2013-0904-yts1300
短歌写真1300 わが心
わが心解きて放たれ人の世に
生かされてありかく生きてをり 悠山人
○短歌写真、詠む。
○生きてゐる価値はないと思つてはゐても、存外何かしら塵芥にも意味があるのかも知れない。
□短写1300 わがこころ ときてはなたれ ひとのよに
いかされてあり かくいきてをり
【写真】先日、モリエルス。
memo-WSM:(YT) 「o Viajante」。1999、ブラジル、1時間20分。字幕なし。ついでにブラジル映画。読唇の術さえない聴覚障害者になって、最初から最後まで見た。一人の男(原題は「旅人(単数形)」が、広大なミナス・ジェライス平原を走るSLに乗っている。小さな町(ウバ?)、日曜礼拝を終わって教会から出て来た女が、その男と一言話を交わす。画面は一瞬に、その女が豪邸自宅へ駆け込む・・・と、最初からミステリアスな展開。・・・旅人は、愛や死や許しや復活などを与えに来たらしい。幻想的な話の展開も、言語不自由者には残念。ところで、タイム・スタンプが 1:11:12 で止まったままとは?!
2013-0904-yhs1215
俳句写真1215 長月の
長月の有明見たりおそき朝 悠山人
○俳句写真、詠む。
○もうすぐ新月、という早朝、有明月の撮影に成功した。厚い雲間から、一瞬鋭く尖った月が見えた。追いかけて日の出である。
□俳写1215 ながつきの ありあけみたり おそきあさ
【写真】きのう、自宅。撮影は朝4時半(月出は3時ごろ)、月齢は26。
memo-WSM:(Gy) 「O CHEIRO DO RALO」。2007、ブラジル、1時間40分。日語題「尻に憑かれた男」、字幕も。ひとり歩いている女性の、尻だけが画面いっぱい。その尻が左折して、店に入ると少しずつパン。カウンターに中年男が、本を広げて珈琲を飲んでいる。小さな軽食店。男がメガネ顔を少し上げて、出勤して来た尻の女を見る。この尻のために、と男の呟き。・・・骨董屋を営んでいる彼は、店内に漂う下水臭に悩まされている毎日(原題直訳は「排水の臭い」)。その臭いを中心に男が繰り広げる悲喜劇、というところか。伯剌西爾とは珍しいと、眺めた。