GOKIGENRADIO

バーボングラス片手のロックな毎日

傍若無人な日本人

2015-12-24 06:05:33 | Talk is Cheap
クリスマスソングとLEDイルミネーションで彩られた大阪。
キリストの誕生日(本当は違うという説あり)の前々日だからか人が溢れてる。
今の天皇陛下の誕生日で祝日なんだが、そんなの知らないよって人の方が多いだろう。

ハロウィンを取り入れたせいか、以前ほどクリスマスだって言っても盛り上がってない。
ヴァレンタインデーも一頃に比べ盛り上がらないが、クリスマスだからってホテル予約したり、普段は絶対いかないフレンチレストランやイタリアリストランテで食事とかは、最近はしないみたいだね。
東通りはいつもと変わらないくらいの人出だし、お初天神もホワイティも普段と変わらない。

そんな大阪の街で外国人観光客のマナーの悪さは目に余る。
電車で大声で喋ってたり、横並びでトロトロ歩いて邪魔だったり、そこらでゴミは捨てるし、座り込んでる。
道頓堀を占拠して騒いだあげくコンビニで万引きして、咎めた店員をぼこぼこにして逃げたアルゼンチン人サポーターもいたな。
今はミナミの心斎橋、難波、キタの梅田もマナーの悪い外国人だらけ。

たが、日本人もひどいぞ。

地元の駅横のバス停で、発車間際のバスの前に停車した車。
バスは定刻通りの発車時刻になったからか、クラクションを鳴らして「ドケ!」って。この車からそんな事おかまい無しに降りてきた女。
待ってるバスにぺこりと頭を下げる訳でなく、平然とのんびりと降りて駅の方にスタスタと。バスはその間クラクション数回、パッシング数回してるのに。この女は他の人に迷惑をかけたなんてこれっぽっちも思っちゃいない。車の運転手も同じ。非常点滅(ハザード)も点けず停車し、女の子が降りたあとは平然と走り出した。

梅田LOFTの入り口。濡れた傘をビニール袋でカバーする場所で、折り畳み傘を馬鹿丁寧に折りただんでた女の子二人。
後ろに濡れた傘を持ってビニールに入れるのを待ってる人が並んでるのにお構い無し。
しかも喋りながら、トロトロと。
空気が読めないとか以前に、他人に迷惑をかけてる事を気にもしてないその態度は何?

紀伊国屋書店の文庫本コーナーで、通路をふさいで喋ってる女の子5人。
「ちょっと通してもらえますか?」って言ったら、他にも通路はいっぱいあるやないかって顔するのはヤメてくれ。
俺が悪いのかお前らが悪いのか?しょうもない事で俺をキレさすなよ。

スマホ操作しながら歩いて邪魔な奴。電車とかで一心不乱に指先動かして、ヘッドフォンしてる様子は、傍から見たら不気味なんだけどね。
学校や先生にすぐクレーム入れるモンスターペアレンツ。
自分に興味が無い事は知ろうともしない学生。
ちょっと仕事がキツかったらチェーン店なのに「ブラックだ」って言う若者。
エロな不祥事を起こす警察官や学校の先生。
スーパーのレジでもたもたしてる男性高齢者。電機量販店でクレーム付けてるおっさん。
ファミレスで周りのお客等気にしてない、中国人観光客より大声で話し合ってるおばはん。
アクセルとブレーキを間違えたとか、人混みに突っ込んだりする老人。今日も又さいたま市浦和区で事件があった。
高速道路の乗り口を間違えたと逆走するわ、人混みや店舗に突っ込む危険ドラッグ常習者より怖い老人ドライバー。
公共のポスターや印刷物、イベントにクレーム入れる自称良識人。
安保を未だ反対してデモしてる馬鹿。しかも学生。それを利用とする政党。
自民党のやる事はすべて批判する民主党や共産党。議員のあら探し、過去の不祥事等をほじくり返そうとする馬鹿。
沖縄全県民の代弁者のフリしてる基地移転反対者や知事。
橋下という看板を失って、裏金問題で東京都知事をヤメた人を顧問に受け入れようとする大阪維新。
アイドルや俳優のスキャンダルを追っかけるマスコミ人。捏造ギリギリのミスリードさせるメディア人。
行くな、危険だって言ってるのにシリアに入って拉致されたと思われるフリージャーナリスト。
後藤さんの時に懲りてるはずなのに、またもや「政府は救出に全力で取り組むべきだ」って言う、国境なき記者団とやら。

日本人のモラルやマナー以前に、誇りや大和魂ってどこに行ったんだ?
そいつもこいつも傍若無人。じゃぁ俺も我慢するのはヤメて、好き勝手するぞって増殖中。

ホワイティ梅田、地下のラーメン店、古潭での出来事。
今回の傍若無人な日本人の話とはちょっとずれるが、こういう男も増殖してる。

カッパ横町とホワイティの古潭では接客とかが雲泥の差だが、それは今回は関係ない。
隣に座ってたカップルが凄く気になった。
女はかなり世話好き?かなりかいがいしく動く。
色々話題をあれこれ替えながら男に話しかけ、餃子が届けば、男の為にタレを小皿に入れ、ラー油の滴数まで聞いて垂らしてる。
ビールが無くなれば追加注文。締めにラーメン頼むのもこの女だった。
男はそんな女の行為を当たり前と思ってるのか、スマホいじくりながらのウロ返事しかしない。

笑ってしまったのが、BGMで流れてきたAIの「story」を女が「私、この曲大好き!」って言った途端、男は「こんな曲知らないし、男の歌手のラブソングは嫌いだ」って。
AIはいつから男になったんだろう。「お前この曲さえ知らないってどんだけ浮き世とかけ離れた生活してんねん」ってツッコミ入れたくなるのをこらえつつ麺をすすりながら耳を凝らす。
女は流石に呆れたように「えっ?男じゃなくて女だよ。しかも5年前にめっちゃ流行ったやん」(正確には10年前だけどね)って反論。それでも男は「嫌こいつは男だ。俺TVでこいつが唄ってるの観たけど男だった」って言い張ってた。
その根拠の無いこだわり断言は、一体どこから出てくるんだろう。

でもさ、最近こういう男多いよね。
世間の情報を広く浅く、使い捨てのように扱うからか、モノを知らない男、理解できてない男が増殖中。
こいつは家でもママにすべてやってもらってるんだろうなって、全く他人の俺が安易に想像がつくくらいダメ男。銀魂風に言うとマダオ。
このテキパキ動く彼女は、今あんたに惚れてるから動いてくれるけど、愛想が尽きたら捨てられるだけだぞ。大きなお世話か。

話はいきなり梅田LOFTに戻るが、クリスマスシーズンなのに、意外と空いてる。
以前はこのシーズンはエスカレーター載るのも一苦労で、各階人混みをかき分けなくてはって感じだったのにね。
女にプレゼントを買う男が減ったのか、そもそもクリスマスを楽しむ奴が減ったのか。

数十個のカメラで多角撮影して、3Dプリンターでフィギュア等が作れる3Dスタジオや、あらゆるモノにレーザーカッターやUVプリンターでオリジナルデザインを印刷できるLabが、梅田LOFT8Fに出来てるが、ここもガラガラだった。
オリジナルよりは既製品。
自分の考えはメディアやネットの受け売り。
道徳やモラルより、自分優先。
彼女を楽しませるより、自分らしく生きるとこだわる奴ら。

大丈夫か?この国は。




チリワイン LUIS FELIPE EDWARDS

2015-12-24 04:18:26 | FOOD&DRINK
クリスマスにはワインが似合う。
別にクリスチャンじゃないのにX'masはなんか楽しい。
バブル時期は馬鹿騒ぎしてたが、今はわりとおとなしい。
とはいえ町は、ジングルベルをはじめクリスマスソングが流れ、各地でイベントが行われてる。

コカコーラの陰謀(?)による赤白サンタのイメージで、日本のクリスマスは赤と白に染まる(緑もツリーのイメージだからか緑と赤も使われる)。
赤と白と言えばワイン。
一頃のワインブームでは、ボルドーだのブルゴーニュなど高いフランスワイン(しかもAOC認定)ばっかりもてはやされてたが、今はイタリア、スペインカリフォルニア、そして日本の甲州など、美味しいワインがお手頃価格で売られてる。

1863年頃、害虫フィロキセラのせいでフランスの葡萄の樹は殆ど絶滅に成った。アメリカの葡萄の樹を接木して復活した。
このフィロキセラはワイン産地をことごとく浸食したが、被害に遭わなかった国がある。
それがチリ。

ワイン原産一位のイタリアや二位のフランスのワインの評価に比べ、何故か未だチリワインは評価が低い。したがって伊ワインや仏ワインに比べお値段がかなりお安く売られてる。
でもさ、チリワインはけっこう美味しいのが多いのよ。
一時期のカリフォルニアワインもそうだったけど、お手頃価格で美味いワインが多いのさ。

チリは雨量が少ない気候で昼夜の寒暖差があるし、全世界で蔓延したフィロセキアの被害を受けなかったからほぼ全ての葡萄が自根だし、ワイン産地としてはかなりの好条件がそろっているから美味しいワインが作られるんだろう。
それにフランスとかでは法律でワインの作り方を厳格に定められてるから、新しいワイン造りってチャレンジがしにくい環境なんだと。フランスやアメリカ等で成功をしたワイン生産者が、新しいワイン造りに挑戦しようとチリにワイナリーを作っているケースも多いらしい。



安くて美味い。
だからか、調べてみると日本の輸入量は一位フランスワイン、二位がチリワインだ。イタリア、スペイン、アメリカよりも多い。
ワインをもっとカジュアルに手軽に楽しみたい人にとってはチリワインは手に取りやすいからだね。

今までクリスマスと言えば、フランスのボルドー、ブルゴーニュ、ロワール、コート・デュ・ローヌ、ラングドック・ルーション、プロヴァンス、アルザスなどのワインや、モエ、ドンペリ、クリュグとか結構お値段の高いシャンパンなんかをいちびって飲んでた。
違いなんかよくわからないのに葡萄の種類なんかもこだわって、赤ならカベルネ・ソーヴィニヨン、メルロー、ピノ・ノワール。白ならシャルドネ、ソーヴィニョン・ブラン、リースニング、セミヨン、ムスカデ・・・。

ここ最近は産地・ブランドにこだわらずワインを飲んでる。
カリフォルニアのNAPAで飲んだワインが美味しかったから、それ以来産地や葡萄の種なんかにこだわるのはヤメた。
選ぶ時の基準にはしてるけど、ボトルのラベルデザインとかで買ってる。レコードのジャケ買いとかと一緒ね。

今回選んだのはチリワイン LUIS FELIPE EDWARDS、ルイス・フェリペ・エドワーズのカベルネ ソーヴィニョン(ピノ・ノワールもあるよ)。
2012年にはベストチリワインメーカー賞をダブル受賞している。

それでも、なんと1000円以内で買えるワイン。コルク栓ではなくてスクリューキャップだ。
飲んでビックリ!
メッチャ良いよ。下手な高級白ワインに勝るとも劣らない。飲みやすい。これは買って正解だ。

裏ラベルには、爽やかで柑橘系果実やメロン、ハーブの風味が特徴。シーフード料理やサラダに合うって記載されてる。
白ワインはこれらに合うと思う。魚料理には白、肉料理には赤ってのが定説だ。
これを否定する気はないが、白ワインが合うのは魚料理でも、バターを使った料理だけだ。刺身(お造り)等の生魚に白ワインは合わない。よく、生ガキにシャブリを合わせるってのも聞くが、俺はこれを否定する。生の魚貝に白ワインは絶対合わん。口の中がいがらっぽくなる。
醤油、わさび、ショウガ等使って食べる生魚、貝類に白ワインは合わない。
寿司屋でワイン飲んでる人を見かけるが、日本酒や焼酎、ビール又はお茶の方が合うのになって思ってしまう。まぁ、人の嗜好はそれぞれだとは思うけど、生魚だけじゃなくご飯とワインも合わなくないか?って思う。
卵かけごはんと海苔と味噌汁に葡萄ジュース(牛乳も)は合うか?想像しただけでパスしたくなる。

やはりワインにはチーズ、バター料理、こってりしたソースなんかが一番合うと思う。
そう思ってるのは俺だけか?