台湾ワン!(Taiwan One!)

台湾にまつわる様々な話、中国語教室の出来事、日々の生活...

玄米茶・そば茶のおすすめ(台湾友人へのおみやげに)

2007年04月24日 | 台湾茶・お茶会のはなし
 近々台湾に出張するたびに、よく兄に頼まれたお買い物がある。それは日本茶だ。でも本人が飲みたいからじゃなくて、義理の姉とそのお姉さんが好きということらしい。姉妹二人でテレビから日本茶の健康効果を知り、最近それにはまったとか。
 
 前回の出張に頼まれたのは、緑茶と玄米茶だった。そして話のネタとして持参したのはそば茶。義理の姉にそば茶を飲ませたら、その甘くて香ばしい香りがたまらなく美味しいという。それが今回のお買い物リストに仲間入りした。
 
 もともと台湾人にとって、同じ緑茶でも釜煎緑茶に慣れているので、日本の蒸した緑茶は青臭くておいしくないと感じる人が多かった。でも最近は日本茶が世界中に進出し、当然日本文化にオープンな台湾でも飲む人がみるみる増えている。

 それでも、やはり玄米茶やそば茶の甘くて香ばしいところが、台湾人のDNA的にいちばん合っているみたい。台湾人の友人に差し上げるおみやげに困っている方は、ぜひ玄米茶とそば茶はいかが?

 ■玄米茶選びのポイント:◎原料:抹茶入りがよりコクがあっておすすめ。成分表示の順が「炒り米、緑茶、抹茶」のものもあるが、「緑茶、炒り米、抹茶」がよいだろう。玄米がやたらに多いものはお茶自体のコクがあまり出ない気がする。◎パッケージの材質:海外に送る場合はなるべく美味しさを長く保ちたいので、アルミ製茶袋のものがいい(厚いほど酸化しにくい)。◎賞味期限:日本茶の賞味期限が半年ほどの短さ、玄米茶も同様。買うときは必ず日付をチェックし、一番新しいものを買いましょう。


 ■そば茶選びのポイント:とにかく鮮度が命。アルミパック包装が一番いいが、市販品の中では見当たらないので、なるべく日付の新しいものを選びましょう。

 最後に注意点一つ。お茶と言っても、玄米茶もそば茶も100%茶葉のものではない。つまり口の中での殺菌力は期待できない。それどころか、飲んだ後にそのまま寝てしまうと虫歯になってしまう。差し上げるときに、ぜひこの一言を添えてください。(「よくご存知ね」といわれますから)


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お茶会07.4.14

2007年04月16日 | 台湾茶・お茶会のはなし
 3月のお茶会は予想を上回った人数で大にぎわいだった。定員オーバーで参加できなかった方々のために、急遽この日にお茶会をとり行なうことにした。今回も女性ばかりの6名だった。(この日の為に仕事を休んだ方もいらしたそうで...、恐縮です)

 お二方を除き、4名の方が初めてのご参加。お茶請けに興味津々な方が今回目立ったかな?召し上がる手を止め、懸命に紙に書き写していた姿が絵になる。けど、実はすでにサイトに公開中...。

 台北市の南に位置し「観光茶園」で有名な「猫空」mao1 kong1は、数十のお茶農園がカフェテラスならぬお茶テラスを経営していて、オープンテラスに流れ込む山の清々しい空気を吸い込みながら飲むお茶は別格だという話をしたら、みなさん口を揃って「いきたい!」。24h営業の所が多く、お茶代と席料さえ払えば、あとは給湯から茶殻捨てまですべてセルフサービス、飽きるまで滞在できる自由なスタイル。台湾観光の忙しいスケジュールから数時間やりくりして、一度体験してみても悪くない。台北盆地の夜景がきれいに見える場所を探してみるのもいい記念になるかも。

今回のお茶は:
【阿里山高山茶】台湾で今人気な高山茶の代表的な存在。分厚いけどさわやかな空気感がおいしい。
【凍頂・濃香】一昔では主流のお茶、現在は作り手が少なくなり逆に貴重な存在。日本人にもなじみのある香りと味。
今回のお茶請けは:
【茶香ピーナッツ】みじん切りしたお茶と砂糖でバターピーナッツをかためて、最後にきな粉を振りかけたもの。台湾の定番お菓子「花生糖」hua1 sheng1 tang2のアレンジバージョン。
【茶葉蛋】ごはんがほしくなる、お茶会の定番である卵の醤油煮。
【杏仁豆腐ー黒酢シロップ】乳脂肪分の高い牛乳と濃いお茶を半々に作った杏仁豆腐は甘さ控えめ。黒酢シロップは一度黒酢を煮詰めてツンとした匂いを飛ばしたあと、黒砂糖、クコのみを加え一煮立ち、最後にお茶を加えて伸ばす。(シロップまできれいに飲み干した方もいらした!)



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デトックスとお茶

2007年03月23日 | 台湾茶・お茶会のはなし
<台湾の足裏マッサージ屋。席の手前には薬草茶>

 この間、銀座のとあるエステサロンから台湾茶のOEM注文があった。施術を受けるお客様に台湾茶を出したいからとのこと。

 そういえば、台湾の足裏マッサージ屋さんも、薬草茶のサービスがあった。施術の間に、それを少しずつ飲むと、体内にたまった老廃物の排泄が早まるという。

 お茶は利尿作用があるため、マッサージで絞り出された老廃物を効率的かつ迅速に体外へ運び出してくれる。そのうえ、自然の複雑な香りがα波(リラックス脳波)の分泌を促進するから、まさに内側から外側からのダブル作用。

 春は冬中に体内に蓄積しっぱなしの毒素をデトックスする季節。エステに通う人も通わない人も、ちびちびと温かいお茶を飲んで、体の中にたまった毒素や老廃物を排出しましょう!




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07初めてのお茶会(3月3日、ひな祭りの日)

2007年03月22日 | 台湾茶・お茶会のはなし
 07年はじめてのお茶会、ひな祭りの日。まるで合せたかのように、マスター入れて計9名の女性が茶卓につく(花屋か、ちがっ!華やか~)。

 中国語教室の生徒さんが多いということで、この間入手した台湾の新聞を披露。台湾語が中国語に化けた表現やら、日本語が中国語に化けた表現やらで、大盛り上がり。漢字っておもしろい!字自体が変わらなくても、意味や解釈は時代でどんどん進化している。あまり時間が経つのが早すぎた。終わる頃にはお茶もすっかり薄くなり、茶点心もとっくにきれいサッパリ、だが気持ちはすっきり&充実、そんな2時間だった。

 みなさん!よい時間をありがとう!また会おうね。

今回のお茶は:
【四季春】いよいよ春を迎えるこの季節の感覚にぴったりのお茶
【木柵鉄観音】甘い饅頭には焙煎がしっかり効かせたこんなお茶が似合う。今回は酸味控えめの木柵鉄観音
今回のお茶請けは:
【茶香かりんとう】茶粉をまぶして、一味・生姜汁を表面につけたオリジナルかりんとう
【茶葉蛋】ごはんがほしくなる、お茶会の定番である卵の醤油煮。今回はLLサイズの大サービス。
【ピーナッツクリームの蒸し饅頭】生地にはたっぷりと刻んだ茶葉を練り込んだ。あんはピーナッツバターに蜂蜜を加えて練ったもの。お茶のほのかな香りと優しい甘み、ふんわりとした生地。




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06年最後のお茶会12.23

2006年12月25日 | 台湾茶・お茶会のはなし
 今年も慌ただしく、残りわずかで07年にバドンを渡そうとしている。この一年を振り返って、教室にはメンバーが加わったり、旅立ったりして、といろんな出会いと別れの一年でした。そして今年最後の大仕事であるお茶会も無事に終わりました。

 東京はこの頃どんより空が多かったが、祈りが通じたのか、この日は申し分ないスッキリした晴天だった。今回は前回と同じメンバーに、初めての方一名が加わった(小苗!謝謝イ尓帯朋友来)。

 歳末のお茶会という特別な日なので、ラインラップから青心烏龍茶をピックアップし、それからマスター珍蔵の有機茶(烏龍。ラインラップには載ってない)をお出しした。
お茶は:
【青心烏龍茶】台湾茶の原種。このお茶をベーズに、新種のお茶が開発されている。味も香もマイルドで飲みやすい。機械摘みのため、価格もお手頃。
【有機凍頂茶】有機農法で作った凍頂茶。素材自体がしっかりしているので、深めの発酵と焙煎を加える。香りはフルーツのグァバに似ている。味はほうじ茶に少し似ているが、ほうじ茶にはないフルーティーな味わいが楽しめる。

お茶請けは:
【茶麩チョコ】最新作。お麩に溶かした板チョコと茶粉を絡めて固めたもの。レシピは1月に発表予定です。乞うご期待!
【焼き饅頭】生地は茶葉のみじん切りをふんだんに混ぜ込んでいる。あんはシュウマイとみじん切りした玉ねぎを炒め、醤油みりんで濃いめに味付けした。
【お汁粉】茶葉と小豆、黒豆、はと麦、龍眼干を煮込んだもの。甘さは黒砂糖、三温糖、白砂糖3種類から。コクを出すため、ひとつまみの塩を加えた。味に丸みを出すため、仕上げに牛乳を加えた。食べる直前に砕いたピーナッツをトッピングし、軟らかい豆と対照的な食感を。

<写真は茶麩チョコ>

 今回は11月に台湾出張に撮った花蓮の壮観な景色の写真も披露した。もっとほかにもいろいろ見せたい写真があったが(反省)、後半は今年最後の「井上・後藤コント」に突入。なにはともあれ、これぞ台湾お茶会っていった感じ。作法一つ一つしっかりこなし心の奥へ奥へと極める日本茶道とは正反対の趣き。中国語で「人生苦短、即時行楽」(人生は短し、今を楽しむべし)とはよく言ったものだ。

 そんなわけで、今年のお茶会も「円満閉幕」しました。来年もお茶会で愉快なメンバー'Sと会えることを楽しみにしつつ、今年を送り出したいと思っているマスターでした。



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有記茶行you3 ni4 cha2 hang2

2006年12月18日 | 台湾茶・お茶会のはなし
 以前台湾に出張したおりに、日本帰国を控えた前日に、有記茶行の「前」まで行ったことがあった。日曜日で、店休日だった。台湾の人なら常識のことだが、日曜日に閉まってるところは役所ぐらい。だから、今回はちゃんと営業時間を調べてから行った。

 店は昔ながらの2階立ての赤レンガ造りで、間から垂れ下がるグリーンがレンガの赤と良いコントラストできれい。メインストリートからこんなに近いところに、こんなに時間がゆっくり流れる場所があるんだと感じさせられる。

 店に入ると、教養ありげなお姉さんがお出迎え、「請喝茶!」といれたての文山包種茶をさしだしてくれた。開店してすぐか、お客さんは私たち以外に二人だった。そんな優雅な店内を、お姉さんが親切に案内してくれた。
 
 この100年以上(1890年創業)の老舗茶行のオーナーは、三代目の王連源(wang2 lian2 yuan2)さん。台湾茶の歴史やお茶の製造工程を、もっと一般の人に知ってもらうために、古い「精製茶厰」(お茶の精製工場)をギャラリーに改造し、いまの店の姿となった。

ここでの精製作業の流れ図


不純物、要らない茎を取り除く、地味で根気のいる作業中

 店の前半部分はお茶と茶器の売り場、試飲スペースになってて、モダンでありながらどこか落ち着ける良き古さを感じられる。後半部分は、いまでも稼働中の製茶工場。ここでは「荒茶」(山で初期加工したお茶)を焙煎・精製し出荷する作業。懐かしく古い作業場は、おどろくほど清潔だ。きっとお茶を美味しくする菌が住み着いてるなと想像してみた。お姉さんの説明だと、最近は見学者が増えたので、作業場を見学しやすいように改造した。でも焙煎に使う床を掘り下げた穴は100年前のままだそう。先日も時代劇(武侠劇wu3 xia2 ju4)の撮影に使われたとか。

お茶の焙煎に使う炭を起こす一連の作業


炭を最良の状態にするために、こんなにたくさんの道具が要る

 店の2階に上がると「清源堂qing1 yuan2 tang2」、お茶の関連活動や各種文化イベントの貸しスペースとなっている。「商業施設、たとえばカフェにすれば?」とすすめられることもあったそうだが、当初の目的である文化的機能にこだわっているそう。

 さてさて、1階の店内に戻って、茶器とお茶の値段をチェックしてみよう。飲杯と聞香杯は30元~(約100円)、電気ポットが1350元(約5000円弱)とかな~り良心的。品数こそそんなにないが、茶器のメッカ「鶯歌」にも劣らない手頃さ。お茶のほうは、ティーバッグが目にとまった。なんと100個入りで100元!(約350円。さすがのグリーニ・ティーもまけた!)外から高級そうな店構えをみると、「どうせこんなおしゃれな店だから、ものも高いでしょう!」と思うだろうが、それがいい意味で裏切られた。

売り場の一角

 とまあ、ゆったりとした時間を過ごさせてもらった。最後に店を出るときに、お姉さんに「ネットでは店休日が第2.4日曜日とあったり、日曜日とあったりするけど、どっちが本当なの?」と訊ねた。「本当は第2.4日曜だけど、覚えにくいから、お客様には日曜日と言ってる」ということでした。ご参考までに。

店情報:台北市重慶北路2段64巷26号
   (店の前が朝陽茶葉公園zhao1 yang2 cha2 ye4 gong1 yuan2)
    営業時間:09:00~20:30
    日本語:少しだけ通じる
    交通:MRT「中山站」or「双連站」。
     電話:02-2555-9164
    HP:有記茶行




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秋のお茶会(06.11.20)

2006年11月20日 | 台湾茶・お茶会のはなし
 先日、およそ1年ぶりに、以前出張お茶会でご自宅にお邪魔した山上さんからメールをもらった。今回は友人の誕生日に仲間が集まるので、またお茶会を利用したいとのこと。

 誕生日の日に、お茶会を選んでいただけて、なんて光栄なこと!感謝感謝。去年の12月23日にお会いしたときのことが頭に思い浮かぶ。外は寒くて、でも部屋の中はろうそくの火でいい雰囲気。そんな一年が終わるのを惜しむ年末の一コマだった。もう一年経とうとしてるんだ。

 約束の午後6時に近づき、1階ロビーへ降り出迎えの準備だ。ビルの表の植え込みはすっかりブルーとホワイトのクリスマス電飾でシックに飾られていた。「きれいだな」と眺めていたら、事務所前の通りを曲がって入ってきた女の子グループが見えてきた。「お久しぶり!」。さっそく事務所へ案内した。

 わたしだけかと思ったら、メンバーたちもお互い久しぶりに顔を合わせたとか。「メガネ変わったね」「メガネ作ったよ」なんて会話も。(ますますお茶会を選んでくれたことに感謝)

 今回のお茶は、さわやか系の文山包種茶とまったり系の凍頂・濃香をセレクト。お茶請けはお茶ピーナッツ(バターピーナッツを粉茶、砂糖、杏仁霜でコーティング)、茶葉蛋(茶葉の煮たまご)、木柵鉄観音茶のきな粉プリン~クコの実シロップ(プリン:濃いめのお茶、牛乳、黒砂糖、きな粉で固めた、甘さ控えめのもの。シロップ:濃いめのお茶と砂糖を煮詰めたあとにクコの実を加えたコクも甘みもしっかりしたもの)の3点でした。

 ここでお茶の知識ひとつ。食事前の空腹状態は、いくらお茶が体やダイエットによくても、お茶だけというのは禁物だ。お茶が胃液の分泌を促進するので、消化するものがないのにお茶だけがぶがぶ飲むと、胃を荒らしてしまうからだ。だから、お茶会のように、お茶受けを食べながらというのが理想なパターン。

 (話を戻す)お茶会の面白いところは、いろんな人からいろんな話が聞け、勉強になるところだ。今回のみなさんがサッカー仲間で、ドイツの観戦話や引退した中田の話などなど、「ふん~、そうなんだ」とうなづきながらお茶を入れた。


 話が盛り上がって、そろそろお茶からお酒に切り替えたいところだったが、次に食事をする予定があるそうなので、惜しみつつも、今回のお茶会はこの辺で。来年は、年に一度の「お元気会」と言わず、是非時間ができたら、またお茶会に遊びにきてほしいわ。桜井さん、お誕生日おめでとう!山上さん、今回もまたお茶会の招集、ありがとう!みなさん、来年も良いお年を!





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秋のお茶会(06.10.21)

2006年10月23日 | 台湾茶・お茶会のはなし
 7月以来、3ヶ月ぶりのお茶会。10月は涼しくなり、空気も比較的に乾いているから、お茶をゆっくり味わうのに最適な季節で、おすすめです。可能であれば、屋内ではなく、ぜひ屋外で楽しみたいものだ。


台北市内某所、路地のベンチをテーブル代わりに一人お茶中のおじさん。お茶を飲みながら新聞をチェック。自宅が目の前で夜間のお湯が切れたらとりに戻るそう。お茶は家の中で飲むより、外のほうが気持ちがいいという(納得納得!)。でももしかしたら「見られる」気持ちよさもあるのでは?と思ったりして。

 (話を戻す)今回のメンバーはいつもの井上おじさんと、数えきれないほど参加してきた後藤おばさん、それから中国語教室の生徒さん茶米、小苗、小羊の計5名でした。

 半数以上がお茶会が初めてということで、定番の「茶葉蛋」(茶葉の煮玉子)を出した。ほかに1品目はお茶の粉末、ピーナッツバター、きな粉とハチミツなどを練って固めた生菓子、3品目はウーロン茶で煮た小豆あんを敷き詰めた蒸し饅頭。お茶は1品目がこの季節の空気感にぴったりな阿里山高山茶、締めくくりは口当たりが濃厚な凍頂・濃香。

 会のはじめは、みなさんが初対面ということもあり、茶器やお茶の説明もあったので、比較的に静かに始まったが、30分たったところで、常連メンバーの井上おじさんと後藤おばさんにスイッチが入った。そこからが爆笑の渦。

 井上おじさんのネタは面白すぎて、ぜひ日頃笑い足りない方にも笑っていただきたく、メモらせていただきました。御年55の井上おじさんだが、会社でドリアンを食べ、もともとアレルギー気味の会社の女の子にアレルギー症状を出させ、病院に行かせてしまい、結果もう二度と会社でドリアンを食べない「始末書」までを書かされた(おいおい)、ウソみたいな本当の話。会場は大爆笑(優雅な台湾茶席のはずだったのに...まぁいっか!)。本人は「なんで?」と納得しない様子だったが、それがまたうけて。

 それから、茶米が指摘するまで、まったく気がつかなかったが、後藤おばさんと井上おじさんは交互に発言してたが、実はよく聞いてみたら全然関係ない話が互い繰り広げられていた!(あれって才能?)

 とまあ、今回は予想以上の爆笑のうちに幕を閉じた「脱線お茶会」だったわけだが、皆さんはきっとお茶とお茶請けと笑いでお腹いっぱいになったんじゃないかな?2時間はホントにあっという間に感じたわ。「家族に見放されてる」ともらした単身赴任中の井上おじさん、いつまでも元気で!次回も「無事のご生存」を確認させていただくとともに、新しいネタを楽しみにしてるからね!

 後藤さん!何度もお茶会に参加してくれて、そしていつも後片付けまで手伝ってくれてありがとう!空気が乾燥する季節なので、もともと弱いのどだから気をつけないとね。そのうちまたルパンくんに会いに行くからね。

 茶米!小苗!小羊!謝謝イ尓們抽空来参加這次的茶会、今後中文教室也請多多指教!以後有機会再来参加茶会!



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7月のお茶会

2006年07月31日 | 台湾茶・お茶会のはなし
 今年の梅雨明けは例年より遅く、7月末というのに、まだ梅雨明け発表がされないまま、いつになるのやらの、そんな7月のお茶会でした。
 
 今回は「古株」井上さん(現在で5回目)と増渕さん(3回目)2名のほか、新メンバーが3名、林さんご夫妻と杉浦さんでした。杉浦さんは白い牛のオーナーのご友人で、たまたまお茶会の情報を聞きつけて、2、3日前に急きょ参加決定しました。林さんはサイトから申込まれた方で、あとでお茶会でお会いしたとき、旦那様が台湾の方だとわかりました(つまり「ハヤシ」さんじゃなくて「リン」さんが正解でした)

 今回使用する茶盤は、いつもの4~6人用ではなく、10~12人用のもの。台湾製で手の込んだもの、市価は10万円を下らないだろう。台南実家の新築祝いに親戚に頂いたもので、合理主義の母曰く「いま使ってるステンレスのほうが手入れが要らないからいい」と、シメシメと里帰りの際にちょうだいして日本に持ち込んだ。さすが大人数用、お湯は茶盤の底に溜めるのではなく、茶盤の隅についてるホースを伝って足下のツボに流すから、お茶会の間、お湯を捨てるために一旦中断することはまったくない。
  
 林さんの話に戻るが、旦那様のほうは、日本に大人気の珍珠女乃茶(ブラックタピオカのミルクティー)を販売するチェーン店PearlLadyを経営しているそう。彼がいるお店は「豪徳寺店」。今度「波覇」(台湾の珍珠女乃茶の俗称)が飲みたくなったら、買い求めにいこうと思う。

 今回のお茶は、まずさっぱり系の「凍頂烏龍茶・清香」で神経を目覚めさせ、それから精神を落ち着かせる「凍頂烏龍茶・濃香」でしめくくる。お茶請けは、「お茶のおこし」
「お茶の炊込みご飯ーおこわ風」
「お茶のチーズプリンー濃い茶シロップがけ」


 お茶のおこしは、キャラメルコーティングの麦ポップに、砂糖やマシュマロで茶葉をくっつけて作ったもので、とっても香ばしくて、さっくりとねっとり食感が同時に味わえる最近のヒット作品。

 炊き込みご飯はもち米せんべいを砕いて白米と炊く、手軽おこわ風のごはん。(台湾でよく煮物に使う香辛料の五香や八角なども入れて一緒に炊くと、よりいっそう中華の味になります)
 
 最後にデザートの「お茶のチーズプリンー濃い茶シロップがけ」は、クリームチーズ、砂糖、濃いめに入れたお茶、細かくちぎった梅干をよく混ぜてゼラチンで固めた夏にもってこい一品。食べる直前に、ほろ苦いお茶シロップをかける。(シロップは大人向けに、濃く煮だしたお茶に控えめの砂糖と片栗粉で作った)

 7月のお茶会が終わったら、夏もいよいよ本番だ。8月はお茶会一旦お休みとさせていただき、次回は涼しくなった頃の9月。お茶会のファンともしばしのお別れだ。どうぞみなさんもそれまでお元気で。



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ティーバッグのお茶をもっとおいしくする方法

2006年06月12日 | 台湾茶・お茶会のはなし
いま扱っている商品のティーバッグで、最近ちょっとしたひらめきがあった。

 台湾茶のリーフティー(茶葉が裁断されないもの)はいれる前が丸まった形なので、表面積が小さく酸化しにくく、そのために日本茶や紅茶より長期保存に耐えられる。だが、ティーバッグとなると、紅茶と同じように裁断された形なので、どうしても保存期間が長くなると、風味が損ないやすくなる。

 そこで、「いれる前に軽く電子レンジで乾燥させれば、風味がよみがえるのでは?」と思って実験してみた。それが正解だった!!いつもよりコクが出て、香りもよりいっそう高まってた。そんな簡単なことで、こんなに美味しくなるんだったら、これからはもうやるっきゃない。みなさんもぜひトライしてみてください。

 やり方はいたって簡単。ティーバッグ1個につき500Wで30秒~1分、ラップなしで加熱して、あとは普通に1リットルのお湯でいれるだけ。これからが冷やしたお茶をがぶがぶ飲みたい季節、ぜひ抜群なコクと香りのお茶を手づくりして仕事や学校に向かう家族に持たせてあげたいですね 。




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