悠山人の新古今

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短歌写真588 おほきなる

2008-05-19 01:50:00 | 短歌写真
2008-0519-yts588
おほきなるはかりの道は見えざれど
いづれ黝きもいかざるべきや   悠山人

○短歌写真、詠む。
○日の沈みゆく西空を見るに、青空の白雲を押し上ぐる黒雲の、次第に大きくなれるあり。漢字は常用漢字を心に懸けるが、「黝」(くろい、くらい)のような例外も、時に出て来る。「いく」は、前出のとおり、「生」「行」を掛ける。
¶い(生)く=古語では、自カ四(か・き・く・く・け・け)と上二(き・き・く・くる・くれ・きよ)の、活用二形がある。(旺文版『古語辞典』)

□短写588 おほきなる はかりのみちは みえざれど
        いづれくらきも いかざるべきや
【写真】先日の夕空、自宅で。色調はかなり手が入っている。
*LOCATELLI - Balthasar-Neumann-Ensemble - Concerto grosso in f, op 1, no 8 (1.FM - Otto's Baroque Musick) | 64.71.144.179:8045*