2020年「A&Kの菜園日記」夏野菜の準備(12)サトイモ・オクラの定植
5月25日、政府は東京など首都圏の1都3県と北海道に出されていた「緊急事態宣言」の解除宣言を行いました。4月7日に発出されてからおよそ1ヶ月半ぶりに全国で解除されることとなり、今後、各自治体は独自の日常に向けてのプランを模索することとなりました。また、改めての2波3波の感染拡大が予想される中、医療提供体制や検査体制の強化に取り組みながら、国民には、緩みのない「新しい生活様式」が望まれるようになりました。
5月24日 サトイモ・オクラ・三尺ササゲの定植 10:30~15:00
一昨日降雨があって中1日、本日は25度に迫る陽気ですが、湿度がなく、カラッとして、作業には良い天気です。多少土は湿り気が多いですが、自宅育苗数も多くなり、……オクラはまだ小さく、定植には多少早目ですが……、サトイモ共々「花かご」の数減らしで、定植作業に出ました。
「絹さやえんどう」の棚は残し、枯れ始めた ゛絹さやえんどう ゛を、一部ネットごと撤去しました。多少の除草後、苦土石灰・鶏ふん堆肥・油かす・腐葉土を撒布、すき込みました。父が使っていたハンディーサイズの ゛3爪鍬 ゛が、便利に湿った土を耕起してくれました。普段余り使用していないものですが、必要なときの小道具は、誠に便利極まりありません。小1時間かけて、「三尺ササゲ」10株を定植しました。
(5月24日 旬の味を楽しんだ「絹さやえんどう」を撤去)
(5月24日「道沿いの畑」絹さやえんどうの撤去後に施肥・耕起 A )
(5月24日「絹さやえんどう」撤去後に「三尺ササゲ」10株定植 A )
好天気に恵まれて、作業がはかどります。カラッと乾燥した陽気は、余り汗をかきませんが、適時の水分補給は欠かせません。「中の畑」のサトイモ予定場所を耕起しますが、一昨日の雨の名残で、鍬に土がこびり付き、結構、消耗しました。畝立てまで、これまた小1時間を要しましたが、サトイモの植え付けは楽しく順調で、20株はポット植付け(3月20日)より65日ぶりの定植になります。
サトイモのポット植付け(催芽)で、幾つかは上下逆さまに種イモを植付けた可能性が大でした。ポットより催芽(芽出し)したものは、ポットの縁に沿って発芽し、いかにも「逆さ植え」を思わせるものでした。
「逆さ植え」についてWeb検索、「月刊 現代農業」に見つけました。
「九州などではもともとやっていた人も多いらしいが、誌上では長野県須坂市の大島寛さんによって初めて紹介され、その後またたく間に全国に広がったサトイモの小力・多収栽培法。サトイモはふつう、種イモの芽を上にして植え付ける。種イモから出た芽が親イモになり、そこに子イモ、孫イモが上へ上へとつく。そのため土寄せをしてイモの太るスペースをつくり、青イモ(日焼け)を防ぐ必要がある。ところが逆さ植えすれば、この土寄せも追肥もいっさい不要となる。芽を下にして植え、土を戻したらおしまい。超小力的であるうえに青イモが減る。逆さ植えだと深植えしたことになり、深い位置の親イモから出た子イモや孫イモもふつうより深くなるせいだろう。イモの太るスペースが縦に広がるせいか「イモ数が増えた」という農家も少なくない。ただし、地中深いところから芽を出すため、発芽には時間がかかる。このあたりがガマンのしどころといえる。」
(「月刊 現代農業」用語集より)
(サトイモの植え方「月刊 現代農業」用語集より)
「月刊 現代農業」の話は直植え栽培時のことと思いますので、Aの催芽の時とは、多少のニュアンスが違いますが、「逆さ植えする」という上では同じです。……「逆さ植え」での発芽は ゛淘汰された芽 ゛なので、以後丈夫で強い生育が期待できる……とも、他の手引書にありましたので、今回Aのポット催芽も案外、 ゛怪我の功名 ゛なのかもしれません
(5月24日「中の畑」サトイモ定植場所の耕起 A )
(逆さ植えとおぼしき発芽 2ヶ月間のポットで大分根が回っている)
(5月24日「中の畑」サトイモ(土垂)定植 A )
(5月24日「中の畑」サトイモ20株に水遣り中 A )
サトイモに続きマルチかけ畝へ、オクラ8株を定植しました。本葉が出るか出ないかの早目の定植になりますが、案外強い苗ですので、心配はしておりません。また、Aは1ポット3粒播種で、そのまま発芽・育苗した3本1ポット株を定植しております。手引書には「1本植えはどんどん生育して大きくなり茎も太くなりますが、莢も早く硬くなってしまいます」とのことですので、3本もしくは2本植えを心掛けています。行灯かけは、ナスの行灯を解体、そのままかけもち使用しました。ナスの行灯は定植後(5月7日)17日目になり、安定生育に見られましたので……。
(5月24日「中の畑」オクラ3本1株植え8株定植 A )
(5月24日「中の畑」定植オクラに行灯かけ A )
(5月24日行灯かけのオクラ 見辛いが1株3本植え)
三尺ササゲ・サトイモ、オクラの定植に3時間を費やしました。昼食を摂らずに作業しているAにお仲間が声をかけて下さいました。「良かったら、うちで昼食べる?」 誠に有り難いお話ですが、丁重にご辞退申し上げました。「作業後のシャワーと冷えたビールが、Aを待っておりますので!」……とは、言えませんでした。
行灯を撤去後のナス7本を支柱に誘引、ほか生育順調なトマト・キュウリも誘引・芽欠き作業を行いました。
(5月24日 行灯を撤去したナスの支柱誘引中 A )
(5月24日 定植後17日目のトマト・ホーム桃太郎)
「道沿いの畑」、播種や育苗に失敗しながら何とか2畝生育中のタマネギですが、昨年11月12日に定植後、本日で194日目、一部が倒伏し始めました。例年通りですと、6月第1週辺りの収穫になりそうです。
道路沿い不揃いに発芽したコキアが、大きくなり始めました。バラバラに生えているものを掘り起こし、見映えの良いように、等間隔に植え直しました。コキアの植え直しは、ある程度大きくなると、根付きが悪くなるようで、結構枯らしていますので、ちょっと心配です。直径1m以上にもなるコキアですので、道や畑にせり出しそうなものは、撤去・刈り取ります。
(5月24日「道沿いの畑」一部倒伏し始めたタマネギ)
(5月24日道路沿いのコキアを移植 A )
(5月24日 コキア幾分真っ直ぐに移植)
(2020年5月24日夏野菜の植付け配置図)