赤城南麓、前橋市宮城地区の田んぼの中を流れる小さな水路。
最近はコンクリートで固められた水路が多くなり、このような土のままの水路は少なくなりました。
こういう水路では、たくさんの生き物たちの姿を見ることができます。
水路で見つけた生き物たち
ホトケドジョウ
普通のドジョウよりもずんぐりした体型の可愛いドジョウ
日本固有種で、青森県を除く東北地方から近畿地方までの本州に分布します。
湧水が水源で、流れの緩やかな砂泥底の細流、湿原や田んぼの水路に生息。高水温が苦手で、水温が27℃を越えると弱ってしまいます。
水質汚濁や水路の三面コンクリート化などで生息適地が減少し、生息数が極めて減っており、環境省レッドリストでは「絶滅危惧ⅠB類」、群馬県動物レッドリストでは「絶滅危惧Ⅱ類」に指定されています。
ドジョウの仲間の中では遊泳性が強く、よく水の中層を泳ぎます。
ホトケドジョウを漢字で書くと「仏泥鰌」。フランスのドジョウと勘違いしそうです(^^;)
面白い名前なんですが、由来ははっきりしないようです。
シマドジョウ
体の横に円形や楕円形の暗褐色の斑紋が並んでいるのが特徴です。
きれいな水が緩やかに流れ、底が砂の場所を好みます。
ドジョウ
普通のドジョウです。
大きいものは20㎝近くになります。
タイコウチ
田んぼや流れの緩い水路、池などでみられる大型の水生カメムシ
鎌形の前脚で魚やおたまじゃくしなどを捕らえ、鋭い口で体液を吸います。
お尻の長い呼吸管を水面に出して呼吸します。
前脚で太鼓を打つような仕草をするのが、名前の由来です。
オニヤンマの幼虫(ヤゴ)
この大きなヤゴはどう見ても今年生まれではありませんね。
オニヤンマが成虫になるには、5年かかるといわれています。
田んぼの水路は、稲作に水が必要な時期だけ水が流れ、その他の時期は水がほとんどない状態になっているものも少なくありませんが、大きなオニヤンマのヤゴが生息しているということは、この水路には年間を通じて水の流れがあるのでしょう。
この他にも、この付近の水路には、カワトンボ類のヤゴやサワガニ、カワニナがたくさん生息していました。(それから、私が苦手なカエルたちも。アマガエル、トウキョウダルマガエル、アカガエル、ツチガエル・・・)
この場所が、今後も“近代的な”水田に変わらないで、このままであって欲しいと思います。
稲だけを効率的に生産する“近代的な”水田よりも、多くの生き物たちの命を育んだ田んぼでできたお米が食べたい・・・
職場の隣の池に今朝、マガモ(♂ エクリプス)が来ていました。
アオサギ
最近はコンクリートで固められた水路が多くなり、このような土のままの水路は少なくなりました。
こういう水路では、たくさんの生き物たちの姿を見ることができます。
水路で見つけた生き物たち
ホトケドジョウ
普通のドジョウよりもずんぐりした体型の可愛いドジョウ
日本固有種で、青森県を除く東北地方から近畿地方までの本州に分布します。
湧水が水源で、流れの緩やかな砂泥底の細流、湿原や田んぼの水路に生息。高水温が苦手で、水温が27℃を越えると弱ってしまいます。
水質汚濁や水路の三面コンクリート化などで生息適地が減少し、生息数が極めて減っており、環境省レッドリストでは「絶滅危惧ⅠB類」、群馬県動物レッドリストでは「絶滅危惧Ⅱ類」に指定されています。
ドジョウの仲間の中では遊泳性が強く、よく水の中層を泳ぎます。
ホトケドジョウを漢字で書くと「仏泥鰌」。フランスのドジョウと勘違いしそうです(^^;)
面白い名前なんですが、由来ははっきりしないようです。
シマドジョウ
体の横に円形や楕円形の暗褐色の斑紋が並んでいるのが特徴です。
きれいな水が緩やかに流れ、底が砂の場所を好みます。
ドジョウ
普通のドジョウです。
大きいものは20㎝近くになります。
タイコウチ
田んぼや流れの緩い水路、池などでみられる大型の水生カメムシ
鎌形の前脚で魚やおたまじゃくしなどを捕らえ、鋭い口で体液を吸います。
お尻の長い呼吸管を水面に出して呼吸します。
前脚で太鼓を打つような仕草をするのが、名前の由来です。
オニヤンマの幼虫(ヤゴ)
この大きなヤゴはどう見ても今年生まれではありませんね。
オニヤンマが成虫になるには、5年かかるといわれています。
田んぼの水路は、稲作に水が必要な時期だけ水が流れ、その他の時期は水がほとんどない状態になっているものも少なくありませんが、大きなオニヤンマのヤゴが生息しているということは、この水路には年間を通じて水の流れがあるのでしょう。
この他にも、この付近の水路には、カワトンボ類のヤゴやサワガニ、カワニナがたくさん生息していました。(それから、私が苦手なカエルたちも。アマガエル、トウキョウダルマガエル、アカガエル、ツチガエル・・・)
この場所が、今後も“近代的な”水田に変わらないで、このままであって欲しいと思います。
稲だけを効率的に生産する“近代的な”水田よりも、多くの生き物たちの命を育んだ田んぼでできたお米が食べたい・・・
職場の隣の池に今朝、マガモ(♂ エクリプス)が来ていました。
アオサギ
以前にコニーさんのブログでも見かけた「田んぼの生き物調査」。
2001年(かなり古い^^;)のそれによると、ごはんがお茶碗に約46杯分の稲が育つ環境に、
ドジョウが1匹いるという自然環境。
同じくごはん303杯分でタイコウチが1匹。 約15万杯分でコサギ1羽・・・・
生き物もごはんも田んぼのめぐみですね。
自然に支えられ、自然を支える農業。 そんな田んぼで育ったお米こそ食べたいですね。
わが家は前橋のもう一つ南の地区です。^^
懐かしい感じのするその光景をいつも車窓から眺めて(眺めているだけ)います。
歩いてみるといろんな出会いがありそうですね^^
↓8日の記事をリンクさせていただきました。
よろしくお願いいたします。
近代的に整備された水田は、必ずしも生き物に
やさしい場所では無くなってしまいました。
生き物にやさしい昔ながらの田んぼで、伝統的な管理で育てられたお米は、それが付加価値になりますよね。
他県ではいくつか例がありますが、県内でもそんな取り組みがあるといいなと思います。
こういう場所は貴重ですね。
農業分野と環境分野の協力で身近な生き物たちを守れるといいですよね。