フォト&クラフト工房Gorou's (写真、カメラ、万年筆、腕時計、etc.)

写真、特に沖縄の・・・ カメラ、万年筆、腕時計など蒐集、修理復活などなど・・・写真と物の世界に嵌っています。

SEIKOスポーツマチック5の修理その2

2019-01-23 15:06:19 | 腕時計

SEIKOスポーツマチック5の修理その2

 SEIKOスポーツマチック5、プラ風防にヒビが入っていました。

 サイズのピッタリなプラ風防が見つかったので、交換しようとしたのですが。

 ひび割れがあります。10時の位置に、少々目立つ傷もあり、全体にも細かな傷があります。

 

 シール剥がしの薬剤を風防の縁に塗ります。アクリル系の溶剤を用いた方が良いのですが、風防や文字盤に干渉することがあるので、切手などのシール剥がし液を使います。

 風防のオープナーで掴んで剥がします。このオープナーは円周状に配置されたツメで、風防を掴んで外すのですが、金属のツメで風防を傷つけてしまうことがあるので、注意して使う必要があります。

 と試みたのですが、外れません。よく見るとこの風防は被せ式になっていて、ケーズの縁が立ち上がっていてそこに風防を被せる方式です。防水時計なので、ベゼルではなく、直接ケースに密着して取り付けられています。密着面に幅があり、接着剤でしっかり貼り付けられていて、剥がすことが出来ません。
 結局あきらめました。どうせ割れがある風防なので壊してしまってもよいのですが、用意した新しい風防が上手く取り付けられるかわからないので、あきらめました。

 改めてプラスチック磨きのクロスで磨いたら、細かな傷もあまり目立たなくなりました。表面にもつやが出て来て、まぁこれでOKとしましょう。
 メーカーだと同じ規格の交換部品に在庫があれば、単純に交換修理するのでしょう。

 ちなみに古い防水でないプラ風防の時計(上の写真のトノ-型の時計など)であれば、ニカワなどの接着剤が使われているので、シール剥がし用の溶剤が有効です。

 

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コメント
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