真っ直ぐにただ前を向いて

2007-03-07 20:57:50 | 日記風
 過去は存在しないんだな、って思います。
 過去はびゅンびゅン飛び去ってしまうもの。終わったことはもう引きずらない。
 
 ちょろっと聞いた話なんでなんですが、タイムマシーンが作れない理由もそんなところにあるらしい。タイムマシーンを作ろうと思ったその瞬間さえも過去となってしまうから(常に時間は前にだけ進むから)時を遡ることは不可能だから、理論的に言って無理。なんだとか・・・かんだとか。

 いまいち、記憶の曖昧な話です。

 ただ、そう思うのです。過去は消え去るもの。だから済んだことを気にすることないのかなって。常に前に進むことを考えた方が良いのかなって。

 最近、脳のことを取り上げた番組だったりニュースだったりを見ますが、その中で、人は自分にとってそれを思い出すことに精神的苦痛を伴う記憶は作り変えてしまうらしい。

 ただ更に昔に読んだ本によると、人は見たこと経験したことは寸分の違いなく正確に記憶してるってあった。

 どっちが本当なんだ? と思うけど。脳のメカニズムってほんの何割かしかまだ解明されてない。だからどっちも本当なんだろうなって思う。何故記憶しているかと言えば、生きていく為の筈なんです。覚えておいた方が生命維持にいいことを記憶しているに過ぎないのなら、それを覚えていて苦痛になる現実なら人は忘れたり、作り変えたりするんだと思う。
 じゃなきゃ記憶している意味がない。生命を危機に陥れることなら、それはいらないことと解釈してもしょうがない。

 そう思うと、子供の頃のことですが、私もその日のことをどうしても思い出せないことがあるのです。今なら判るのですが、ほんの数日経過しただけで回りから、そのことの概略を聞かされても、どうしてもある記憶がない。
 それ程重い意味を含むことだから、意図して思い出せないようにしているんだろうなって思う。

 それはそれでいいんだ思う。何もかもを知っている必要はないのだから。

 判るんですがね~、過去を気にしてしまうのも人なのですね。
 だからそういう、思い出せないことを取り上げたミステリー風のストーリーっていっぱいあるでしょう。ドラマとして作るにはもってこいの題材なのよね。

 ただ個人的な生き方としては、過去は過去たらしめよ。過去は過去と割り切って、前だけを見て生きていきたいもんだなって思う。
 現実は幾らでも取り返しがつく。今と未来がある限りはねって思う。