ロッククリーク野生動物公園でトラが人間の足を食べているのを、従業員が見つける。
遺体の回収にブースはブレナンと出かけたのに、先週パーカーと来たと嬉しそうだ。遺体を見たブレナンは身長１８０センチ以上の黒人だという。
遺体はラボに運ばれた。エジソンが戻ってきている。
遺体は内臓はほどんど食べられている。
ブレナンはトラが襲ったのなら喉に噛みついて窒息させるという。サローヤンは典型的な失血死だという。肉の中から靴ひもが出てきた。死亡時刻は金曜日の夜から土曜日の朝と思われた。
アンジェラが来て遺体の歯型から身元が判ったという。Ａ・ウェルトン医師だ。
その言葉にサローヤンはショックを受ける。サローヤンは２年間一緒に暮したという。
２Ｆのカフェテリアに泣いているサローヤンにブースはそっと近寄り、２日前から捜索行方不明だったことを告げた。
サローヤンは１０年も会ってない、それなのに取り乱すなんて…という。娘には伝えた？結婚はしてたのと聞くが、結婚はしていないようだ。奥さんは出産が元で亡くなった。それ以来１６歳のミシェルが生きがいだったという。
サローヤンは家族がいないなら、自分が伝えると言った。彼女は２年近くミシェルの母親をしていたという。彼を愛した人が伝えるのがいいという。
ブースとブレナンが乗る自動車で、サローヤンはミシェルに父の訃報を告げに言った。
当時４歳だったミシェルはサローヤンのことを覚えているのかいないのか、誕生日パーティーのことを話すと覚えているといった。
ブースはサローヤンが子どもが欲しくないと言ったのはミシェルのせいだ。同じ思いをするのがいやだから、子どもをもをもたないと言っていた。
ブースは今回はブレナンがラボにいろという。
ミシェルは金曜日に病院のパーティーに父は出かけて行ったという。自分は帰らず友だちの所へいたという。今も父は病院だと思っている。
サローヤンは意を決して父の死をミシェルに告げた。家には家政婦のジェンクスがいるだけだ。
ミシェルは中々信じようとしなかった。元気だったのに、何故死んだの？というミシェルに殺されたとサローヤンは伝えた。
サローヤンはミシェルの手を握ろうとしたが、私、あなたを知らない、早く犯人を捕まえてと言った。そこへ家政婦のジェンスクが来て、何故この子だけに話したのという。そしてサローヤンは父を嫌ったり、揉めていた人はいるかと、捜査の為だと聞く。
しかしミシェルは父の知り合いなら判るでしょう。みんなに好かれていたとサローヤンに拒絶に近い形で答えた。
サローヤンはラボに返ると仕事を急がせた。しかし慎重に調べて行かなければならないことが遺体にはあった。薬物検査の結果、アヘン剤が大量に出た。ホッチンズは自分で処方を？という。ブレナンは人は代わるという。ホッチンズは医師の薬物依存は珍しくないという。しかしサローヤンは何か理由があるはずだという。そんな人じゃないという。
サローヤンはミシェルが自分を覚えていなかったことにショックを受けていた。バレエの送り迎えも保護者面談、絵本を読んだりしたのに…ブースはパーか―だって同じだというが、あなたの存在は判っているとサローヤンに言われる。
２人は病院に行き、モ－ラ・ベイリー医師に会った。病院の管理責任者だ。サローヤンとは研修医時代のライバルだった。
モ－ラは彼は人気者だったというが、モ－ラとは仕事上で意見の対立があったという。でも心臓血管外科医としては尊敬していたという。
ブースは患者とはどうだったと聞いた。現在医療訴訟を１５件抱えている。
看護師達も彼は好かれていたという。
患者と娘が全てだったという。殺された日、パーティーがあそこで開かれていたが、同伴者になりたかったという。もちろん、患者や家族とのもめごとはない。誰かと落ち着く気はなかったようだという。それもサローヤンは承知していた。
ホッチンズの所へ進み具合を見に来たアンジェラは、スイーツに言われて禁欲中のアンジェラは被害者の服についていたトラの尿にも反応する。そこから出るフェロモンにやられたらしい。これでどこが安定した人間関係が築けるのか判らない。エジソンまでキュートに見えてきている。誰彼なしに男ならの心境に達してるらしい。
ホッチンズにジムにでも行って発散させろと言われた。
ブレナンは指の間に滑膜性骨軟骨腫症を見つけた。これが痛んで薬を飲んでいたんだろうと、話を聞いたサローヤンは言った。手首の動きはかなり制限されていたはずだとブレナンはいう。
サローヤンにブースから連絡が入った。Ｂ・ケイシ―が怪しいという。ウェルトンの執刀手術で妻を亡くし訴えている。調停は病院に有利で、接近禁止令を受けていた。
ブースはケイシーを取り調べた。
２年前妻を亡くした。先天性の心臓病で３２歳だった。ケイシーは医師を許そうと努力したという。彼はあの日、パーティーで殺人者呼ばわりしたことを謝ろうと行ったようだ。しかし話せなかったという。隅で女性と揉めていた。ケイシ―はあの晩医師が殺されたことを知りショックを受けた。しかし揉めていた女性のことは思い出せないという。
取調室の外で様子を見ていた。スイーツが催眠療法で記憶を呼び出せると言った。
アンジェラは分析結果をブレナンとエジソンに聞かれ、身長２メートル以上の男が６０センチの棒で殴打した。もしくは身長１７０～１８０センチの男が長さ１５０センチの棒で殴打した。
ブレナンはそのサイズの金属棒なら防御創ともマッチするという。あとは骨をえぐった凶器だが、こちらはまだ情報がいるという。
アンジェラはスイーツから催眠術で得られた情報を元に似顔絵を作ってほしいと言われる。
ケイシ―は誘導され、あの日あの公園で行われていた病院のパーティーの会場に戻った。
彼の記憶の中には、その場にいるアンジェラもスイーツもいた。
医師は小道を歩き動物区域へ行く。医師は女性と一緒だ。怒鳴る女性をなだめていた。女性は５０歳くらいで面長で、堀が深い、頬骨が高く、目は薄茶色、鼻はとがっている。
ブースはケイシ―の催眠術から得られた似顔絵を持ち、再び病院を訪ねた。Ｄ・アネンバーグという最大の援助者だという。モーリーは押しの強い人だけど、殺人なんてという。
サローヤンは何故病気のことを黙っていたの？と聞く。執刀してはいけない医師が執刀したことが公になれば問題になるとブースが言うが、モーリーは彼は患者の生命を危険にさらしたりしないという。
実際に執刀していたのではなく計画を立てて、立ちあっていただけだという。
だったら何故、彼女は怒っていたの？サローヤンは聞く。モーリーはアネンバークの息子が医学生でこの病院の研修を希望していた。でもウェルトンが拒否した、病院は賛成していた。
アネンバーグがＦＢＩに呼ばれた。
別に医師と喧嘩をしていたわけじゃないという。息子の研修医としての受け入れを反対したことに失望したと伝えていただけだという。ずっと医師を夢見て、学校でも２番の成績だった。個人的な恨みで落とされたとしか思えなかったという。担当からウェルトンは外れてほしかったという。でも彼を殺そうと考えたことはないという。
息子のリチャードもあの日、パーティーにいたのでは？とブースはいう。母は息子はいい子だという。
作業は進んでるかサローヤンは見に来た。尋問は苦手だという。ブレナンも同じだ。相手を殴りたくなる。
ミシェルのことを聞くが、会っていないという。児童局が里親を決めると思うという。
ホッチンズが微粒子を調べた結果、プラスチックナイフで刺されたようだと言ってきた。
エジソンはプラスチックのナイフじゃ骨は切れないというが、サローヤンが既に大動脈切断の怪我を負っていたら？という。ナイフは傷口を広げるために使った。止血しようと直接血管をつかもうとした。靴ひもが遺体の中から出ていたが、それで傷口を縛ろうとして失敗、医療関係者のしたことだ。
リチャードが取調室に呼ばれた。ウェルトン医師をいい医師だったという。
ブースは彼を殺そうとした人間には動機と機会と医学の心得があると言った。
リチャードは僕が殺したと？人を救うのが夢だという。
リチャードは研修医は辞退したんだという。母から逃げるためだった。母は支配欲の塊だ。ウェルトン医師はそれを理解してくれたんだという。
もし、ウェルトン医師を助けようと止血したなら、僕の服は血だらけだ。服を調べてくれという。
サローヤンは再びミシェルにあったが、彼女は犯人を捕まえてというだけだ。サローヤンは父のウェルトン医師とミシェルとサローヤンの３人で写っている写真を見せた。
ミシェルは覚えていると言った。そしてサローヤンが「愛している、私たちは家族だ」と言ったという。
ミシェルはでもサローヤンは出て行ったという。サローヤンは出て行ったのはお父さんとのことだ。ミシェルには関係のないことだったと言った。
ミシェルは父もそう言っていた。でも本当の理由が知りたいという。ミシェルはずっとあなたが戻ってくるのを待っていたという。
サローヤンは彼と結婚する予定だった。しかし彼には他に女性がいた。ミシェルの母が死んで彼は１人だけを愛せなくなっていた。
ミシェルはあなたに不満だったのよ、運命の人を探していたんだわ、出て行ってと言って泣いた――――。
２人がそれぞれ持っていたサローヤンの祖母の調味料入れ
これが２つ揃い
１つに戻る日は来るのか
２つに別れたものは１つにならないとね。
