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www.logsoku.com(出典)
復帰戦が決まった浅田選手は、引退を選択しなかった。
このあと、彼女には過酷な道が待っているだろう。しかし1年の休養を挟もうと世界レベルで戦える。
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matome.naver.jp(出典)
一時は確執が伝えられた姉の浅田舞、彼女もタレントやレポータとして活躍を始めている。
彼女の方が、手足が長く、華やかな演技を見せたという。技覚えも早い。
向いていたのは舞だったのかもしれないと言われる。
しかしこの姉妹を見ているとと、見事に兎と亀に見える。
技もスタイルも演技に向いている姉の舞は、できてしまうから練習をしない。
しかし姉がやっていたこともあって始めた妹の真央はゆっくりながら、姉を追い越す。
ここで兎の姉は亀の妹に負けるということに大きなショックを覚える。
しかし兎は負けても、じゃ、更に頑張ろうとは思わないものらしい。
フィギア選手は金銭的負担がかかるから、姉と妹両方続けさせることができないという家庭の事情があったのかもしれない。
舞はただ道を失い軌道を外れる。
なんとなくなのだが、姉妹でも兄弟でもどうしても上の子が手をかけられ、親から無償の愛を受ける量は多い。初めての子、という事実がそうさせる。
後から生まれてきた兄弟姉妹は、そこに割って入って、自分の存在をアピールし、親の愛情を受けるという試練が生まれてすぐに待っている、そういう例は多い。
そして、この姉妹の場合、姉の方が両親に似ていたのかもしれない。
両親は舞が考えるのとは別に大きな期待と愛情をかけられたのかもしれない。
妹の真央がそこへ自分に親を振り向かせたくて親の望みに答える結果を出すようになる。
亀タイプの真央は一心に練習を繰り返し、力を現す。
そこにあったのは練習に裏打ちされた着実な実力だった。
両親の気持ちは真央に傾く。
そして、姉はそれを敏感に感じ、無軌道になる。
しかし母の死がこの姉妹の関係性を再び変える。
姉が母代りに妹の世話を焼くようになる。
姉妹といえど、持つ未来も素質も違う。
それぞれがそれぞれの世界で輝き、そうして競えば、いい。
フィギアスケートに限らず、真央は成功する人の特徴を持っていたと思う。
姉の舞には舞で、会うフィールドが他に用意されているのだろ。肢体が美しいこともそれを助けるかもしれない。
どこにでもいる姉妹の他愛ない(本人たちには大きいが)関係性を見せてくれたこの姉妹に共感を抱く姉妹、兄弟も多いことだろう。
これからも新たな姉妹の成長像を、この舞、真央姉妹で見せてほしい。
ただ浅田選手は亀タイプであるだけに、頑固だ。それが勝ち抜く強さにつながったが、主張することは主張して自分のやりやすい方へ進むことだけはしてほしいと思う。
ソチで整備の上手く行ってないリンクを日スケ連が与えたからとそこで練習し続け、あの成績になった。
そこはもっと彼女や彼女の周りの人間が要領のよさを見せて「兎」でいてほしい。