健康の基本は歩き

人間は歩きを止めてから肉体的に老いてくる、精神的には何事も挑戦を諦めた時から老いてくる、今やりたい事を今出来る内に今やる

5月連休の田植え

2017-05-04 22:07:18 | 所感・雑感・独り言
風薫る5月の連休は近辺の農家にとつて一番忙しい時期である。
通勤中に見る田んぼは2~3日位で稲が植えられている。
私が子供の頃は稲を植えるまでに田んぼに何工程もの作業が必要だった、何日も掛かった。
大人達が大勢で腰を曲げ横に並んでおしゃべりをしながら田植えしていたのを思い出す。

10時と3時のコビリ(おやつの時間)の時に出るサイダーが美味しかった事を今でも思い出す。
今はなんでも機械でやるから何十倍の速さで作業が終る。
この生産性を考えると昔が懐かしくもあるが疲労の具合は昔の何十分の一であろう。

年中使える機械ならばいいが一時期だけに使う機械は何十倍のコストが掛かり、機械貧乏が想像つく。
費用が掛かるからと言って昔の様な手作業には戻れないでしょう。

子供がやる農作業もあった、本心は釣りに行きたいのに手伝いをさせられた事もあった。
昔の農作業を子供ながら分かっているからか、今では想像も出来ないくらい重労働であった。
親を含め昔の大人達はその重労働を当たり前としながら朝から晩まで長時間働いていた。

そんな事を思い出しながら田植え中の田んぼを見ると何処となく悲しくなってしまうと共に今昔の違いに感銘を受ける自分が居た。

追記:私が幼い子供の頃、親の農作業に連れられて行った先の田んぼから、街道を通る車の数を数えたら1日で7台だった。