ゴエモンのつぶやき

日頃思ったこと、世の中の矛盾を語ろう(*^_^*)

国は労働を賃金をどう保証するのか?

2007年02月20日 14時36分20秒 | 障害者の自立
最低賃金をどう見られるか?我々の立場はどうなるのでしょうか?

波紋「労働」か「訓練」か 法制度のズレ浮き彫り

--------------------------------------------------------------------------------

2007/02/19



 福祉作業所で利用者が取り組む作業は「労働」なのか、自立のための「訓練」なのか-。神戸市内で知的障害者作業所を運営する社会福祉法人「神戸育成会」が、最低賃金法に違反しているとして、神戸東労働基準監督署が立ち入り調査し、近く改善指導を検討していることが明らかになった十九日、補助金を支出する立場の神戸市や作業所関係者の間に、戸惑いと波紋が広がった。

 神戸市障害福祉課によると、同市内の障害者作業所は休止中も含め計百三十四カ所あり、そのうち百二十カ所の利用者一人当たりの工賃は、平均月額一万円。年額に換算すると十二万円になる。今回、労基署が改善指導をするとしている神戸育成会の作業所は、その倍以上の年間約二十五万円を支払っていた。

 市の担当者は「(金額について)個々の利用者には不満を持つ人があるのかもしれない」と話す。同時に「作業所の工賃は、そもそも労働法規から除外されていると思っていたが」と戸惑いを隠せない。

 今回の問題について、同課の担当者は「特定の作業所だけの問題ではなく全国的な課題」と指摘する。

 障害者の労働自立を目指す「障害者自立支援法」と労働関連法規の整合性が取れていないとし、「障害者の工賃をどう引き上げていくのか。関係者は苦悩している。国は労働法に準じた法律など、何らかのガイドラインを示すべきだ」と強調した。

 一方、兵庫県内のある作業所は「作業収入から職員の人件費を払う(労働法規の適用除外条件からはずれる)作業所はあると聞いている」と打ち明けた。

 その背景には、自治体からの補助金だけで作業所を運営するのは難しいという構造的な問題がある。この作業所は、作業収入から必要経費を除いた全額を障害者に支払っており、一人当たりの平均工賃は月額約七千円。一方、職員の給料支払いは、自治体からの補助金では賄えず、障害者からの利用料月額一万円に年間約四百万円のバザーの売り上げ金を加えて、補てんしているのが実情という。

施設で障害者をオリに入れる・・・・・?許せない(>_<)

2007年02月20日 10時29分59秒 | 障害者の自立
千葉県の施設で、入所者をペット用のオリに入れる。と言う記事を目にしました。
私も30年の施設生活の経験を持っていますので、他人事とは思えずここに載せました。
 私が施設にいた頃(10年以上前)にも、大小はあれ虐待的なことは日常茶飯事でした。
便を漏らした。下着を汚した。体を洗うのは風呂場に連れて行き、ホースで水掛!!
その前に平手打ちが2.3発。それを見ていて勇気を出して「やり過ぎじゃないんですか?」と一言でも言うと、今度は言った人に「介護拒否」が始まります。
それを助けてくれる職員さんもいますが、その職員さんに対しても職員間での
「いじめ」が始まり、体制に従うか、職を辞するしかない状況に追い込まれてしまいます。私も何回かそういうことを受けました。こちらが謝りに行くまで何日でも続きます。
最近では少なくなった。と聴きますが、内部ではどうなんでしょうか・・・?

 千葉県浦安市の介護施設「ぶるーくろす癒海館(ゆかいかん)」で、入所者をペット用のオリに閉じ込めたり、両腕に金属の手錠をかけてベッドに拘束するなど虐待をした疑いがあることが分かった。関係者の通報で、浦安市と千葉県は高齢者虐待防止法に基づき7日と16日、合同で施設を調査しており、虐待が確認されれば告発も検討する。施設側は毎日新聞の取材に、手錠やひもによる身体拘束を認めたが「オリには(入所者が)自分からふざけて入った」と説明している。
 同施設には、認知症の高齢者や障害者など50代から80代の男女26人が入所。個室や8人部屋など約5部屋に分かれて生活し、職員4人が交代で介護している。同市のガイドブックには「有料老人ホーム」と書かれているが、介護施設として老人福祉法で定められた県への届け出はない。
 元職員の証言によると昨年11月ごろ、当時入所していた30代の障害者の男性が、高さ約150センチのペット用のオリに、布団、簡易トイレと共に入れられ、夜は鍵をかけられた。男性は交通事故で片足が不自由で、脳や言語に障害があった。外に出ようとして怒られ、おとなしくしていたといい、オリの中の生活は少なくとも元職員が退職する07年1月まで続いた。
 また元職員によると、午後7時ごろの最後の巡回の際、入所者の約半数をベッドから離れないよう身体を拘束。ビニールひもで胴体をベッドに縛ったり、市販の金具とボルトで自作した手錠で、手首をベッドにつないだりした。元職員がオリや拘束への疑問を口にすると、別の職員から「この施設は無認可だから関係ない」と言われたという。
 同施設の管理責任者によると、癒海館は6年前に元病院の建物を借りて開所したという。責任者は身体拘束の事実は認めたが、オリについては「他の患者をベッドから引きおろすので、反省するようオリを持って来たら、喜んで中に入った。遊んでいた」と説明した。
 施設は無届けのため、2年に1度の県の立ち入り検査や毎年の事業報告がなく、県や市は実態を把握していなかった。
 法務省人権擁護局は「事実ならば人権擁護上、見過ごせない事案であり、被害申告や情報提供などがあれば適切に対処したい」と話し、調査も視野に対応を検討する。【中川聡子】
 ◇行政は改善に力を
 ▽高齢者虐待防止に詳しい田中荘司・日本大学文理学部客員教授の話 身体拘束は80年代から人権侵害として施設に指導し、厚生労働省も「身体拘束ゼロ作戦」としてPRしてきた虐待行為。今回の施設は20人以上の入所者を24時間預かり介護しているという実態があるが、高齢者以外の入所者もいるという。法の谷間にあるような混合施設は今後増える可能性がある。福祉の名を借りて経済活動する典型的な例だ。行政は虐待を生みかねない運営状況の改善に力を入れるべきだ。
 ◇施設の実態と身体拘束の経緯語る
 入所者がオリに閉じ込められたり、自作の手錠でつながれたりする身体拘束が、職員の手で繰り返されていた千葉県浦安市の介護施設「ぶるーくろす癒海館(ゆかいかん)」。虐待が疑われる運営の実態は、県には無届けの施設であることもあって、高齢者虐待防止法に基づく関係者の通報があるまで分からなかった。施設の管理責任者は毎日新聞の取材に、運営状況や身体拘束の経緯を語った。一問一答は次の通り。一問一答は次のアドレスにアクセスしてご覧ください。http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070220-00000020-mai-soci