2針17JEWELS腕時計UNIVERSITY
スクエアーでシンプルな手巻きの腕時計です。UNIVERSITY ブランドの腕時計は今でもあるようですが、これはかなり古いタイプです。今のデザインは大きくがっちりしたもので、同じメーカーなのか判りません。
カルティエタンクに似ています・・・が、全くの別物ですね。
裏蓋は銀製のように見えますが、STANLESS STEEL BACK のケースです。フレームは金メッキで、こすれて剥げています。
白い文字盤はペイントで、ホウロウではありません。
ケースや文字盤、ムーブメントから判断すると、1950年代頃のものではないかと思われます。
文字盤にオイルがこびり付いていたので、レンズクリーニングリキッドで拭き取ります。
ムーブメントは、テンプは振れているのですが 、すぐに止まってしまいます。調整が必要です。
テンプがすぐ止まってしまうので、よく見ると天真に埃が絡まっていました。テンプの受板を留めているネジも緩んでいました。
時計の裏面を上にすると動くのに、立てたり表面を上にすると止まってしまいます。テンプの受板が緩んでいて天真が、しっかり押さえれていませんでした。
テンプは、ルビーを受けに使ったSHOCK PROOF です。ムーブメントは、しっかりした作りです。
トカゲ革?のベルトは古くて硬化しているので、オイルを塗って軟らかくします。汚れも一緒に拭い取ります。
オイルは野球のグローブなどに用いるもので、スポーツ用品店で手に入れました。乾燥して硬化しているものには、このオイルは手入れするのに必携アイテムです。
古い革ベルトは、劣化しているものがほとんどですが、擦り切れてしまっているものは張り替えるしかありません。その場合、表の革は出来るだけそのまま残して裏だけ張り替えます。
古いメタルのベルトも味がありますが、やはり革製のベルトは品があって格が違います。高級時計には欠かせないものです。
特にオリジナルの革ベルトでキレイなものは貴重です。ヨーロッパの革加工技術は歴史があり、素晴らしいです。
~~~~~~~~~~~ ~~~~~~~~~~
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます