蔵の屋根を支える棟木(むなぎ)を横の妻側に突き出すというスタイルが水戸ではよく見られます。そして、その突き出た部分を漆喰でおおい、そこに文字などがよくかかれています。かかれているものは、名字や、屋号、家紋、通称などのようです。
一般的(小林町)
普通は、そのまま材木が出ています。漆喰でおおったのは、たぶんはじめは、雨による腐食を防ぐためだったのでしょう。
普通は、そのまま材木が出ています。漆喰でおおったのは、たぶんはじめは、雨による腐食を防ぐためだったのでしょう。
名字(小吹町)
これは篆書(てんしょ)体のようで、そうとう装飾的です。文字は小林で、周囲に雲がほどこされているようです。
これは篆書(てんしょ)体のようで、そうとう装飾的です。文字は小林で、周囲に雲がほどこされているようです。
名字(飯島町)
この蔵の場合は、屋根より下は棟木といっしょに固められています。
この蔵の場合は、屋根より下は棟木といっしょに固められています。
屋号(五平町)
屋号で、山カと読むのでしょう。加倉井町に、山ヒもありました。
屋号で、山カと読むのでしょう。加倉井町に、山ヒもありました。
家紋(小泉町)
三つ巴(みつどもえ)なので、たぶん家紋なのでしょう。
三つ巴(みつどもえ)なので、たぶん家紋なのでしょう。
通称(鯉淵町2897)
中崎家は周囲に堀があるので、堀之内と呼ばれているそうです。堀之内の裏側は中崎となっています。住宅は、国の重要文化財に指定されています。
中崎家は周囲に堀があるので、堀之内と呼ばれているそうです。堀之内の裏側は中崎となっています。住宅は、国の重要文化財に指定されています。