ゴエモンのつぶやき

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障害者福祉ガイドブックを作成 諏訪地域自立支援協

2008年01月17日 09時48分41秒 | 障害者の自立
障害者福祉ガイドブックを作成 諏訪地域自立支援協
2008-1-17 6:01
 諏訪地域障害福祉自立支援協議会(丸山健一会長)は、諏訪地域で障害者のための福祉サービスを提供している施設や機関の情報をまとめたガイドブックを作成する。障害者が地域で暮らしていく上で必要な情報を提供し、自立を支援する狙い。3月までの発行を予定している。

 県内10障害保健福祉圏域ごとに設置されている地域障害福祉自立支援協議会の機能強化事業として県の委託を受けて取り組む。同地域協議会事務局の諏訪地域障害者自立支援センター(諏訪市)によると、事業費は約80万円で、作成部数は調整中という。

 計画では、ガイドブックはA4判の冊子で80-100ページを予定。諏訪地域内にある身体、知的、精神の各障害に関する福祉サービスを提供している施設や機関を対象に、名称や住所、サービス内容、利用料金、連絡先などの情報を、市町村ごと所在地を示した地図とともに掲載する。

 同協議会では昨年秋、作業部会(16人)を設置。情報収集や調査を進めてきた。今後はこれらのデータをまとめ、製本して完成させる。掲載される施設などは100以上になる見込みという。ガイドブックは諏訪地域の関係者に配布するほか、ホームページでも公開する予定だ。

 同協議会は障害者自立支援法の施行を受け、市民、事業者、行政が協働して障害者が普通に暮らせる地域づくりを進める目的で昨年度に設立。諏訪地域の社会福祉団体や施設、養護学校、県、市町村、広域連合などの関係者22人で構成し、療育、就労、地域移行の支援に関する活動に取り組んでいる。

障害者自立支援法 69%「生活苦しく」

2008年01月17日 00時30分28秒 | 障害者の自立
障害者自立支援法 69%「生活苦しく」
シンポで調査結果
 「障害者自立支援法の抜本改正を考えるシンポジウム」が14日、高知市永国寺町の県立高知女子大で開かれ、同大学の田中きよむ教授が、県内の障害者ら約1600人を対象に行ったアンケート調査結果を発表した。生活について「大変苦しくなった」「やや苦しくなった」と答えた人が合わせて69・6%(「不明」回答を除く)に達し、田中教授は「生活を保障するための社会制度が、かえって苦しめることになっている」と指摘した。

 原則として1割の自己負担を求めることなどを盛り込んだ障害者自立支援法は、2006年に施行された。調査は07年2、3月に行い、障害者本人や家族1595人、施設や事業所108か所から回答を得た。

 福祉施設での作業で得られる賃金は、51・1%が月1万円に達していないとした。一方、同法施行で施設利用料が1万円以上増加したという人が44・7%もいた。

 また、障害の度合いによって受けられるサービスを限定する認定制度について、本人は「満足」が42・1%を占める一方で残りは「不満」。そのうちの大半が、認定の基準そのものを疑問視していた。事業所など対象の調査では「評価する」は28・2%にとどまった。

 アンケート結果をふまえた福祉関係者のパネルディスカッションで、片岡卓宏・日本身体障害者団体連合会副会長は、受益者負担などの考え方が介護保険制度に近いとして「介護保険と一本化させてはいけない」と警鐘を鳴らした。

 掛橋繁則・高知市精神障害者家族会連合会長は「障害者の『親亡き後』が切迫した問題だ。自立のための施設が足りない」と強調した。

(2008年1月15日

佐賀県警が再調査開始 知的障害者の死亡問題

2008年01月13日 23時31分01秒 | 障害者の自立
昨年9月に佐賀県で起きた事件です。
未だに佐賀県警は謝罪をしていません。
私も中々詳細を知る機会がなく、最近この記事を見つけました。
今後、このような事件が二度と起こらぬようにとの願いを込めて、この記事を
投函させていただきます。
安永さんのご冥福を心よりお祈り申し上げます。

佐賀市木原の知的障害者の安永健太さん(当時25)が9月25日に警察官に取り押さえられた後に死亡という事件だった。その日の東京新聞にもかなり大きく掲載されていた。ウェブ等で検索して得た情報を総合すると以下のような内容になる。

 国道を蛇行しながら自転車で走っていた安永さんを警官が発見し、制止を求めたが、聞き入れられず、ついにミニバイクと接触、横転した。しかし、安永さんは、すぐに立ち上がり、相手のバイクを蹴るなどして暴れたという。駆けつけた警官が暴力行為を抑制しようとしたが、押さえきれずに無線で応援を呼んだ。その時たまたま通りかかった私服警官も加わり、無線連絡を受けた警官ら計5人で四つん這いになって抵抗する安永さんを後ろ手に手錠をかけて取り押さえたところ、安永さんが息をしていないことに気づき119番通報したが、搬送先の病院で亡くなっていることが判明した。

 このことについて、佐賀県内41の授産施設や福祉作業所でつくる「佐賀県授産施設協議会」は10月19日、佐賀県警に対し、再発防止のためにも取り押さえた状況や障害者への理解を促すために実施している警察官への指導などを明らかにするよう、文書で求めている。

 事件当日、ファミリーレストランで窓越しに状況を目撃した女子高校生がいた。11月6日に聞き込みをした警察官が目撃した女子高校生から「警察官が殴った」と聞いていたことを認めた。が、供述調書を作成する際には殴ったという証言が出なかったため、調書には記していないと説明している。

 その外にも、国道で信号待ちをしていた女性ドライバーも押さえつけられている安永さんの顔を3、4発殴ったのを目撃している。また、あおむけになった安永さんに馬乗りになって5発以上も殴り、さらにうつぶせになったところを数回殴ったという情報もある。しかし、おかしなことに佐賀県警による調書には「安永さんを警官が殴ったことはなく、安永さんが警官を蹴った」ということが書かれている。死体検案書には、顔などに複数の打撲の後や擦過傷があったという。

 警察は、知的障害者の特性や対応を真摯に学んでほしい。

 私の街でも知的障害者をまるで麻薬常習犯や変質者かのように扱っているのを見たことがある。それは威圧的で、とても怖かったことを覚えている。

 知り合いの知的障害者の方と出かける機会がよくあるが、その人と話しをしていると警官の話になることが多い。内容は、いつもこうだ。

 「この間、お巡りさんに呼び止められて、この自転車お前のか! とか聞かれちゃって、ぼぼ、僕のですって言ったら、名前とか住所とか、いっぱい聞かれて……怖かったんだ」

 肩を小刻みに震わせながら話す彼は、胸ぐらをつかまれたこともあるという。

 彼らは通常でさえ、うまく会話ができないことが多く、問いつめれば問いつめるほど、ろれつがまわらなくなったりしてしまうのだ、ここまでだったら誰にでもあることなのかもしれない。しかし、これ以降のことが大きく違う。その言動が威圧的な故に、言われていることが理解できずパニックを起こし、耳を両手でふさいでしまったり,奇声を発してしまったり、時には感情が爆発して、自傷行為や他傷行為に及んでしまうこともある。自閉症気味の人などは、他者からの接触を物理的にも心的にも苦手とする人が多い。それを力ずくで押さえつけようものなら大変な事態になってしまう。

 私と話をしていた彼も同じで、話が噛み合わないことも多々あるのだが、その彼が「お巡りさんを見ると逃げたくなる、苦しくなる」といつも言っていることから、今回の安永さん事件が私の中で真実味を帯びた、どす黒い闇に覆われていくのを感じるのと共に自分自身が今まで親身になっていなかったことを後悔し、胸がつぶれそうな感覚に陥った。

 先日まで相撲界の時太山の死をめぐって連日連夜テレビをはじめとするマスコミが論議を繰り返していたが、そのお陰で相撲界の一般には知られていない体質が浮き彫りとなり、虐待が判明した。

 それと同じように安永さんの事件も闇から闇へ葬られることなく、ちゃんと追及するべきである。そして、警察も、この事件を真摯に取り上げ、知的障害者に対する理解を持つと共に、安永さん事件を包み隠さず公表し、謝罪すべき所は素直に謝罪してほしいと思う。

鳥取、島根、佐賀の3県知事対談 福祉フォーラム

2008年01月13日 23時18分44秒 | 制度の話し
鳥取、島根、佐賀の3県知事対談 福祉フォーラム


 官民で福祉の在り方を考える「福祉フォーラム8inとっとり」(同実行委員会主催、新日本海新聞社など後援)が十二日、鳥取県のJR米子駅前米子コンベンションセンターで始まり、初日は鳥取、島根、佐賀の三県知事が地域の諸問題について意見交換を行った。フォーラムは十三日まで。

 障害者が地域でどう生活していくのかを考えるために毎年開催。初日のこの日は約六百五十人が来場し、福祉関係者らが障害者自立支援法や在宅介護などをテーマに対談した。

 特別企画の平井伸治鳥取県知事らによるセッションでは、地方の障害者福祉や福祉の根幹にかかわる地域間格差などの問題について語り合った。

 コーディネーターで言論NPOの工藤泰志代表が「地域の活力や自立は大切だが、地域社会は本当にそれを見出しているのか」と問題提起したのを受け、平井知事は「どうやって県民の力を発揮させていくかが問題。そのためには都会とは違った方法を考えていく。今年はアンテナショップにチャレンジしたい」と答えた。

 地方での福祉の在り方について古川康佐賀県知事は「制度よりも住民の意識が大切。障害者に働く場がある地域にしたい」と述べると、溝口善兵衛島根県知事は「戦後日本は全国どこでも社会サービスが受けられるシステムを築いてきた。福祉サービスなどの格差是正は国の補助に頼らざるを得ない」と指摘した。

 二日目の十三日は「連携」をテーマに分科会を設け、福祉関係者が現場での問題点を報告する。


春日井市役所で4授産施設、日替わり経営

2008年01月13日 01時50分35秒 | 障害者の自立
春日井市役所で4授産施設、日替わり経営


春日井市役所内の売店で人気のパンを作る施設利用者たち 春日井市内の4つの授産施設が日替わりでパンや豆腐などを市役所内で販売する「元気ショップ」が好評だ。全国的にも珍しい取り組みで、昨年5月に始まった。11月末までに約540万円を売り上げ、各施設の工賃は最大で、1人あたり1か月約5000円も上昇した。施設を利用する人たちのやりがいにもつながっている。

 昨年度の障害者自立支援法の施行で、授産施設を利用する際、月額工賃を上回る利用料が必要となるケースが発生。利用者が「お金を払って仕事をする」状態になる施設が出るなど、対策が求められていた。

 そこで、市では市民が多く利用する市役所での販売を検討。市の規則で目的外使用が認められていない市役所内での販売行為を、市の事業にすることで実現させた。

 市役所1階市民ホールで月~金曜日の昼に販売。利用者は責任感が強く、作業に手を抜くことはない。それが品質の高さにもつながり、毎月、安定した売り上げを計上した。各施設で1か月に利用者が受け取る工賃は、それまで1人あたり数千円~1万数千円だったが、約5000円のアップにつながった施設もある。

 週2回パンを販売する知的障害者通所授産施設「なかぎりワークス」(春日井市中切町)では、それまで企業など市内5か所で販売・納品していたものの、頻度や数は限られており、販路に課題があった。

 元気ショップでは1日に約30種類400個のパンがほぼ完売するなど、大きな成果につながっている。パンを作る原宏佳さん(56)も、「1日に作れる量をもっと増やせるように頑張りたい」と意欲を示すなど、利用者への影響も大きい。

 当初は物珍しさだけで終わってしまうのでは、と不安だったという西尾千里施設長は、「多くの人に受け入れられている喜びが、強い意欲と自信につながっているのではないか」と手応えを感じている。