空気の「気」

2007-12-22 20:50:50 | 日記風
 道を聞かれることが多い。

 「西口は何処ですか?」
 新宿の駅構内で聞かれることもある。
 「ごめんなさい、私も迷ってるの」
 そう、今でこそないけど。前は新宿の駅の中で出口が判らず迷っていた。

 基本的には迷いません。
 
 でも、道を聞かれることは目茶苦茶多い。

 聞きやすいタイプだろうか?

 今日も、「あの」と、おずおず声を掛けられたので、なんだろうと思ったら道案内だった。

 残念なことに、駅の出口が逆です。ここからだと1回駅に戻って、それで・・・。
 説明した。
 
 説明することが多いせいか、しみじみ思う。
 どうやったらよく判ってくれる説明ができるのか?

 嫌じゃない。折角教えても、やっぱり判らなかったって、状況。

 初めて行く場所で、結構距離があって、何を右、何を左と言われても、判らないよ。迷ってるって焦りもあるだろうし。

 どんなビルがあるよ、どんな店があるよ(それが誰も知ってるチェーン店なら店名出して)そう説明した方がいいのか。
 通り、明治通りを真っ直ぐ行って・・・とか説明してあげた方がいいのか。

 時間とか、ここから何百メートルなのかとか。そういう言い方の方がいいのかな。
 
 よく判らない。

 聞く方が得意な方が判り易いんだと思う。

 例えば、「気」って漢字を説明する時。
 私は、「空気」の「気」って言うのが、凄く判り易いと思う。
 中には「元気」の「気」って言う方が判り易い人もいる。
 中には「大気」の「気」って言う人もいる。

 ようは、職業とか普段使い慣れてる言葉に直した方が1番理解し易いってことだけど、それが判らないし。

 正直、別に私も道案内の専門家じゃないから、ふと聞かれただけで、その場所をたまたま知っていただけで、その場所をなんパターンもの教え方で教えるなんてできないんだけど。

 大丈夫だったかな・・・。ふと不安に駆られるほど、本当に良く道を聞かれる。
 
 ただ歩いているだけで。

 

雛の寝床 Ⅱ

2007-12-22 00:11:22 | 日記風
 ふと朝起きた時、「良かったぁ」と思う。

 既に冬休みの私は、 本を読んで過ごしていることが多い。
 読んでいると、タイプと言うものがある。

 サラッとハイテンションの話は良いのです。
 なんか問題定義をしてるような重い話の時、胸になんかがズシリと残ってしまう。
 すると翌日起きてからも、なーんか小骨が喉に突っかかったようなそんな気分になってしまう。
 
 あったのです。そういうの。今を切り取ったような内容だったからなのかな。
 切ない世の中。何でこんなに切ないんだろう

 今朝はハイテンションの話を読んだ翌日だったので、「良かったぁ」と思う爽快感でした
 引きずりなし。

 どんな話がいいかは好みだし、なんとも言えないけど。
 できれば、明るくしてくれる本がいいなって思う。
 
 どちらかと言えば暗い重いチョイスをする私がそう思う。

 私が、今、戯曲を書く意味で学んでいる場所。
 そこ、ここで、それぞれの特徴はあると思います。
 当然、うちもあります。

 人を明るくする話を書くことを教えている。

 でも、外へ出ると、違うやり方、表現方法がある。

 やり方はそれぞれだし、何が正しく何が間違い、と言うことはない。
 でも戸惑うことも確か。うちが絶対的に正しいことじゃないし。求めている人がいれば、違うやり方(表現方法)の方が正しい。それは判る。
 
 でも戸惑う。
 正直、戸惑う。
 
 これもありだけど、それもありよね。
 そう簡単に割り切れることでもなかったりする。

 自分の属してる所が、それだけ好きで自信を持っている。だからそれを判って欲しいと思っている。

 でも一生それだけで行く訳じゃないし、私には私に相応しい方法が、他にあるかもしれない。それをチョイスしていく時はくるのかもしれない。

 それを思うから余計、淋しい。
 もうまるで、幼稚園児が、初めて幼稚園って社会へ出て戸惑っているくらいのものよ。
 
 大好きよ 続けられる限りは親の羽の中で甘える雛鳥のままでいたい。