調査・整備登山として△千町ヶ峰へ登りました。
△千町ヶ峰 登山口(下千町 こぶしの村キャンプ場側)
今年2月(クリックしてご比較下さい。)
弘法の池にて、池の上の木にはモリアオガエルの卵がたくさん。
登山道の岩陰で大きな声で鳴いていたのもモリアオガエルと教えていただきました。
残念ながら姿は見られず。
⇒ ⇒・・ちょっと調べましたが、モリアオガエルは澄んだ転がる様な声の様です。
昨日聴いたのは、先日の後山の時と同じ、タゴガエルかトノサマガエルと似た鳴き声にも
思えますが・・・
もっちり泡
△千町ヶ峰 1141m
△三等三角点
点名:千町
標高:1141.3m
今年2月 クリックしてご比較下さい。
タニウツギ(スイカヅラ科) 頂上周辺にはタニウツギが盛りを迎えていました。
△千町ヶ峰 登山口(森林基幹道 千町・段ヶ峰線)へ下山。
(植物他)
ホソバトウゲシバ(ヒカゲノカズラ科)
コケ 雨上がりの山の中は、新緑はもとより瑞々しいコケ類が、朝陽を受けて大変美しかったです。
タニギキョウ(キキョウ科) (白い小さな蕾)
コケ 下手な写真でうまく表現できておりませんが、実際に間近で見るコケは何倍も素晴らしいです。
「ルイヨウボタン(メギ科)に似ているが・・・??」ともお話がありましたが、
葉の淵にギザギザがあり、5枚葉であることから調べるに、
“トチバニンジン(ウコギ科)”の様な気がしますが、いかがでしょう。
コケ (大きく載せましたのでクリックで。)
コケ地帯 (大きく載せましたのでクリックで)
コナスビ(サクラソウ科)
ノギラン(葉)(キンコウカ科)
コケ 弘法(こうぼう)の池 池にも水草の様なコケが生き生きとしてきれいでした。
弘法の池のコケ (少し大きく載せましたのでクリックで。)
サワフタギ(ハイノキ科)
ヒメハギ(ヒメハギ科)
オオバアサガラ(エゴノキ科)
オオバアサガラの花
☆オオバアサガラについて・・・
材(木材)としては柔らかくて水分が多く、利用価値の無い木ですが、地域によっては、
木の中の芯部分だけを突いて抜き取り、その芯に油を沁み込ませ、やはり油の入った入れ物から垂らして、ろうそく代わりに使ったり、
芯を抜き取った、ストロー状の木を乾かして(ちょうど、お盆の迎え火に使うオガラ状態にして)、お盆の時にミニはしごを作り、
先祖のお迎え具として活用したそうです。
そのことから、「オガラ」、「(芯を抜くことから)つきつき」と呼ばれていたとのこと。
同班の(棟梁でもある)「鳥羽さん」という先輩から教えていただきました。貴重なお話を聴くことができました。
ヤマボウシ(ミズキ科) 今日のルート中、いたるところでヤマボウシの満開風景に出会いましたが、
特に千町では圧巻でした。そして中にはこの様に赤らんだ?お花も見られました。
(ここ一帯の花々は、酒宴で酔っていると思われます。)
壮観なヤマボウシ(大きく載せましたのでクリックで)
2018.6.9(土) △千町ヶ峰(宍粟50名山)
行程:国見の森公園=R29=(県道6号線)=千町段ヶ峰林道=下千町(しもせんちょう)こぶしの村キャンプ場前P
ー炭焼窯跡ー弘法の池ー△千町ヶ峰ー無線小屋ー広域基幹林道側登山口P
=千町峠=(林道千町線)=千町=(県道6号線)=R29=国見の森公園
1/25000地形図:『神子畑』
宍粟50名山 ルートマップ『千町ヶ峰』
メンバー:宍粟50名山ガイドクラブ 調査・整備班5班
☆雨上がりの快晴の下、△千町ヶ峰の規正ルートを調査・整備で歩きました。
著しい荒れや倒木などはありませんでしたが、踏み跡の交錯や、枝の繁茂による
ルートの迷い箇所にテープ誘引を施しました。
△千町ヶ峰は、2月に山友達とスノーシュー登山をして以来でした。
雪の時、緑の時・・受ける感動は季節ごとに違い、同じ山に幾度となく訪れる意義を感じました。
軌跡