生放送ではないとは言え鉄棒の放送内容は大変良かった。全選手の演技を流してくれたし。情報をシャットアウトして結果を先に知らないように気をつけてるから生じゃない点は一応問題ない。
ただ、その他の競技の放送に関してはかなり文句がある。選手の演技がカットされまくりで。鉄棒を長く映すための犠牲になったとも言えるのかもしれないけど。
点数から見てあまりいい出来ではなさそうだったとは言え、ヤン・ハクソンとドラグレスクの跳馬の演技を切ってくるとは。特にヤン・ハクソンはすごく見たかったんだよ。
有休とって予選を見ていて良かった。予選のヤン・ハクソンの演技はいい演技だったな。予選では1本目にヤン・ハクソンではなくヨネクラを跳んでいたけど決勝ではヤン・ハクソンを跳んでいたらしいことは把握。もしかしたらその判断が失敗だったのかもしれない、とは少し思った。
放送してくれるだけでありがたいって思った方がいいんだろうけど。やっぱりちょっと腹立つわ。煽り映像を流してる暇があるなら全選手の演技を映せよテレ朝のバカヤロー。
視聴率のことを考えたら仕方ないんだろうなと頭では理解してるけど。特に体操競技が好きなわけでもなく、日本選手がメダルをとるかどうかが一番大事っていう視聴者のほうが多数派なんだろう。
せっかくAbemaでも同時放送してるんだから、Abemaは国際映像で生放送、地上波は日本選手中心+煽り映像付きって住み分ければいいのに。そうするとAbemaに流れる視聴者が多くなって視聴率が減るからダメだとか?
あと思ったのは、カルロス・ユーロの扱いをもう少し良くすればいいのにってこと。日本で練習してるんだし、日本選手に準じる扱いにすればもっと盛り上がるのに。予選でも2種目で1位だったし、すごい選手なんだよ。フィリピンから単身日本にやってきて、日本人のコーチと同居しながら頑張ってる選手だよ。フィリピンの選手だけど、基本的に日本選手にしか興味がないような視聴者でも応援したくなるような選手だと思うんだけどな。
跳馬の競技後インタビューも2位の米倉だけだったけど、優勝したカルロスにもインタビューしようよ。日本語もある程度は喋れるし。
カルロス・ユーロ、以前にドキュメンタリーで見たときはこんなにすごい選手になるとは予想してなかったな。跳馬の2本目は完璧で素晴らしかったし、平行棒も安定した綺麗な演技で2位。
平行棒は3位の侍聰(シー・ツォン?)の演技もとても綺麗だった。倒立がピタッと止まっていて。個人総合での平行棒の出来は今一つだったけど、ここではしっかり決めてきたな。
平均台。芦川が14点台に乗せてきたのはすごい。半分の選手の演技しか放送してくれてないからどんな試合展開だったのかよくわからないが、割とみんなフラついてた感じだったのかな。平均台って難しい種目だよな。あん馬と同じで落下と隣り合わせなのでハラハラする。
女子床。やっぱり村上はさすが。ただインクワイアリーで順位が変わってしまったのは若干後味が悪かったな。メルニコワが少し気の毒だった。納得してなさそうな顔してたし。村上は全然悪くないんだけど。
そして鉄棒。内村VS橋本の金メダル争いと煽られていた中で、胡旭威(フー・シューウェイ?)が優勝。でもこれは決して予想できない結末ではなかった。予選でも2位だったし、元々優勝候補と言える選手だったはず。
着地をピタっと止めたところが決め手になったな。でも私が一番沸いたのはリューキンを実施してきたところ。大好きな技なのにあんまりやってくれる選手がいないから、見られてとても嬉しかった。珍しい技をやってくれる選手は好きだ。あとヴィンクラーも好きなんだけど、鄒凱が引退してからヴィンクラーを見る機会が大幅に減ったな。予選では一度だけ見たけど。
橋本の鉄棒はいつも安定していてすごい。でもなぜか私の中では橋本は鉄棒よりもあん馬が得意な選手ってイメージ。
内村は着地が綺麗だったし、ブレッドシュナイダーも決まって良かった。肘が曲がっているシーンが多かったのであまりEは出ないかなと思ったので、点数にも納得。正直に言えば内村が全日本種目別選手権の予選のときのような演技をして優勝するところが見たかったけど、でも笑顔で終われて良かった。
他には、コフトゥンの鉄棒のところでサポートに付いてるコーチが女性なのが珍しくて目を引かれた。トランポリンだと男子に女性コーチが付いていることも多いけど、体操だとあまりいないよな。