2007-0709-yim379
title : mitOdysseus
yyyy/mm : 2007/06
memo : 「イリアス」から、豪勇オデュッセウスを取り上げた長編叙事詩が「オデュッセイア」。ギリシャ(で買ったTシャツ)から日本を経て、ようやくトロイア遺跡での対面が実現して、ひとり静かに感懐に耽った。
【写真】トロイアで。説明するのは、日本語堪能なトルコ人のSさん。左のTシャツは、「オデュッセイア」の冒頭で、「オデュッセイア/アンドラ モイ エンネペ ムウサ、/ポリュトゥロポン、ホス マラ ポッラ/・・・」などと読める。
ET19
2007-0708-yim378
title : unRegard
yyyy/mm : 2007/06
memo : ホテルを出ると、正面のアパルトマン一階から、この少年がじっと何かを見つめていた。
【写真】拡大して、実はピアスをした少女と知った。カイロで。
ET18
2007-0707-yhs126
いとほしく
砂漠の国に
花も見ゆ 悠山人
○俳句写真、詠む。
○95%が砂漠というアイギュプトス。それでも、精一杯咲く花たち。
□俳写126 いとほしく さばくのくにに はなもみゆ
【写真】カイロの青モスクで。
ET17
2007-0706-yts397
若き日の彼に倣ひて汝がもとへ
遅れ馳せたりおおイリオスよ 悠山人
○短歌写真、詠む。
○イリオス、イリオン、トロイア。H.シュリーマンによって、トロイア戦争、「イリアス」「オデュッセイア」が、初めて史実・遺跡と結び付く。午後三時前、信じられない静謐が支配していた。
□短写397 わかきひの かれにならひて ながもとへ
おくれはせたり おおイリオスよ
【写真】上は「ILIOS」、下は「WILUSA」。Wilusa は、古代ハッティ(ヒッタイト)の王都。
ET16
2007-0705-yts396
何処まで広げたるかやその青き
絨毯のごと土耳古の空は 悠山人
○短歌写真、詠む。
○トルコは、面積が日本の倍、人口が半分。国土の大半が、北海道・富良野の景観である。古代からのアナトリア高原・平原ということは、十分承知していたつもりだが、何日間も経巡って、しみじみと実感できた。絨毯の名産地でもある。
¶土耳古=トルコ。トルコ語で「Türkiye テュルキイェ」。
□短写396 いづくまで ひろげたるかや そのあをき
じゅうたんのごと トルコのそらは
【写真】車が立ち寄れるところは、なかなかない。たまに見かけるガソリン・スタンドで、ほっと一休み。
ET15
2007-0704-yts395
過ぎれるは亜細亜の涯の海峡に
黄金の波となりしものなれ 悠山人
○短歌写真、詠む。
○これがSさん(ガイド)自慢の金波か、と思いながら・・・。結句に重畳。
¶¶海峡=「うなかひ」と詠んでみる。
□短写395 よぎれるは アジアのはての うなかひに
くがねのなみと なりしものなれ
【写真】画面左上がトプカプの丘。海面だけ彩度を上げたら、黄金色に染まった。
【memo】7月11日(水)付け、朝日新聞東京本社版に、「トプカプの至宝展」特集。8月1日~9月24日まで、上野の都美術館で開催、と。
ET14
2007-0703-yim377
title : Topkapi'sSunset
yyyy/mm : 2007/06
memo : ボスポロスの海から、トプカプ宮を眺める。現地人ガイドは、このあたりの夕景の美しさを、しきりに「金角湾」と呼んでいた。夏時間の七時過ぎ。
【写真】自動設定のせいもあって、明暗の差が極端に開く。補正の効果はほとんど出ない。
ET13
2007-0702-yts394
寂しくて悲しびてのち愛しみて
心の旅の果つる時なし 悠山人
○短歌写真、詠む。
○黒海、マルマラ(大理石色)海、さらに地中海へ連なる海峡の、往来は賑やかである。
□短写394 さびしくて かなしびてのち いとしみて
こころのたびの はつるときなし
【写真】イスタンブルを拠点にする観光船は、非常に多い。
ET12
2007-0701-yim376
title : BosporusBridge
yyyy/mm : 2007/06
memo : ボスポロス大橋には、日本の技術・資金が大きく寄与している。
【写真】サンメトリ(左右対称)の構図を意識した。
ET11