早速駆けつけ泡一杯、いただきまーす♪日本酒みたいに桝を受け皿にナミナミ注いでくれます。蒸し暑い日の1杯目にピッタリの辛口スパークリング。ゴクゴクイケル(危険)


カウンター越しにお店のワイワイした雰囲気は"大衆ビストロ"、周りの方のお料理を見るとかなりボリューミーながっつりお肉系から〆のご飯モノやおつまみにピッタリなポーションのモノまで幅広く本格的なビストロ料理+ビストロでは珍しい食材も!!オーダーするのに目移りしちゃうほどですが、飲みながら『どれにしようかな~』とメニューを見たりお店の方からオススメを聞いたりする時間が大好きなので友達待ちの時間も全く気になりません


"まるごと1個!!トマトのピクルス"

とりあえずさっぱりしたモノ…とオーダーしたトマトのピクルス。トマトの酸味と甘みが程よく残ったピクルスは、夏バテ気味の疲れた体に沁み入ります(笑:二日酔い対策にも◎)。


"スモーキーポテトサラダ"

お店で燻製にしたじゃがいもとベーコンの香ばしい事と言ったら!!さらにつぶしたじゃがいもには、細かく刻んだいぶりがっこまで!!コリコリした食感とスモークの香りがたまりません!!1つ1つがしっかり味なので、薄味好きな人には、少し味が濃いかもしれません…とお店の方が言っていましたがワインやビールと一緒ならいくらでも進んじゃう危険なお味。『1人1つでもイケたよね?!』と言っちゃうくらいハマりました。


テーブル席はゆったり。2人は基本カウンターへご案内の模様(この30分後にはほぼ満席!!)。
ガラス張りの外は地下の飲食街?!なのですが、入ってしまえばビストロの雰囲気

店内はカウンター席を囲むようにテーブル席が配置され約50席ほど。伺ったのは週頭の月曜日でしたが早い時間でも1,2席を残してほぼ予約で満席、予約なしで来た人は予約時間までの時間限定で…などと言われていたので早めの予約必至!!ちなみに全席喫煙可なのでどうしようかな…と思ったのですが、予約時に聞いたら『(予約時に喫煙するか聞かないので)確約はできませんが出来るだけ煙の来ない席にご案内しますね』と言っていただけてカウンター席のすでに着席している喫煙していない方たちの間に入れて貰えました。予約が早い時間だったので融通を効かせてくれたようで有難かったです(遅い時間は難しいと思うので、とりあえず早く行きます!!分煙にしてくれたらもっといいのになぁ…)


"JILLサラダ"

たっぷりパクチーに豚の耳や砂肝が入ったボリュームたっぷりサラダ(ハーフサイズ)。
ドレッシングとの相性もばっちりでこれも美味!!フルサイズでも良かったかも。


"鴨胸肉のロースト"

いろんなメニューが気になってメインは頼まずにあれこれオーダーしようと思っていたのですが『限定4皿!!』の文字に鴨好きな私の食指が動いてしまいました(笑)。牛や豚のお料理はハーフに出来るモノもあったのですが、鴨肉はフルサイズのポーションでローストするのが1番美味しいので、ハーフはNGということで他は控えめにすることに。ジューシーな鴨肉にぶどうとマスタードのソースを付けていただきます。鴨ローストはフレッシュなフルーツのソースやジャムで食べることが多かったけれど、こちらのソースはそのまま食べると"ぶどうとマスタード"味なのに鴨肉につけると"お味噌"の様な味わいに(面白い)!!

〆には"レバパクペッパー飯"(レバーとパクチーご飯、お腹いっぱいだったのですが〆が欲しくて…お茶碗1杯分なので2人でシェアでちょうどいい量)や"JILLハイ"(生姜と柚子のサワー)などなどオリジナルメニューをアレコレオーダー。途中混んできたので予約時にも言われた『2,5H制』が適用されそうになりましたが、テーブル席の方々が帰られたのでなんとか回避時間にビクビクしてしまって、ワインは全てグラスにしてしまいましたが(ゆっくりできるなら)出来ればボトルで飲みたいので次回は早めにボトルオーダーが良さそうです。


目黒駅西口出てすぐの目黒通りを少し下ったビジネスホテルの地下なので少し分かりづらいですが、駅からすぐです!!(三井住友BKの向かいの道、"薬のヒグチ"の脇を入って階段で地下へ)

お料理も面白い組み合わせで美味しい発見があったり、お店の方がとてもマメに声を掛けてくれたりと友達待ちしてる間に泡2杯分も(笑)おしゃべりに付き合ってもらったりと早速お気に入りのお店になりました!しかもかーなりリーズナブル!!このコスパを考えると『2,5H制』も致し方ないか…。2人なら小さなポーションのお料理をつまみながら、4人くらいで来ればメインなどもいろんなお料理が楽しめそう次はいつ行こうかな♪

大衆ビストロJILL

大衆ビストロ ジルビストロ / 目黒駅不動前駅

夜総合点★★★★ 4.0



■ぐるなび ページ■


新しい世界の旅 reverence(レヴェランス)@広尾・天現寺 その2

2011-09-18 23:59:52 | RESTAURANT-FRENCH

その1の続き…

↑の写真は目にも舌にも1番に印象に残った美しいお料理。



"シャコと桃 冬瓜のヴルーテとミントのオイル"

フレンチで"シャコ"は、お初でした。ミントのオイルが爽やかで、シャコ×ジューシーな旬の桃×ミントの意外な組み合わせをしっかりまとめてくれています。


この日のワインはオススメで1杯目は、白サンセール。


"ドンブ産グルヌイユ 飛び込む情景"

1枚目の写真のお料理は、まさに一目見た瞬間頭に浮かんだ"水辺のカエル"。
お皿を真っ白なキャンバスに見立てて、お料理や盛り付けが絵のように美しいお料理には度々お目に掛かることがありますが、コチラのお料理はテーブルに運ばれてきた瞬間にカエルがチャポンッと蓮の池に飛び込んだような躍動的な一皿。

仏・ドンブ地方はリヨンの北北東。家と道路以外、沼や池だと言われるくらいの湿地地帯で、この地の名物はそこに生息する鯉やカエルだそう。"カエル"と聞くとついイメージしてしまってちょっと引いてしまう方も多いかも?!チキンのようにあっさりとしていてとても美味しいですよー!私は、中国留学中に学食でも街でもよく食べておりました

そんなカエルをフレンチで頂くのは、これまたお初。なんとあの動き出しそうなお皿は、食材そのままのモノ!!
本場フランスでは、ささ身のようなあっさりとしたややパサつきのあるしたカエルの肉はバターでソテーにしたり油で揚げてジューシーに食べることが多いそうですが、レヴェランスではカエルの肉に豆乳を混ぜ滑らかな食感に。ぷりっとした歯ごたえを残しつつ、透明のシジミのスープで程よい塩気のアクセント。


この日の2杯目(メモ失念)


"トウモロコシの全てについて・・・"

このお料理も楽しく美味しかった1品。

温かいヤングコーンは、髭までイケます!添えられたフォアグラと一緒に食べれば、コクも+(バターのようにとろ~り溶けてしまいます)。さらに乾燥させたトウモロコシ(粒)は、カリッとした歯ごたえにぎゅっと凝縮されたトウモロコシの甘みがたまりませんグラスに入った琥珀色のスープは、この乾燥トウモロコシを作った時に出来たモノだそうでこちらにもギュギュッとトウモロコシの旨みが詰まっています。

大好きなトウモロコシを、ここまで余すことなく頂けるなんてスゴイ


"鱸とズッキーニの木洩れ日"

このイマイチな写真では、お料理が全く伝わらないですね薄ーーくスライスされたズッキーニと重なり合うポイントは、まさに"木漏れ日"ふわっふわの真っ白な鱸とのコントラストが綺麗。


"リードヴォーのムニエル マカデミアンナッツとバナナのソース バスクのブーケ"

リードヴォーはふんわりとムニエルで、とっても柔らかくて口に入れるとほろっととろけそう。甘みのあるフルーツのソースとの相性まさにブーケのような色とりどりの野菜たちの下には、赤唐辛子の空洞にカイエドブルビという羊のミルクの凝乳が詰められています。プリンのようなチーズで普段食べる羊のチーズよりもクセがなく食べやすかったです。


3杯目は、メインに合わせて赤のシャンベルタン。


"ブレス産鳩のロースト 茄子のパスティス風味とソースサルミ"

これまた"鳩"も、留学時代に行った当時ポルトガル領だったマカオで初めて食べました(ポルトガル料理?!だと思って食べに行った記憶ですが、今回調べてみたらポルトガル料理としてはあまりhitしませんでした)。
独特の臭みと引き締まったお肉は、噛みしめるほどに旨みが口いっぱいに広がり、さらっとした赤ワインベースのソースが味をしっかりまとめてくれます。


"食後の飲み物各種"

コーヒー2種、エスプレッソ2種に紅茶やハーブティーだけでも15種類!!
フロアに置かれたこのワゴン、ずーーっと気になっておりました♪

このずらりと並んだお茶たちを目の前に、軽快なリズムで次々ご紹介してくれます。


"アヴァンデセール"マンゴーのシブースト ~北風と太陽~"

どのお皿も、ネーミングが素敵濃厚な甘いマンゴーのシブーストの上には、ズブロッカとヨーグルトのシャーベットであっさりと。


"グラン・デセール"ショコラレヴェランス ~マルコポーロ~"

ホワイトチョコレートとアールグレイのムースが層になったムースをスパイスたっぷりのチョコレートパウダーでコーティング。スパイシーとチョコレートって合いますよね!私的にはさらにスパイシー強めがハマりそうです。


"お誕生日プレート"

このスペシャルディナーの数日前に誕生日だった私。サプライズで登場した可愛らしい"ふきだし"カットのプレートでグルメなお二人にお誕生日のお祝いをして頂いてしまいました当然、誕生日の話などしていなかったのですがfacebookのプロフィールで気づいてくれたそうで…すごく嬉しかったです!!!ありがとうございました


あの食後ワゴン登場から迷いすぎの時間でしたブレンドもOKと言うことだったので、ダージリンにダマスクローズを浮かべてローズティーにしてみました。いい香り~。


プティフール 夏ミカンのタルト、アーモンドのプラリネ


とにかく居心地がサービスとお友達のお家に招かれているような温かみのあるダイニングと、次か次へと運ばれる美しいお皿の数々。お話し上手なオーナーソムリエさんから伺う、新しいシェフと作ったお料理にインテリアのお話なども聞けて、とても楽しかったお食事会。新しいシェフになってからの今後もますます楽しみです

p>レヴェランス フレンチ / 広尾駅白金高輪駅

夜総合点★★★☆☆ 3.5