SEIKOスポーツマチック5自動巻き修理
SEIKOスポーツマチック5自動巻きです。秒針が外れていて、長針に引っ掛っていました。
裏蓋がなかなか開きません。汚れと錆がこびり付いていて、貼り付いていました。
ムーブメントには腐蝕は見られません。ローターの回転オモリの縁に、少しザビが出ていました。でもさすがセイコー、部品の材質とその加工精度は素晴らしいです。
リュウズを抜いて、ムーブメントを取り出します。秒針が外れています。
巻き芯は、Oリングにも腐食が見られず、きれいな状態です。裏蓋とフレームの接触部が汚れて錆が出ていましたが、リュウズの穴から水が入ったわけではないようです。
秒針は時間合わせで長針、短針を無理に回してしまったのでしょう、曲がってしまっています。
真直ぐに延ばして、取り付けます。しっかり動き出しました。
プラ風防の縁にひび割れがあります。表面に細かな傷もあります。文字盤はキレイなので、このまま表面の傷だけ研磨しようか、それとも新しいプラ風防に取り換えてしまおうか・・・検討します。
このような状態の時計は見栄えが良くないので、ほとんど捨てられてしまいますが、ちょっとした修理で、まだまだ使えるようになります。”SEIKOスポーツマチック5”、良い時計です。
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