GOKIGENRADIO

バーボングラス片手のロックな毎日

大阪のおばちゃんの必需品、飴ちゃん

2016-02-04 03:57:34 | FOOD&DRINK
咳が止まらない。PM2.5のせいか?それともただの気管支炎か。
咳止めには飴ちゃん。大阪だけだろうな飴に「ちゃん」をつけるのは。
関西は食材に「さん」や「お」をつける。
おうどん、お蕎麦、お漬物、お野菜、お肉、お魚。オラーメンとかおスパゲティなどとは言わない。
お芋さんなんか「お」も「さん」もついてる。この場合のお芋はジャガイモやサツマイモじゃなくて里芋とかのことだ。
お豆さんも「お」と「さん」がつく。節分の豆まき用の豆じゃなくてこの場合は豆を煮たものだね。食材に敬意を払ってるってことかね。

その中でちゃんがつくのは「飴ちゃん」だけだ。他にもあるかもしらんが今思いつかない。
大阪のおばちゃんの必需品。豹柄のコートを着てる人も、ブランドに身を包んだマダムであっても、大阪のおばちゃんのカバンには必ず数種類の飴ちゃんが入ってる。これは本当だ。
しかも、自分が舐めるだけでなく気軽に他人に「あめちゃんいる?」と分け与える。電車で隣に座った全く見ず知らずのおばちゃんからもらったことも多々ある。
大阪のコミュニケーションツール。それが飴ちゃん。

で、久々にスーパーのお菓子コーナーで飴ちゃんを吟味する。
のど飴、フルーツミックス、ドロップ、キャンディ。違いはなんだ?まぁいろんな種類があるなぁ。SAKUMA、ノーベル、味覚糖、カンロ、タケダ。咳が止まるのならなんでもいいのだが、せっかくなのでちょっと色々見てみよう。

あれ?これなんだ?
蜂蜜とゆずだけで作った飴。しかも特許製法。原材料:蜂蜜/ゆず。他のものは入っていない。他のよりちょっとgあたりの単価は高め。
他の飴のパッケージの後ろを見てみる。原材料:砂糖、ブドウ糖エキス、水飴、凝固剤、安定剤、色素、香料クエン酸、なんとか果汁。うーん色々入ってるなぁ。合成ビタミンCのアスコルビン酸なんかの量で「レモン何個分」って調節できる。健康オタクじゃないから(子供の頃に散々正体不明の駄菓子を食べてきたんだし)別に色々入っててもいいんだけど、ここは純粋に蜂蜜とゆずだけで作ったって飴を買って舐めてみよう。

あらまぁ、優しい味。美味しいぞ。
喉にもいいぞ。って気がする。

ただ、飴ちゃんを最後まで舐めれないのよね。薄くなってしまったら必ずガリガリ間でしまう。
チュッパチャップスの大きさで蜂蜜だけの飴が出ないかな。くどいか。

清原が捕まった

2016-02-04 00:54:36 | Talk is Cheap
清原が覚醒剤所持及び使用で逮捕された。
やっぱりっていうか、ようやくって感じだからか、誰も清原をかばわない。
でも、さすが清原。プロ野球界をはじめ、各界著名人がコメントを出してる。
TVのワイドショーやスポーツ新聞は大助かりだね。ストーブリーグとか、各球団がキャンプインするこの時期はネタがなくて困ってるのに今年は大にぎわい。
ベッキーの件みたいに情報が少なかったり、SMAPみたいに腫れ物を触るようにしなくても今度は犯罪者。
警察発表もあるだろうから、しばらくはこのニュースで引っ張るだろう。

覚醒剤、大麻、LSD、ドラッグ、幻覚剤。この辺りには一切手を出したことがない。
バンド時代にいくらでも誘惑があった。70年代のロッカーはドラッグ決めるのが当たり前だし、それに憧れて手を出すやつはいっぱいいた。ライブハウスのトイレやアパート、スタジオ、そこらへんでラリってる奴もいたが、俺は薬物が嫌い。あんなものに頼らなくてもハイにはなれる。だいたい、タバコとかお酒でさえ止められない意志の弱い俺が、覚醒剤やドラッグに手を出したらすぐ廃人一直線だろう。
コカインは鼻から吸うから、やってる奴は普段から鼻をしょっちゅう触る。ヘロインとか覚醒剤みたいなものはニードルコンプレックス(針嫌い)の俺には無理。だいたい俺は風邪薬でさえここ10年は飲んでない。薬は正露丸だけで十分だ。
LSDで幻覚の世界に行っても帰ってきたとき虚脱感ないか?シンナーもそう。歯は溶けるし呂律は回らないし。そう、かっこ悪いのよ。
薬中毒になるくらいなら、バーボンのボトルをラッパ飲みするアル中になった方がマシだわ。(アル中にもなりたくないけど)

清原が覚醒剤に走ったのは、多分みなさんが使った「番長」っていうイメージのせいだと思う。
いろんな球界の先輩とかがコメントしているが、本来清原は礼儀正しく礼節を守る人だ。でも、いつからか番長と呼ばれるようになった。怒りっぽい、暴れる、そんなことはないのにね。本当にそうなら、あのドラフトで桑田の裏切りを許さなかっただろう。巨人にFAでいったあたりからじゃないかな。肉体改造と成績が比例しなくなったあたりから薬物の魔の手が押し寄せたのかな。
清原が尊敬する長渕剛もそう。ヤクザドラマが当たってしまってどんどん危ない方向に行ってしまった。他にも窪塚君とかね。

以前大阪の北新地のクラブでの話。清原は金本とよく飲むんだけど、いっつもどっちが払うかでバトルしてるって話を聞いた。トイレに行った隙に、電話をかけるふりしてとかね。だからかな、金本監督はコメント出してないよね。友人であればあるほど出せないよね。

甲子園は数々のスターを生み出してきた。
江川、東邦のバンビ、荒木大輔、牛島と香川、松井秀喜、松坂大輔、ハンカチ王子にマー君。
でも、誰が一番すごかったかというアンケートをとったら、間違いなくPL時代の清原桑田のKKコンビを推すだろう。
清原に憧れて野球を始めた奴も多々いるだろう。
だから絶対彼はやめなきゃいけなかった。薬物のイメージはドーピングでさえOUT。野球賭博や八百長と同じく覚醒剤は絶対ダメだ。酒井法子や飛鳥とかと清原ではわけが違うもの。

先日のワイドナショーでブログに書いた「指差されたけど我慢した、で、灰皿叩き割った」ってのを説明してたけど、あれも覚醒剤特有の強迫観念からの行為かなぁ。ダウンタウンの番組で浜ちゃんが「薬物やってるん?」って聞いた時にも「してへん」って答えてたし。復帰に尽力尽くしてくれた中居くんとかの顔も全部潰れたなぁ。
それほど怖いものだということだ。覚醒剤は。絶対手を出したらあかん。

ちなみに大阪府警の覚醒剤使用禁止啓蒙ポスターに昔、清原が使われてた。
「覚醒剤打たずにホームラン打とう」
これは誰に向けてのポスターだったんだろう。一般の人はホームラン打てないが?草野球やってる人や高校野球やってる人がシャブに手を出してたのか?それともこの頃から清原が覚醒剤に手を出してるのではって内偵してたのか?
大阪府警はたまにいいキャッチコピーのポスターを作るが、そのほとんどはクズみたいなものだ。どうせ内部からの募集でプロのコピーライターとかじゃないんだろうけどさ。あの啓蒙ポスターなどの予算ほど無駄なものはないな。




WHOは喫煙者を目の敵にする

2016-02-02 05:48:52 | Talk is Cheap
WHO。世界保健機構。
伝染病や環境について大事な期間なんだが、こいつらは喫煙についてかなり偏ってる。
なんだって?喫煙シーンのある映画やドラマは成人向けに指定しろと。これを見た若者が喫煙に誘導される可能性が高いからだと。

ガキの頃、映画やドラマの喫煙シーンを見て、タバコを吸い始めたのは事実だ。
探偵物語で松田優作がライターの火をおもっくそ高くしてタバコに火をつけてた。
西部警察のエンディングでは部下をねぎらうために、渡哲也がタバコを一緒に吸うシーンがあった。

でもさ、アウトローとかワイルドさを演じるためにタバコを吸うシーンって不可欠だと思うよ。
最近は何かとうるさくて、ドラマや映画が面白くない。
主人公がタバコ吸ってるとか、虚しさを演出するためのポイ捨てとか、イライラを演出するためタバコを壁になすりつけて消すとかいうシーンがダメになってる。
宮崎駿の風立ちぬで、主人公がタバコ吸ってるシーンが多いって問題になった。アホちゃうかとしか思えない。

タバコ云々だけじゃなく、いろんな批判や抑制によって映画やドラマがだんだんつまらなくなってる。
組織から逸脱したアウトローの刑事が犯人を追うためにパトカーに乗り込んでも、シートベルトをかならずつけろって。全然アウトローじゃない。
宝石を奪った犯人もフルフェイスのヘルメットをかぶって、それを追う刑事もヘルメットかぶってる。なんじゃそりゃ?
警官はかならず発砲する前に空に向かって空砲を撃って警告する。生徒を殴るシーンもない。もちろんその後に夕陽に向かってダッシュもない。

未成年が喫煙、飲酒してるシーンなんてご法度。これじゃぁ70年代のバンカラ学生は描けない。そのうちかまやつひろしの「我が良き友よ」は放送禁止になり、松本零士の「男おいどん」は販売禁止になるんじゃないか?「BE BAP HIGHSCHOOL」なんて絶対アウトだな。

WHOはさらにタバコのパッケージにもっと喫煙による健康被害を大きく記載せよと言ってる。
これ以上たばこのパッケージデザインをダサクしないでくれ。それならいっその事、パッケージなしでバラ売りで、エコバックみたいにタバコケース持って買いに行く方がマシだ。

タバコのほとんどは税金なのにどんどん肩身が狭くなる。
体に悪いのは知ってるよ。でも俺はやめないよ。

粉もん文化,大阪のソース

2016-02-01 01:19:55 | FOOD&DRINK
大阪人は並ぶのが嫌い。
人気のラーメン店とかに長蛇の列なんてのは大阪では無縁だと思ってくれ。
いらちでせっかちな大阪人が、たかがラーメンごときを何時間も待って食うはずがない。それなら他の空いてるラーメン屋を探した方が早いもの。
旨くて安くて早い。これが大阪のスタンダードだから、東京のように行列を並ばせたいのなら、郊外でそこでしか買えないようなものを売るしかない。

とはいえ最近は、大阪でも並んでるのをちょくちょく見かけるようになった。阪急や阪神の地下のスィーツとかに並んでるなぁ。今は改装で無い阪神地下のイカ焼きも並んでたな。まぁあれは待ち時間知れてるからな。いくらせっかちな大阪人でも、30分くらいなら並んでも平気だよ。インディアンカレーとかね。
若い子は並びなれてるのか、暇なのか、時間の感覚が無いのか、結構並ぶのが苦じゃ無いみたいだね。USJとかで育ったからかね?エキスポや東条湖ランド、あやめ池遊園地、ポートピアランドで育った世代には理解できない。

さてそんな大阪で行列ができてるところがある。
お好み焼き屋だ。まぁ並んでるほとんどの人が地方人、外国人観光客なんだが、これがまた解せない。
いくら美味しいからといっても所詮粉物。秘伝のソースを使ってるとか、隠し味のだしが決め手!とかいう店ならわかるが、ゆかりや風月というチェーン店に並ぶ人たち。ガイドブックに紹介されてるのか?自分で焼かせてくれないお好み焼き屋(ゆかりは店によって焼かせてくれるとこあり)になぜ並ぶ。東通り商店街の老舗、三舟とかに並ぶのならまだわかるが、ここで並んでるのなんて見たことないな。並んでるのは開店前くらいだわ。
EST-1どんつきのねぎ焼きのやまもとにも並んでる人がいるが、その並ぶ時間があれば、十三の本店まで行って食って戻ってこれることにさえ気づいていない。

大阪は粉もん文化。
うどんはもちろん、パンもパスタもラーメンも好きだ。でも大阪で粉もんといえば、お好み焼き、焼きそば、やこ焼き。
共通するのは小麦粉と紅生姜とソース。他県では珍しいらしいが大阪で天ぷらの定番といえば紅生姜の天ぷら。それくらい紅生姜はマストアイテム。
小麦粉にこだわってる話なぞ聞かないな。タスマニア産でも国産でもなんでもいい。メリケン粉って言ってたくらいだからね。
ただしソースには各自こだわりがある。

大阪の家の冷蔵庫には最低5本のソースが入っている。ウスターソース、トンカツソース、お好みソース、やいそば用、たこ焼き用は定番。これ以外に新参者の中濃とかオイスターソース、チリソース、タバスコ、ケチャップ、マヨネーズ、ポン酢。大阪の家庭の冷蔵庫の戸棚はにぎやかだ。
一口にウスターソースと言っても、本格的なリー&ペリン社のウスターシャーソースを使う人は稀で、カゴメとオリバーとイカリがシェアを競う。



ちなみにオリバーはどろソースが有名だが、日本で最初にトンカツソースを売り出した会社だ。
トンカツソースやお好み、たこ焼き、焼きそばのソースラインナップは店によって品揃えが違う。場所や客層で売れ筋が変わるくらいバラバラのソース文化。
この3メーカーにブルドックソースが加わるのが定番で、さらに店によってはヘツメスソース(大阪)、三ツ矢(和歌山)ツバメ(京都)、おたふく(広島)などがある。もちろん各地の地ソースなんかもある。そしてさらに各メーカー、特選だの有機だのプレミアムだの贅沢だのってグレードを分けて畳み掛けるように攻めてくるから、選ぶのは至難の技だ。



トンカツにはトンカツソースが定番だが、中濃やウスターソースで食う人もいる。お好み焼きにはお好みソース?ポン酢派もトンカツソース+マヨネーズ派もいる。もちろん議論になりやすいアジフライや目玉焼き、コロッケなんかは醤油かソースか以前に、ソースなら何をかけるのかでもめる。
甘いのか甘辛いのか、スパイシーなのか辛いのか、シャバシャバなのかドロドロなのか、記事に染み込ませたいのかカリッとしたままコラボレーションを楽しんで食いたいのか。
大阪人のソース文化をもう一つ物語るのが串カツ。二度づけ禁止はもう日本全国定番になったが、店によってソースが違う。ウスター、トンカツ、濃口。業務用を混ぜ合わせて独自の味にしてるところもあれば、一斗缶からそのまま注いでるところもある。
全国区と思っていたが実は関西ローカルだったYKKやとん晴といったトンカツ屋のソースもたまに無性に食べたくなる。
市販の焼きそば、日清、マルちゃんの粉ソースに独自でウスターソースやトンカツソースをブレンドして家庭の味にする。お好みパーティやたこ焼きパーティーを普通に行う大阪。街を歩けばソースだらけ、家でもソース複数充実の大阪。お好み焼きも焼きそばもたこ焼きも、自分の家で自分の味と自分好みのソースで食うのが当たり前の大阪人が、寒い冬空の下や炎天下、並んでまで粉もんを食べるでしょうか?
並んでたら「こんなとこに並ぶとはイナカモン?」「他に店知らん馬鹿?」、さらには「暇やねんな。アホちゃうか?」と思われてますので気をつけてね。

ちなみに今日買った「めしばな刑事タチバナ」最新刊20巻はソースがメインテーマだった。
これ書いてたら、この本の内容がシンクロしてしまったよ。ソースたっぷりかかった焼きそばが食いたくなった。あったかなぁ?