命名権を取得して社名を付けた公共施設が増えてきているようです。会社側にとっても、公共施設を宣伝媒体として使える点や、看板を建てたり維持するといった面倒がないという利便性もあるのでしょう。県のHPを見ると、下の施設では、ザ・ヒロサワ・シティ会館の3年間900万円から桂不動産笠原歩道橋の5年間32万円までといった感じで、料金は多様なようです。歩道橋だけ見ても料金がそれぞれ違うようなので、地価などを斟酌して決めているのでしょう。
ザ・ヒロサワ・シティ会館(千波町697)
筑西市にある広沢グループが運営するテーマパーク、ザ・ヒロサワ・シティの名前をつけたようです。テーマパークの中にある広澤美術館が、秀吉ゆかりの黄金の茶道具を落札したというニュースを以前見ました。写真は、コンサートホール部分で、施設全体の半分です。
セキショウ・ウェルビーイング福祉会館(千波町1918)
筑西市の石油や自動車などを中核とした関彰商事㈱が、キーワードにしているらしい、ウェルビーイングという言葉を加えた名前のようです。
東日本技術研究所武道館(新原2-11-1)
日立市にあるソフトウェア開発企業の東日本技術研究所が武道館のネーミングライツを取得したようです。堀原運動公園内にある武道館です。
県庁東公園 SHIBA(笠原町978-11)
水戸市にある柴建築設計事務所が、県庁東公園のネーミングライツを取得したようです。表示の看板には、県庁東公園の文字の下に、ロゴマークとSHIBAがありました。
カンプロ千波山歩道橋(千波町36°22'03.1"N 140°27'02.8"Eあたり)
水戸市で関東プロパン㈱として創業した、現在名・カンプロ㈱が、その名前を付けた歩道橋です。ちなみに、この料金は5年間で40万円だそうです。
桂不動産笠原歩道橋(36°20'09.0"N 140°26'28.1"Eあたり)
つくば市に本店がある桂不動産㈱の名前が付いた歩道橋です。文京2丁目にも同様な桂不動産名の歩道橋があります。