悠山人の新古今

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短歌写真1309 来し方も

2013-09-22 03:00:00 | 短歌写真

2013-0922-yts1309
短歌写真1309 来し方も
 
来し方も今日もうき世のほだしにて
行く末までも離れざらまし  悠山人
 
短歌写真、詠む。
辺りの景色を眺めながら、悠然と飲食を楽しみたいのに、スクリーンを下げられると、楽しみも半減する。籠の鳥の心境。
さきほど(午前3時前)、夜空を見上げたら、望月(満月)、十六夜月、立待月、と呼び名を変えて来た居待月が、天央にこの上なく素晴らしく輝いていた。
¶来(き)し方(かた)=「(発展学習ファイル)平安中期までは<きしかた>が[過去]の意、<こしかた>が[通過方角・場所]の意を表したが、しだいに使い分けが乱れ、鎌倉時代には…もっぱら<こしかた>が用いられるようになった。」(三省堂「詳説古語辞典」)
¶ほだし(絆)=「(3)(心理的に)人を自由に行動できなくするもの。さまたげ。束縛。」(同前)
¶絆=「2(イ)拘束するもの。つなぎとめるもの。」(三省堂「全訳漢辞海」)
¶まし=活用語の未然形につく。「(発展学習ファイル)中世以降、<む>と同じように単なる推量の意で用いられるようになる。」(同前)
短写1309  きしかたも けふもうきよの ほだしにて
           ゆくすゑまでも はなれざらまし
【写真】きのう、餐庁リコ。