教室で生徒に「你什麼時候要去台灣?」と聞くと、いちばん多いのは「我5月1號到5月4號要去」のような答え。同じ質問を中国語ネイティブにすると答えが「我5月1號要去」。
私が知りたいのはあくまで出発の日に過ぎないのに、生徒は親切にも全日程を教えてくれようとする。
実は「去」は瞬間動詞で、持続・継続の表現ができず、「我5月1號到5月4號要去」は、「5月1日から4日の四日間をかけて発ちます」となってしまいます(出発するのに4日間もかかるんかい!)。
もしくは、「5月1日から4日までが台湾滞在で、5月〇日から〇日までが△△滞在で...」と、箇条書き形式で述べる日程の中の一つのように感じられる。
前者は一般的な状況ではないし、後者は文脈が必要なものです。いずれも自然な表現ではないのです。
結論からいうと、「你什麼時候要去台灣?」の答えは「我5月1號要去」でした。全日程の確認であれば、「你什麼時候要去台灣?什麼時候回來?」と「我5月1號要去,5月4號回來」。
「去」関連でもう一本。「彼は台湾に行っています」の中国語は?...答えは「他在去台灣」ではなく、「他去台灣了」です。行ったあと、まだ日本に帰っていない事実を把握しているので、台湾にいると理解されるわけです。
では「彼はもう日本に帰ってきています」は?...正解は「他回來日本了」(台灣華語)または「他回日本來了」です。やはり「了」ですね。けっして「他在回來日本」ではないので。
結局、「來」も「去」と同じく瞬間動詞であって、持続・継続の表現ができないからです。日本に帰ってきたあとは日本にいるわけで、「日本に帰ってきています」と理解されます。
似ているようで、意外とその違いに気づきにくいものですね...。
台湾華語・台湾中国語は任せて!台湾人による中国語教室・翻訳・通訳サービス T-Chinese
私が知りたいのはあくまで出発の日に過ぎないのに、生徒は親切にも全日程を教えてくれようとする。
実は「去」は瞬間動詞で、持続・継続の表現ができず、「我5月1號到5月4號要去」は、「5月1日から4日の四日間をかけて発ちます」となってしまいます(出発するのに4日間もかかるんかい!)。
もしくは、「5月1日から4日までが台湾滞在で、5月〇日から〇日までが△△滞在で...」と、箇条書き形式で述べる日程の中の一つのように感じられる。
前者は一般的な状況ではないし、後者は文脈が必要なものです。いずれも自然な表現ではないのです。
結論からいうと、「你什麼時候要去台灣?」の答えは「我5月1號要去」でした。全日程の確認であれば、「你什麼時候要去台灣?什麼時候回來?」と「我5月1號要去,5月4號回來」。
「去」関連でもう一本。「彼は台湾に行っています」の中国語は?...答えは「他在去台灣」ではなく、「他去台灣了」です。行ったあと、まだ日本に帰っていない事実を把握しているので、台湾にいると理解されるわけです。
では「彼はもう日本に帰ってきています」は?...正解は「他回來日本了」(台灣華語)または「他回日本來了」です。やはり「了」ですね。けっして「他在回來日本」ではないので。
結局、「來」も「去」と同じく瞬間動詞であって、持続・継続の表現ができないからです。日本に帰ってきたあとは日本にいるわけで、「日本に帰ってきています」と理解されます。
似ているようで、意外とその違いに気づきにくいものですね...。
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