早期リタイア&移住生活

早期退職し信州へ移住しました。呑んで、走って、耕して、作って、野鳥を眺めて、自然を楽しむ日常を綴ります。

DIY 塩ビ管で薪だなを作ってみた

2018-12-06 | 薪ストーブ

薪ストーブを使うようになるまで知らなかったのですが、薪は割ってからすぐに使うのではなく乾燥させる必要があります。伐採した時期や木の種類によって少し異なりますが、秋~冬に伐採したもので早くて1年、春~夏の伐採では1年以上の乾燥が必要・・・つまり春~夏は木の含水率が高いため、できるだけ秋から冬の伐採がお薦めということになります。

いずれにせよ、すぐには使えないので乾燥するための薪だなが必要です。我が家は2年分の薪のストックを目標として薪だなを作ってきました。最初は市販のものを2つ。それでは全く足りなさそうなので、2×4で3つ。しかし、2×4はそのうち木が朽ちそうな気がしたので、次の1個は近所にあった薪だなの真似をして鉄パイプで作ってみました。

↓小ぶりですが鉄パイプバージョン1号がコレ

少し値が張りますが、クランプでつなげるので設営が簡単。しかしパイプが上段にあると重いのが難点です。
ここで改善PT発動。一番下段はパイプだけど、縦と上段は塩ビ管でいいんじゃない?ということで、次は一部塩ビ管で作りました。塩ビ管だと鋸で切断可能なので微妙な長さにしたい時にも便利。切断を請け負っていない近所のホームセンターでながーい塩ビ管を買って、その場で切断して持って帰ってきました。

設置した結果・・・2×4の時は気にならなかったのだけど、塩ビ管+鉄パイプではむちゃくちゃ無粋。森の中に溶け込まないのです。薪を置いたら少しは違うのかもしれませんが、これでは↓納得いきません。


そこで、再び改善PT発動。塩ビ管を塗っちゃうことにしました。もちろん森に溶け込む茶色で。塩ビ管との相性も踏まえていろいろ調べた結果、ベストと判断した水性塗料で塗りました。本論と関係ないですが、これまで油性塗料ばっかり使っていて「うすめ液」が使いづらいなあと思っていた私にとって、水で溶ける水性塗料はとても使いやすかったです。また、私が無知なだけですが、何故水性なのに雨に濡れていいのか?いまだに理解できていません。

そして・・・完成品がこちら↓。

背伸びしても届かない部分は適当に塗りましたが、遠めに見たらそんなのは気になりません(個人的感想)。
ということで、森に溶け込む塩ビ管薪だなにて我が家の薪だな設置計画は完了です。

ちなみに、昨シーズンの薪使用量は約1t、不在の時もあったので、フルで滞在する場合は、1.5tくらいになりそうです。但し、我が家は夕方~夜の8時間程度の使用のため、終日運用・フル滞在の場合はやはり1.5t×4で6tくらい必要になります。薪の種類によりますが8キロ程度で350円とし全て購入で賄うとすると、1シーズンで262,500円!他の暖房器具を使った場合と比較すると恐ろしい数字です。薪をタダで手に入れる方法がなくなったら・・・即灯油に転換です。