健康の基本は歩き

人間は歩きを止めてから肉体的に老いてくる、精神的には何事も挑戦を諦めた時から老いてくる、今やりたい事を今出来る内に今やる

葬送の儀

2017-03-30 21:28:52 | 所感・雑感・独り言

今日は永年務めた会社の会長のお別れの会に参加して来た。
会長は会社の他にいろんな団体や協会等々の役職を行っていた関係上
参列者が2000から3000人は居たのではないだろうか
築地の東本願寺の内も外も人で溢れていた。

私達大勢のOBは控室のモニターを見ながら焼香の時を待った。
30年振りや50年ぶりの方にも逢い懐かしく顔を合わせた。
入社早々一緒に剣道をしていた先輩との対面
会社勤め時は髭を剃りサッパリした顔だったが
退職した今は無精髭ではないつもりだが自由奔放にしているからか
あなたはだれたっけ?、これには参ったなぁ。

葬儀規模の大小は如何に世のため、人の為に尽くしたかのバロメーターなのか
私の場合は身内だけのこじんまりとした葬儀になるでしょう
そんな器の違いを感じた葬送の儀だった。

合掌 礼拝。


思い出したくない思い出

2017-03-14 04:57:20 | 仕事
サラリーマンの現役を終えて10年以上も経つが
毎年紅梅が咲くこの頃になると
思い出したくない辛い経験が蘇える。
今日も早朝にあの時の状況がありありと思い出され夢で目が覚めた。

新年度から従来運用していた事後一括処理の国内営業システムを
日本各地の営業所等々を繋ぐ回線網を構築し
新規のオンラインリアルタイムシステムに
切り替えるべく、プロジェクトを進めていた。

新システムを運用開始したものの
日々不具合点が露呈しその解決が追いつけなかった。
以前に開発した海外営業システムもスタート時点では完全では無かったが
問題解決に徹夜してでも取り組み、どうにか軌道に乗せて難を乗り越えた。
その経験上から
国内営業システムも多少問題が発生しても追いつけると思っていた。

期日までに開発できていない部分的なプログラムがあったことも遠因だが
システム全体としての完成度がいまいち、全体的なテストも不十分だった。

夢の中での話ですが
開発者の全体会議で一通りの開発は済み、部分的なテストは終了したが
本格的なシステムとしての「通しのテスト」をやらなければならない
・・・・と力説していた自分が居た。

そんなこんなで本番開始の前後の10日間は毎晩うなされていたと言う。
結局、投資した人・物・金・時間がまったく無駄になってしまった
本社内の社員全員出席の全体朝礼でシステム本番開始の決断について
本当の勇気がなかった事をお詫びした。
金額にしたら
物理的には600万円それ以外を金額換算すれば1000万円以上の損失
当時、社長に言われた「二度と失敗するなよ」
この言葉を肝に銘じ半年間延期してどうにか運用開始する事が出来た。

気楽な今でも
毎年この時期になるとこの悪夢が首を出す、目が覚めてヤレヤレって感じ。
なので辛い日々のあの頃庭に咲いていた紅梅を見ると今でも涙する。
一生忘れられないこの時期限定の思い出したくない思い出でした。