GLOBE-TROTTER

東京で世界を感じる(衣・食・住?)BLOG

2007年 トルコの旅 やっとイスタンブール その6

2008-04-19 23:59:40 | TRAVEL-2007 TURKEY

えーっと1年(以上)ぶりのトルコ旅行記、思い出しながら書いてみます(苦笑)。



前回のカッパドキアから首都アンカラを経由してイスタンブールへ(旅メモによると約450kmって日本だと東京からどれくらい??)。長い長いトルコ半周バスの旅もやっとこ最初に降り立ったイスタンブールに戻りました。毎日6時間以上の移動はさすがに大変だったー日本からイスタンブールまで直行便でも到着が夜なので、1日目はホテルが郊外だったこともあって外に出ることもなく翌朝、早朝移動だったのでやっとイスタンブールの街が見られるととっても楽しみでした♪

お昼頃到着して、お昼の後はブルーモスクへ。名前の通りドーム型の屋根と内側が鮮やかなブルーで彩られたモスク。6本のミナリット(塔)があるのはこのブルーモスクだけ(正式名称は"スルタンアフメット・ジャーミィ")。ブルーモスクの敷地内に入ると庭園やお祈りのために手を清める水場も。


どこのモスクも床も綺麗な絨毯なので靴を脱いでモスクの中へ。綺麗なとにかく天井が美しく上ばかり見ていて、首が痛くなるほど本当に綺麗で見とれてしまいます。


こちらはブルーモスクの向かいに建つアヤソフィア(というかアヤソフィアに対抗して?!建設されたのがブルーモスクだそうです)。こちらはこの日は外観のみで、翌日中に入りました。

他にも19世紀半ばまでオスマントルコ帝国の歴代スルタンの居城であったトプカプ宮殿にも行ったのですが写真失敗こちらには、多い時は1000人以上の女性が生活していたというハレム(ガイドツアーでないと見学が出来ず定員・時間制の為見学出来ず)や現在展示室になっている部屋では各国から送られた宝石・陶磁器などが並んでいました。


この日のお楽しみはグランド・バザール 現在はいわゆるお土産モノ屋さんばかりですが、貴金属やカーペット、ランプや水パイプに民族衣装などなど。文字通り網の目のように通りや路地が通っていて、しかも同じ様なお店が固まっているからちょっと歩いただけで迷いそう…3万㎡、4000~5000軒の店あるといわれるマーケットのほんの一部しか見れなかったけど(迷いそうだから!)素敵なランプ屋さんがいっぱいあってかなり欲しかったー壊れそうで買えませんでしたが、とりあえず交渉したら約8000円⇒約2000円くらいになったかな?これが相場かどうかは不明です

ずぅーっと地方周っていたから、ここで初めて日本語ぺらぺらなトルコ人の人たちに遭遇。他の国だと『マーケットでの日本語はとりあえず避ける』ということもあるけれど、ここではほとんどのお店の人が日本語話すから逃げられませんと、いっても慣れてるせいかお店の人もしつこくないし、交渉も意外とあっさりしたもので(『○○じゃないと買わない!』と言っても『じゃあ、売らない』みたいな(苦笑))逆に観光客には気軽に色々見れてよさそうです。集合時間もありメインの通りから1本づつ離れるに連れて人も減ってくるので、戻れる程度に進んでは戻って…と非効率な周り方してました

この日のトルコ最後の夜、ディナーはベリーダンスショーを見られるレストランツアーの食事もこれで最後!!以前、ベリーダンス発祥のエジプトでも見ましたがトルコの踊り子さん方がスリム(って感想でスイマセン)行ったお店は『Gar(ガル)』というトルコ最古のミュージックホールで、1100人収容できるというすごく広いホールでした。ベリーダンスの他にもアナトリア民族ダンスやナイフ投げなども。世界3大料理にも数えられるトルコ料理もツアーでの食事は単調で残念ながらイマイチでしたこの日のディナーもそんな感じでしたがショーはなかなか面白かったです

つづく…


2007年 トルコの旅 カッパドキアの奇岩群 その5

2007-04-16 23:59:53 | TRAVEL-2007 TURKEY
カッパドキアの続き・・・(忘れた頃に


この日は何日か振りに気球が飛んだそうでとてもラッキー、他のバルーン会社もいくつか飛んでいました。とにかく見渡す限りのこの奇岩群は、気球から見るのが最高!!気候などにも左右されやすいけど、機会があったら絶対オススメです!!

ここらで、私たちはツアーの時間になってしまったので途中で(山の中!車が迎えに来てくれてました)降ろしてもらい車でホテルへ。気球はまた飛んでいきました(すっごく残念)たぶん40分くらいしか気球には乗れなかったけど、上空から見るカッパドキアに大満足でした。ちなみに、カッパドキバルーンズではツアー後にシャンパンで乾杯&朝食ビィッフェのアフターパーティ?が付いています。コレも楽しみだったんだけどなぁ・・・(一緒に気球ツアーに参加したのは韓国人親子とトルコ人親子とアメリカ人1人。韓国人親子は前日韓国からイスタンブールに着いて、飛行機でカッパドキアに着いてばかりとか。これから20日間かけてゆっくりトルコを回るそうで、私たちの強行ツアーの工程を聞いてビックリしてました(苦笑)。)


ホテルに戻ると意外とのんびり(急いで帰ってきたのにー)他のホテルに泊まっていた同じツアーの人たちもバスから降りてみんな写真を撮っていました。私たちは慌て気味に合流したので、撮り忘れてしまったけどホテルから見える鳩の谷が素晴らしかったとか。ホテルの朝の風景もゆっくり見たかったなぁ・・・(唯一、素敵なホテルの朝食も食べそびれでもパンとチーズ貰ってきちゃいました(笑))。

バスで有名なキノコ岩を見に行きました。


ギョレメの谷。ここからの風景も


ギョレメの谷の横のお店で、伸びるアイスクリームドンドルマが売っていましたさすがに冬は普通食べないそうですが、観光客用に営業しているみたいです(大撮影会)。味はミルキーみたいな優しいミルク味。


おまけに、トルコの魔除けのお守り目玉ことナザールボンジュの木(?!)。ギリシャでもよく見たけど、トルコの方が熱心なようでお土産屋さん以外でもツアーのバスにも大きいのが飾ってあったし、普通の車の荷台にも大きく書かれていたりしていました。



2007年 トルコの旅 カッパドキアで気球に乗る その4

2007-03-25 16:02:08 | TRAVEL-2007 TURKEY
・・・ずいぶん間が開いてしまいましたが、トルコの旅の続きです。


今回のトルコ旅行でのメインイベントはこのカッパドキアで熱気球に乗ること
(前回のアンコールワットのなんちゃって?気球とは違います!!)

カッパドキアは、標高1000メートルを超える中部アナトリア地方の高原に、100km²近くにわたって岩石地帯が広がる台地。キノコや煙突のような形の奇岩が林立し、巨岩がそびえる景観はまさに自然の驚異!!こうした地層は、数億年前に起きたエルジェス山の噴火によって、火山灰と溶岩が数百mずつ積み重なった凝灰岩や溶岩層となり長い年月をかけ侵食された結果、硬い部分だけが残り現在のような不思議な岩の形を作り出したのだそう。

前日の到着は夜だったので、そんな奇岩群の様子は全く分からなかったのだけどこの日は早朝からカッパドキアの全貌を知るべく?熱気球で上空からの観光へ。今回参加したツアーのオプションでもあったのだけど、希望していたバルーン会社でなかったため個人で申し込みました。カッパドキアでのバルーンツアーで評判の良いカッパドキアバルーンズ(英語のみ。今回は日本語で申し込めるSAKURA TOURで申し込みました。ツアー外でのオプションだったのでツアー観光の出発時間が間に合わなかった場合、自力でツアーに合流しなくてはならなかった為、安心の日本語で。出発前にメールのやり取りもとても丁寧でした。)


AM6:00にホテルに迎えの車が来て、カッパドキアバルーンツアーズのオフィスまで。ツアーの添乗員さんもガイドさんも『冬は天候が不安定で気球が飛ばないことが多いですよ』と言っていてかなり諦めモードだったけど迎えが来て安心(当日ツアーが行われない場合、ホテルに連絡が入ります) バルーン会社では温かいチャイやクッキーなどを頂きながら他の参加者(この日は7人でした)を少し待ちツアーに出発

バルーン出発スポットには、すでに先発隊がバルーン準備に取り掛かっていました。



ものすごい勢いのバナーの熱で気球がどんどん膨らみます。待っているだけでは、寒いのでみんなでお手伝い(気球の近くにいる方が温かいので(笑))。
前日までいた地域とは、打って変わって見渡す限り雪景色。早朝出発のバルーンツアーなので、防寒はしっかりと。(特に飛ぶまで雪の上にいるので、足元が結構寒かったです


初めての気球は本当に静かで揺れることもほとんどなし。まさに空を飛んでいるような感じで気持ちいいーあっという間にこんな高いところまで!!


こんな変わった岩にも近づいて見れるのは気球ならではそれにしても自然に出来たとは本当にすごいなぁーとつくづく関心してしまいます

カッパドキアはまだまだ続きます・・・




2007年 トルコの旅 コンヤ→洞窟ホテル(カッパドキア) その3

2007-03-06 23:59:18 | TRAVEL-2007 TURKEY


この日は大移動日パムッカレからコンヤ(約410km)、コンヤ→カッパドキア(約230km)。
8日間一緒に旅をしたバスです。(サービスエリアで洗車中)
(事故があってから1日の走行距離が規制されたそうですが、運転手さん1人でずっと運転されていました。本当にお疲れ様でした

バス自体はとても快適で、移動の間もトルコ人ガイドさんが通り道の小さな村の話やトルコについてガイドブックに載っていないようなことを話してくれるので思っていたより退屈しなかったです

特に興味深かったのは、トルコもイスタンブール以外はかなり保守的で田舎の村では本人同士が式の日まで顔を合わさないまま結婚することも当たり前だそう。女性は14歳とか15歳で結婚をして家事も畑仕事もこなすにも関わらず、男性は昼間からカフェでチャイを飲んでばかり・・・と聞いてバスの窓から村のカフェを見るとどこもおじさんばかりでお茶してました(笑)
また別の村では独身の女性のいる家は、家の煙突に空き瓶を置くのが『結婚相手募集中』の目印だそうで(!!)本当に小さな村(通り過ぎるの10分くらい)の家の煙突のあちこちにコーラの瓶や牛乳瓶が!!しかも瓶の種類によってコーラはスタイルがいいとか牛乳瓶はぽっちゃりとかまであるそうです(笑)。←車中からの写真はどれも失敗してしまいました

こんな小さい村やパーキングエリアでのお買い物も楽しかったのでバスの旅もよかったのだけど、滞在時間の短い旅行中は移動に何時間も割いてしまうことになるのでやっぱり時間を優先したいかなぁ~


この日、唯一の観光はコンヤメブラーナ博物館。イスラム教の一派で音楽と踊りによって神と一体化することを目指すメブラーナ教の教団の創始者メブラーナの霊廟、僧院、修行地だった建物。アタチュルクの政教分離政策の命令によって教団は解散し、現在博物館となっています。



床は繊細な柄の絨毯がひきつめられ、天井の彫刻や壁の模様などもとても美しかったです!しばしぼぉーと眺めてしまいました。



中にはメヴラーナの棺やムハンマド(モハメッド)のあごひげを入れた箱、大小さまざまな珍しいコーランなども展示されていました。写真は、世界で1番小さなコーラン。

メヴラーナ教の踊りは円錐形の帽子と、くるくる回るにつれて丸く広がるスカートのような衣裳が特徴。今回のトルコ行きに際し見た映画でも登場していたので本物見てみたかったなぁ(ずっと見てたら飽きちゃいそうだけど??年に1度だけコンヤのスタジアムで儀式を見ることが出来るのだそう。イスタンブールでもポスター見かけたので時間が合ったら見れたかも


この日のホテルはカッパドキア名物?!の洞窟ホテルATAMAN UCHISAR KAYA HOTEL(アタマンウチヒサールカヤホテル)に宿泊。

去年出来たばかりというこのホテルはピジョン・バレーに面した奇岩を利用した洞窟ホテル。到着が夜、翌日は早朝気球ツアーだったのでホテルの外観の写真が撮れませんでしたが自然に溶け込んだ素敵なホテルでした。こじんまりとしたお部屋だけど、天井が高くて圧迫感ナシ、TVも液晶でバスルームはとても使い易くてアメニティも豊富!やっと安心してお湯がためられるバスタブでゆっくりお風呂にも浸かれて気持ちよかったーお食事も含めツアー中1番良いホテルでした

今回のツアーは全泊5つ星ホテル指定(洞窟ホテルはオプション)でしたが、旅行会社に問い合わせると『トルコ政府公認5つ星は日本の4つ星、田舎だと3つ星くらいになります』とのこと。イスタンブールやアンカラのホテルは日本の5~4つ星並だったけれど、言われていたとおり田舎エリアはちょっと寂しいホテルでしたそんな中、この洞窟ホテルはヨーロッパのプチホテルみたいでとっても可愛かったです



2007年 トルコの旅 エフィソス→パムッカレ その2

2007-03-05 01:00:23 | TRAVEL-2007 TURKEY

翌日は宿泊していたアイワルクからエフィソスへ(約250km)。エフィソスの遺跡はまだ世界遺産になってはいないそうですが、とても保存状態がよい美しい遺跡です。紀元前11世紀に建設されたという非常に古い遺跡なのですが下水道が完備され、公衆トイレや公衆浴場あり大理石の道ありの現在の街の見本のよう!10ヶ所ほどの見所の説明を受けながらゆっくり歩いて1時間半ほどかかる、大きな遺跡です。

写真はケルスス図書館。2階建てで、1万2000巻の書物が保管されていたそう。中は平屋状態ですが所々に図書館の後を見ることが出来ます。ちなみにこの図書館の向かいには遊郭があり、男性が図書館に行くふりをして図書館の地下の秘密の地下道から通ったのだそう。

この図書館から大劇場に続く大きな大理石の道(マーブル・ストリート)には昔、果物屋さん(バナナの看板)や遊郭の広告(四角で"お金"女性の像で"女の子が待っている"ハートで"心を込めたサービス"足で"こちらにおいで"という絵で示されたモノ)なども見ることが出来ます。


とにかく広い!!大劇場。大観客席は直径154m、高さ38mの半円形、2万4000人を収容できる劇場は音響効果にも優れており現在でもコンサートが行われるそうです。過去にここでコンサートを行ったのはエルトン・ジョンやスティングというからさすがですこんなところでコンサート見れたらとっても気持ちよさそう


丘の上の上流階級の民家跡の前にはとても美しいモザイクの道。


エフィソスからパムッカレへ(約185km)。トルコの世界遺産の中で見たかったものの1つだったパムッカレの石灰棚。"パムッカレ"はトルコ語で『綿の城』の意味(このあたり一帯が良質な綿花の産地だからorこの真っ白な石灰棚と見てつけられたなどなどの説アリ)でローマ帝国時代に温泉保養地として栄え、その時代の都市ヒエラポリスが石灰棚の一番上に遺跡として残っています。

この雪で覆われた山のように見える石灰棚は、地面から湧き出た石灰成分を多く含む温泉水が約100mの高さから山肌をつたって流れ落ち、石灰石となって山を覆いこのような神秘的な景色を作り出しているのだとか。世界遺産登録後観光客の増加や近隣の建設ラッシュ等で現在は温泉水が少なくなり量を制限しているため、昔の写真で見るような石灰棚での入浴(水着を着て温泉に入れたそう)は出来ず決められた区域内を裸足で歩くことのみとなっています。それでもこの幻想的な風景に直接足を踏みえれられるのは嬉しいです(冬なので温泉水がすぐに冷たくなってしまう為、意外と足が冷えたり温泉水の量自体が冬は少ないので全体的に真っ白と言うより少し黄色がかっていました。石灰棚に入る時には靴を脱ぐ為、靴を入れる袋とタオルは必須です。)



隣接してパムッカレ・テルマルという古代遺跡が沈む温泉もあり、今回は入れなかったのですが温泉の底に本物の遺跡がゴロゴロしているというすごい温泉!!温度は低め(35℃くらい)で水着持参、更衣室あり・タオルなしだそうです。

先日、TBSの世界遺産でパムッカレが特集されていたのですが、撮影が夏のようでお湯をたくさん流しているので石灰棚がめちゃくちゃキレイでした!!これは遺跡温泉と共に夏にリベンジ