グッドぐんま 2

ぐんま大好き! 群馬のちょっとイイものや身近な自然を再発見

田んぼの生きものたち ナマズ (農文協)

2014年05月15日 20時43分39秒 | 
田んぼの生きものたち ナマズ  著者:前畑政善 出版社:農山漁村文化協会(農文協)


目次
1  夜、ナマズが水路をのぼってきた!
2  ジャンプして田んぼに入るナマズ
3  メスをめぐって争うオス
4  オスがメスに巻きついて産卵
5  巻きつき産卵する体のしくみ
6  田んぼに入って産卵する魚たち
7  田んぼでふ化するナマズの卵
8  田んぼにわきでる動物プランクトン
9  ナマズの子をおびやかす天敵と中干し
10 ふるさとに帰るナマズの子
11 ナマズのすぐれた感覚器官
12 ビワコオオナマズとイワトコナマズ
13 ビワコオオナマズの産卵
14 ビワコオオナマズのふ化と成長
15 イワトコナマズの産卵と成長
16 ナマズの仲間が急減している
17 世界のナマズ
18 ナマズは神の使い
19 庶民の願いを描いた鯰絵
20 ナマズ料理はおいしい
21 ナマズ養殖で地域おこし
22 魚のゆりかご水田プロジェクト

<資料編>
1 なぜナマズは田んぼにやってくるのか?
2 なぜ巻きつき産卵するのか、なぜ卵をばらまくのか
3 なぜメスのほうが大きく、多いのか
4 おもしろいナマズ釣り
5 ナマズの飼育法


出版社の農文協のHPでは、「児童書・絵本」のコーナーで紹介されていますが、内容はけっこう濃くて、大人が読んでも満足できると思います。身近な自然に関心のある人にオススメです。


ユニークな姿のナマズは子供にも大人にも人気があります。田んぼの生き物調査などでナマズが採れるとみんなの注目の的ですね。






信仰の対象にも

雷電神社(板倉町)の「なまずさん」

そして、たべても美味しい (^^)

ナマズの天丼


ナマズは誰でも知っている身近な魚ですが、農業用水路の改修などで生息環境が悪化し、最近ではあまり見られなくなってしまった場所も少なくありません。ナマズたちの将来が心配・・・。



にほんブログ村 写真ブログ ネイチャーフォトへ
にほんブログ村

虫の季節になってきたので・・・ 『ストロボテクニック完全マスター』、『デジタルカメラ昆虫撮影術』

2014年03月29日 22時01分53秒 | 
今日の前橋の最高気温は5月中旬並の23.1℃。
そして、前橋地方気象台は、ソメイヨシノの開花を発表しました。



いよいよ、春本番ですね (^^)


ところで、最近購入した写真撮影関連の本
『ストロボテクニック完全マスター』と『デジタルカメラ昆虫撮影術』


昨年、クリップオンストロボを購入したけどストロボの使い方はなかなか難しくて悩んでいました。

手頃な解説書を探していたところ、『ストロボテクニック完全マスター』を見つけ、しかも昆虫撮影の解説もあったので即購入。

『デジタルカメラ昆虫撮影術』の方は、暖かくなってきて、虫の季節だなぁと思っていた時にちょうど目に留まったのと、4人の共著者のうち2名が好きな写真家さんだったので購入。


まぁ、一流の写真家の方々が書かれたテクニック本を読んでも、すぐに腕が上がるわきゃないよ、ってのは分かっちゃいますけど・・・ (^^;)


いわな  川と森の生きものたち

2013年11月28日 21時41分37秒 | 
子供も大人も楽しめる絵本のご紹介です。

いわな  川と森の生きものたち  ポトス出版 1,500円(税別)


著者は前橋市在住のフィッシング・ジャーナリスト、佐藤成史さん。「瀬戸際の渓魚たち」(つり人社刊)や「渓魚つりしかの川」(立風書房刊)をはじめ、多数の著書がありますが、絵本の文章を書くのは初めてです。
絵本なんて子供向けだろ? な~んてバカにしてはいけません。渓流で魚と戯れるのが好きな人はもちろん生き物が好きな人全般が楽しめる内容になっています。

あさりまゆみさんの描く、活き活きとした生き物や景色も素敵です。



この絵本の重要なキーワード、「生き物のつながり」。 これは、まさに『生物多様性』の“肝”です。

お話の後半には、イワナの命を支えている意外な生物も登場しますよ。それが何かは、読んでみてください (^^)




ポトス出版HP

SST'S フィールドスケッチ 佐藤成史氏のブログ



にほんブログ村 写真ブログ ネイチャーフォトへ
にほんブログ村


ぐんまちゃんセカンド写真集『ぐんまちゃんの休日』 本日発売!

2013年09月21日 20時56分20秒 | 
ぐんまちゃんのセカンド写真集ぐんまちゃんの休日が本日発売されました。

写真:河野英喜、協力:群馬県、発行:中経出版  価格:1,000円+税

夏休みの絵日記風です


ぐんまちゃんの可愛らしい姿に癒されます。私と同年代のお疲れ気味の中年サラリーマンにもオススメでございます


ぐんまちゃんの水着姿や入浴シーンもありますよ


県内35市町村のご当地ぐんまちゃんシールのおまけ付き


6月に出版されたファースト写真集『ぐんまちゃんとお散歩』は、16,000部と大ヒットしたので、今回は初版から1万部と出版元の中経出版もかなり強気ですね (^^)

ファースト写真集(右)より一回り大きくなっています


全国の書店やネット通販で販売中。どうぞお買い求めくださいませ~ \(^^)/




にほんブログ村 写真ブログへにほんブログ村






ゆるキャラグランプリ2013も開催中です。ぐんまちゃんへの応援をよろしくお願いいたします。


ゆるキャラグランプリ2013


ぐんまちゃんのブログ



ぐんまちゃん公式フェイスブック





イマドキの野生動物

2012年12月21日 22時20分31秒 | 
最近、田舎ではイノシシやシカが出没して大変だって言っているけど、それは山の自然が破壊されて、すみかを追われた動物たちが仕方なく人里に出てきているのだと思っている人たちに読んで欲しい本

人間なんて怖くない 写真ルポ イマドキの野生動物  宮崎学

【プロローグより】
イマドキの野生動物は、本当に人をナメている。昔だったら考えられないぐらい、堂々と人里に出てくるし、人を見ても怖がらなくなった。いったいなぜ、動物たちはこれほど大胆な行動をとるようになったのか。じつはこうした「イマドキの動物」をつくりだしているのは、何を隠そう、われわれ自身、つまりイマドキの人間たちなのだ。


生息地の破壊や分断化、乱獲などの影響により、絶滅が心配される動物がいる一方で、
シカやカモシカ、サル、クマなどは分布域を拡大しており、アライグマやハクビシンなどの外来生物も増加中です。
それに伴ってこれらの野生動物による農作物への被害が増加し、人間との間で軋轢が称しています。

農林水産省によれば、平成22年の野生鳥獣による農作物被害は、全国で239億円以上。群馬県だけでも平成23年度の被害額は5億6千万円にのぼります。
さらにクマやシカによる林業被害がこれに加わり、野生鳥獣被害対策は地方の大きな課題の一つになっています。

日本の人口は今後減少していき、中山間地域の過疎化は加速していきます。ヒトと動物は折り合いをつけて共存していくことは可能なのでしょうか?
鳥獣被害の問題を農林水産業だけの問題と捉えていては、解決は難しいと思います。


こちらもオススメ↓
となりのツキノワグマ

撤退の農村計画

海野和男氏の写真集

2012年12月18日 22時41分06秒 | 
冬でも昆虫が全く見られなくなることはありませんが、やはり冬は虫のオフシーズン。虫好きおじさんが部屋の中で広げるのは、日本を代表する昆虫写真家、海野和男氏の写真集です。

・蝶の道 Butterflies 東京農工大学出版会
・昆虫顔面図鑑 日本編 実業之日本社

プロの写真家の素晴らしい写真を眺めつつ、まぐれでいいからこんな写真を撮ってみたいなぁと思いながら、寒い季節を過ごすのであります。


海野和男の昆虫写真テクニック グッドぐんま2

海野和男のデジタル昆虫記



ウナギ大回遊の謎

2012年07月27日 20時59分57秒 | 
本日、土用の丑。
3年連続のシラスウナギの不漁で、蒲焼きの価格も高騰し、鰻屋の客足も減ってはいるようですが、さすがに今日は大賑わいだったようです。
我が家ではスーパーの特売蒲焼きでございましたが・・・(^^;)

土用の丑の日にこんな本はいかがでしょうか。
ウナギ大回遊の謎 塚本勝巳著 PHPサイエンス・ワールド新書

ウナギは昔から日本人に親しまれ、現在は世界のウナギの7割は日本人が食べていると言われていますが、その生態は多くの謎に包まれています。
ニホンウナギの産卵場と推定されていた水域で、最近、ふ化後間もないプレレプトセファルス、成熟した親ウナギが相次いで採捕され、2009年には、ついに産卵された卵が確認され、産卵地点が特定されました。
その大発見をした研究者が、著者の塚本氏です。

本の帯に「ウナギの究極の謎を追いかけた科学者たちの夢と冒険の記録」とありますが、まさにその通り。世界初のウナギ産卵場発見までの道のりは、サイエンスアドベンチャーです。わくわくしながら一気に読みました。



ところで、多くの食用魚で全生活史を人がコントロールする完全養殖が可能になっていますが、
ウナギは研究室レベルでは完全養殖に成功していますが、まだ実用化のレベルには達していません。
養殖の種苗であるシラスウナギの不漁が続くなか、ウナギ完全養殖の実用化が期待されています。しかし、完全養殖の技術が実用化されればそれで問題が解決するのかと言えば、そうではありません。

魚が減ったら人が育てた種苗を放流すればよいというこれまでの安易な対応では、根本的な問題解決になりません。本書の最終章でも述べられていますが、科学的知見に基づき、天然のウナギ資源を守る取り組みが需要です。
アユやヤマメの種苗生産技術が開発され、生態系から切り離された場所で、放流用種苗の大量生産が可能になったことにより、魚類の繁殖に適さなくなった川にも放流によって資源が維持できるようになり、河川環境破壊に免罪符を与えてしまったという苦い経験を忘れてはいけないと思います。



にほんブログ村 アウトドアブログ 自然観察へ
にほんブログ村

魚は痛みを感じるか? Do Fish Feel Pain?

2012年03月24日 20時37分10秒 | 
先日、書店で目にして思わず手にとった本
魚は痛みを感じるか? ヴィクトリア・ブレイスウェイト・著 高橋洋・訳 紀伊國屋書店


本の帯には“考えたこともなかった!”と書いてありますが、私の場合は商売柄、当然このことについて考えたことはありました。仕事やプライベートで魚と付き合ってきて、私は魚にもヒトの痛みに似た感覚はあり、それは魚にとって不快なことであるだろうが、ヒトの感じる痛みとそれによる苦痛と比べれば、魚のそれははるかに小さなものだろう・・・と漠然と考えていました。

著者らは、巧みな実験と検証を重ね、「魚は痛みを感じるか?」という疑問に答えを見出しました。
結論は「魚も哺乳類や鳥類と同様に傷みを感じ、苦しむ能力がある」。
きちんとした論拠を示しながら、こう言われてしまうと、魚を扱う仕事をしている者としては心中穏やかではありません。

でも、魚の関係者として「魚の福祉」という問題にも正面から向き合う必要はあるよなぁと思いました。





おまけ
今宵の月





にほんブログ村 アウトドアブログ 自然観察へ
にほんブログ村

海野和男の昆虫写真テクニック

2012年03月07日 22時11分21秒 | 
この冬は最近では珍しく厳冬でしたが、啓蟄も過ぎ、そろそろ春の昆虫シーズンの幕開けですね。
先日、昆虫写真で有名な海野和男氏の虫撮り教科書を見つけ、即購入。

デジタルカメラによる海野和男の昆虫撮影テクニック  誠文堂新光社


目次
・昆虫撮影に使うデジタルカメラと基礎知識
・昆虫撮影のためのカメラ操作の基本
・ズームレンズを使う昆虫のマクロ撮影
・マクロレンズを使う本格的なマクロ撮影
・魚眼レンズを使う大深度・広角マクロ撮影
・ストロボを使いこなす
・チョウの撮影で学ぶ実践フィールドテクニック
・いろいろな昆虫の撮影テクニック

『この本には、ぼくが長年にわたって開発してきた撮影法を惜しまずに盛り込みました。誰でもがチャレンジできる本格的な昆虫撮影法を解説した自信作です。昆虫写真を撮影している人に“プロ並みの写真”を撮れるようになっていただきたいというのが、ぼくの本当の思いです。』と「はじめに」に著者が書いているとおり、虫撮りのために機材からテクニックが詳しく解説されています。作例も豊富に掲載されています。
機材も腕もない私が撮影の教科書を読んでも、プロ並みの写真が撮れる訳はないのですが、こういう本って、読んでいてけっこう楽しい・・・ (^^;)


                              


今日の川場村昼休み散歩から
カワラヒワ


カシラダカ


ふきのとうが顔を出しました




にほんブログ村 アウトドアブログ 自然観察へ
にほんブログ村