にゃんこままの部屋

その時々に感じたことを、日記風につづります。

イギリスの歌姫「キャサリン・ジェンキンスさん」(2)

2006-06-13 23:33:28 | 音楽 美術
映画「オズの魔法使い」より「虹の彼方に」
         作詞:E.Y.ヘーバーグ 
         作曲:H.アーレン

        「虹の彼方に」
          ジュディ・ガーランドが映画「オズの魔法使い」の中で歌い大ヒットとなったナンバー。
          「虹のかなたに大切な夢がかなえられる国があるの。
          いつか虹を超えてあなたのもとに・・・」と歌われる。

  

      ジュディ・ガーランドの声はアルトだったが、ヒロインには、やはり高い声のほうが合っていることから、キャサリンさんのメゾソプラノのほうが、映画のドロシーのイメージに近いものがあるような気がした。





ミュージカル「オペラ座の怪人」より「Music of the Night」 
         作詞:C.ハート
         作曲:A.ロイト=ウェバー

        ミュージック・オブ・ナイト
           美しいオペラ歌手に想いを寄せる、醜い怪人が歌う曲。
           今回は、キャサリンが怪人役に挑戦。
           「目を閉じて身を任せなさい。夜の音楽を作る僕に力を貸してほしいのだ。」と歌われる。


       美人のキャサリンさんが、怪人に挑戦とは面白い。
              澄み切ったメゾソプラノが美しいメロディを奏でている。





     
I Will Always Love You( L'A more Sei Tu) 
         作詞.作曲:D.バートン
         
         アモーレ.セイ.トゥ
          映画「ボディ・ガード」のテーマとして有名に。
         キャサリンは、昨年のノーベル賞受賞式で熱唱。
         
         アモーレ・セイ・トゥ
          「これからもずっとあなたの事を愛してゆくわ。
           あなたに喜びと幸せが訪れますように。」と歌われる。

       キャサリンさんの澄み切ったメゾソプラノが響き渡る。あまりの美貌に、彼女の歌の評価は後回しになりそうだが、ソプラノが1番のヒロインといった概念をうち破り、男性テノールの分野まで、手を広げる彼女の努力は買いたいものである。
        素晴らしいひと時を過ごさせてもらった。

コメント (9)
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イギリスの歌姫「キャサリン・ジェンキンスさん」(1)

2006-06-13 17:24:47 | 音楽 美術
とにかく美しい!
青い瞳に、ブロンドの髪・・
歌っているときの表情は、かのヴィヴィアン・リーと、大地真央さんを兼ね合わせたよう。
笑うと、とってもチャーミングで可愛らしい。
マリリン・モンローを思わせるナイスボディ!
胸元が大きく開いたドレスを身につけて、女である私でも目のやり場に困ってしまう・・・。
そして、歌う毎に、色白の肌がピンク色に染まってゆく・・。

全くこんな女性がこの世に存在するなんて・・・。
「題名のない音楽会21」に出演した彼女を観た第一印象である。

歌声も、たとえて言えば、“イギリスの山奥に、人知れず存在する小さな湖の、湖面に響き渡るかのようなメゾソプラノ・・・美しすぎる・・・。”

ロンドンに彼氏がいらっしゃいます。
 「名曲はほとんどが恋愛ですよね。愛について知ることがラブソングを歌う大きな助けになると思っています。
 どんな歌でも、1番大切なことは、メッセージを伝えることだと思います。
 悲しい歌であろうと、幸せな歌であろうと、メッセージを伝えなければ行けないと思うんです。」
と、キャサリンさんはおっしゃっていました。

キャサリン・ジェンキンスさん
       メゾソプラノ歌手
       名門英国音楽学院卒業
       イギリスのクラッシックチャート8週連続第一位

キャサリンさん
  「テノール歌手ばかりがステキな曲を歌うなんて、少し不公平だと思うんです。耳なじみのある曲を女性が歌って、新しい感覚を与える事が出来ればいいのではないかしら。
 4歳の時です。学校でのど自慢大会があると聞いて、急いで家に帰って「ママ、私に歌を教えて!」と言いました。
 それ以来私はずっと歌いたくて、7歳の時に聖歌隊にはいりました。
 それからロンドンの英国王立音楽院で学びました。
 ずっと歌手になりたかったんです。


 大変でした。小さなウェールズの村から、ロンドンへ引っ越すわけですから。
 ウェールズに比べるとロンドンは物価が高く、授業料も高く、かなり大変でした。モデルの仕事や教師をして、授業料の足しにしたんですよ。
 平日は音楽の試験を受ける準備をしている高校生に歌を教えていました。
 ある日、教室で5歳の子供達がなにやらお話をしていたのですよ。
 子供達が“先生は、本物の王女様に違いない。”って言うんですよ。
 “先生のお城は何処?どこに住んでいるの?”って聞くんです。
 かわいかったですよ。



 美貌をたもつ秘訣は
  「声のために健康に気をつけることですね
 小さい頃、なんと父が、“肌の手入れをきちんとするんだよ。”と教えてくれたんですよ。
 それから、たくさんの日本茶を飲みます。日本茶はとてもよいと聞いたので。」
 と、おっしゃっていました。



オペラ・トゥーランドットより「誰もねてはならぬ」
             作曲:G.プッチーニ 
       
        本来は男性テノールの名アリアに挑戦!
        荒川静香さんが、トリノオリンピックで、使用して優勝。
        北京が舞台。「皇女様あなたも寝てはならぬ。愛と希望にふるえ        る星をご覧なさい。」と歌われる。

     メゾソプラノは、テノールに音の高さが近いので、聴いて  いて違和感があまり感じられない。不自然でない。
  歌っている彼女自身も、歌いづらそうでない。
     恋愛をされているので、男性からの愛の歌も、男心を知り尽くして歌っ  ているかのように感じた。





オペラ蝶々夫人より「ある晴れた日に」
             作曲:G.プッチーニ
        本来はイタリア語だが、「オペラを理解しやすく!」という
       キャサリンの意向で英語詞を採用。
        長崎が舞台。「ある晴れた日に、本国に帰った夫は必ず私の元に        帰ってくる。」と歌われる。

     本来は、ソプラノで歌われるが、メゾソプラノで歌うと、     しっとりと落ち着いて聞こえる。夫の愛を確信している自信に満ちあふ     れているように聞こえる。





               新日本フィルハーモニー交響楽団
               指揮:岩村 力

     
コメント (2)
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