真冬の蕾

2007-12-28 20:31:25 | 日記風
 なんの花だ?判らないけど、なんかだ。
 もしかして蕾かな?

 物事何が幸いし何が災いするか判りません。

 不思議なことに暇な時は暇なくせに忙しい時は忙しい。連絡にしても、誰からな~にもない時は何もない癖に、ある時はある日まとめてドンと来る。

 ばらけてくればいいものを

 こんなにのんびり過ごせるのも今だけかも? と思う。
 
 (それが既に大きな勘違いかも知れない?

 それでもこれだけのんびりした時を過ごせるのは、やっぱりないかなって思う。

フランダースの犬の「今」

2007-12-28 13:17:50 | 日記風
 有名なアニメ、「フランダースの犬」について考えた人がいる。
 ベルギー地方に住む監督が、何故、あの作品は日本にあんなにウケるかについて考えた。

 「フランダースの犬」と言えば。可哀想な少年ネロと犬のパトラッシュが、大聖堂のルーベンスの絵を最期に見て、天に召されていく物語。涙なくして語れない話
 その前のシーンを全く知らずして、そのシーンを見ただけで号泣できる不思議な、そして貴重な作品です

 なのに、欧州や米国では信じられない  感覚なんですって。
 欧州では、彼らは負け犬。米国では5回くらい筋を変えて(ハッピーエンドにするべく変えて)制作されている。

 日本人だけなのよ。可哀想、ネロ、パトラッシュと泣いてるのは

 それで何故だろと、前出の監督が考えた所が、「日本人には滅びの美学がある」と言う結論に達した。
 
 確かにねー。友人の為に自分が挫折してもそれが正しい的な感覚あるものね。自分を犠牲にしても助ける的な所が日本人だもんね。
 
 滅びの美学だったのか。
 
 私がわりとミステリーを好きなのもここら辺に実は理由がある。ミステリーのラストって「哀」でしょう。犯人が明かされて動機が明かされる。屈折した人間心理がその罪を犯した。
 『私は幸せになりたかっただけなのに・・・』
 そういう所が、私にとって「哀」であり、ついつい求めてしまう所なのね。

 同じだ・・・と思う。

 けど、何度も、ラストをハッピーエンドに作り変えてまで制作してる米国にしても、結局この物語にはまってるって、点では変らないと思うな。

 微妙な国民性が話のラストを左右したいんだろうけど。
 それだけ、みんな「フランダースの犬」が好きなんだ 
 
 只今、ハリーポッターシリーズを読み耽っています。やっぱりイギリスだね~、 て思う。
 良いとか悪いとかじゃなくてね。色んな癖がイギリスっぽい。
 
 私も、ネロとパトラッシュが幸せになるパターン私も見てみたいと思う。
 それもあり、かな。

 

キスアンドクライ

2007-12-28 00:11:47 | 日記風
 フィギアスケートで採点を待ってる時、選手がいる場所のことを、そう言ってません?
 凄い的確に現わしている言葉だな。日本語風に言うと「笑いと涙」って感じでしょうか。
 いい点が出てキスが飛び交うか涙となるか。

 「笑いか涙の場」って言っちゃうとあんまりだって気がするけど。
 キスアンドクライと言えば、とても雰囲気です

 みんなが努力してるのに、結果は非情に出る。

 誰かが笑えば誰かが泣く。
 泣くのが嫌なら頑張れば?でも頑張っても頑張ってもそれ以上に頑張ってる人がどこかにいる。
 自分で凄い頑張ったつもりで、もっと頑張った人がいる。
 だから負けた・・・。んだと思うと、じゃどれだけ頑張ればいいんだ?
 おおよそ競技なんてその「どれだけ」を競い合う場。

 運を味方につける。でもその運て奴が1番の敵に回ってるんじゃないかと疑わしい。
 頑張れば頑張るほど、問題が出てきて、何故!?と天を仰ぎたくなるようなことはしょっちゅう。
 
 精神が鍵ってある。
 欲しい欲しいと思えば思うほど恐怖が心に巣食って、結局足元をすくわれる。
 
 無欲の勝利って言うのは、本当に何も知らない子供の頃にひょいとやれちゃうものだろう。頑張って欲しいと思えば、みんな無欲とは無縁な大欲の国から来た人になっちゃうから。

 誰かが笑えば誰かが泣く。笑える人になりたいけど、そうなった限りはその影で泣いてる人の気持ちを考えるだけの人でありたい。
 そうでなければ、笑える人になっちゃいけないとさえ、思う。

 年取ったってことかな。

 必ず誰かの涙なくしては今の勝者の笑顔はない・・・。

 私は笑顔の、キスの方の人じゃないけどね。

 連日ハリーポッターを読んでます
 
 逆に現実に立ち返ってる気がする。
 ミステリーだと、現実より、より強い現実(殺人とか強盗とか)に出会うから逆に本物の現実に構えが出る。でも土台がファンタジーでそこで巻き起こる人間劇(魔法使いの物語だけど)だと思うと、ナチュラルにとらえられる。
 
 明日辺りは読み終わることでしょう。そしたら私の現実に帰還します

 そして私のキスアンドクライの場へ・・・。