2週間ほど前に集まりがあり小樽へ行って来た。JR小樽駅から会場へぶらぶらと歩いて
駅からすぐのところにアーケードの架かった都通り商店街がある
小樽はは榎本武揚に縁がある(他のブログから引用)
幕末から明治にかけて榎本武揚は小樽の発展に寄与した。旧幕府軍として戊辰戦争で破れ北海道(当時の蝦夷)に新天地を求め函館で蝦夷共和国を樹立し、選挙により総裁となった。
だが、旧幕府艦隊の旗艦「開陽丸」を江差の座礁で沈没して失い、戦費の枯渇、新政府軍の弁天台場砲台の攻撃、箱館湾海戦の全艦喪失で戦いは追い詰められた。明治2年(1869)敵将黒田清隆の説得により五稜郭を開城・捕虜となる。
黒田は彼の人柄と博識を惜しんで助命に尽力、明治5年(1872)榎本は釈放され、北海道開拓使に任官し北海道開拓に尽力する。
明治5年(1872)小樽の稲穂町の土地の払い下げを受け、同僚の北垣国道とともに管理会社「北辰社」を設立する。この一帯は町外れの沼地で、山側の丘はアイヌ民族の神聖な場所であった。数多くの神へ供物「イナウ」が立ち並び、これが「稲穂」の語源と言われている。
北垣国道の雅号が「静屋(せいおく)」でこの都通りの一本国道(5号線)よりは静屋(しずや)通りという
そんな訳で榎本武揚がこの商店街に今も登場している
カイゼル髭の榎本のイラストがコミカルに描かれ、小樽弁を使っている。おもしろ小樽弁だ。アーケードの柱にそれぞれ“小樽弁”が掲示されている。いくつか紹介しよう
「コワイ」は疲れると言う意味です。「怖い」・「恐ろしい」と言う意味ではありません。「きょうの仕事はコワカッタワ」・「山に登ったむけどコワカッタワ」って使います
「シャッコイ」は食べたり・触ったものが冷たいと言う意味です。人の心が冷たいと言う意味ではありません
「ジョッピン」は鍵のことです。錠前のことです。アクセントの強い言葉です。「おまえ、家のジョッピンかって来たか?」と使います
「イッチョウマエ」とは一人前と言う意味です。悪い意味でもいい意味でも使います。「おまえイッチョウマエになったな!!(褒める)」・「半人前のくせにイッチョウマエの口利いて!(けなす)」・・のように使います
「オバンデシタ」とはこんばんわと言う挨拶です。こんな声を掛けられたら心温まりますね。「オバンデス」とも言いいます
「メンコイ」は可愛いという意味です。小さいと言う意味にも通じますよ
「ゴンボホル」はだだをこねると言う意味です。だだっこに通じます
「ユルクナカッタ」は容易でなかった。難しかった。苦労したという意味です。「あの時の仕事はユククナカッタ・・・」と言うように使います
「メッパ」とは目のものもらいのこと。目のオデキだね。予防・医療技術が進みメッパに罹る人がほとんどなくなりこの方言も死語になりつつあるかも知れません
都通りの出口にあるジャンボ長靴だ。靴屋さんのトレードマークになっている
隣を歩く人と比べると
小樽弁、北海道方言だが目をつぶってこんな言葉が聞こえてきたら“フムフム”と納得して・・・温かい言葉だよ。イントネーションを聞かせられないのは残念だけど
小樽弁、北海道方言って「なまらいいべさ」って