Bones 10x06 Promo "The Lost Love in the Foreign Land" (HD)
口笛を吹きながら現れるバジルは、シャワーを浴びたようだ。サローヤンはベッドの中でまだ下着姿でまどろんでいた。
楽しそうねと聞くサローヤンにバジルは、今日はブレナン博士から承諾をもらうと言っている。
サローヤンは論文計画研究書ねという。
テーマは「骨変形の歴史的統計と疾患予防との関係について」だ(素人にはなんのこっちゃ判らへん)
バジルはブレナンが講演で話していたといと、サローヤンは自分のからの口添えがいるならというとバジルは、僕は大人だと言い、サローヤンと熱い口づけをわかす。
サローヤンの所にはバジルの母からいろいろなメールが届くようだ。レシピなどを送ってくれるらしい。バジルの赤ちゃんの時の写真もあるようで、それは脅迫用に取っておくと物騒なことを言っているが、言えるのがうまくいっている恋人同士だろう。
フェセンジャンのレシピも届いた。バジルはそれを見るとペルシャ料理の中でも作るのが難しい、それに披露宴で出す料理だという。サローヤンはああ、ほのめかしてるのねと納得するが、
バジルによると彼らくらい長く付き合うと結婚するものと両親は思っている。
バジルはその時はというが、サローヤンは同時にもしもという。その「もしも」がバジルに引っかかる。サローヤンは慌ててその時が来たらと同じ意味よと言い直すが、サローヤンの携帯が鳴る。メールだ。
ボルティモアの西で遺体が見つかった。行かなきゃと、こっちもメールに救われる。まるでブースとブレナンの言い合いが始まった時のようだ。
現場についたブースとブレナンがいる。ブースは車から降りると外は暑いという。ブレナンはブースに遺体の発見者はサローヤンによるとエコ・ヤギの飼い主だと告げた。エコ?とブースが聞き返すと、機械の代わりにヤギが草を食べる、ヤギはなんでも食べますからねと先に到着していたオーブリーが言った。
でも遺体は食べないわというブレナンに、服は美味しく食べたみたいですとオーブリーはいう。
被害者の状況を聞くブースに道路のそばに引きずられた跡があるといい、オーブリーが案内を買って出た。
先に現場で遺体を見ているサローヤンとホッチンズの姿がある。
ブレナンはヤギが遺体を踏みつけて行ったみたいねというと、派手にやられているとサローヤンも相槌を打つ。
ホッチンズは6~7日前には死亡していたという。
ブレナンは遺体を見てかなり食べられているし、骨折もしてる、ヤギだけの仕業じゃないわよというが、ホッチンズは服をヤギが食べたからヤギもラボへ連れてい行くという。フンを調べるのだ。
ブレナンは被害者20代後半のモンドロイド系の女性のようだという。
ブースはオーブリーと一緒に道路の方へ行き、血だまりができた土を容器に入れて持ってきた。
サローヤンは失血死だわねと言っていると、おい!とホッチンズが遠くから呼んだ。
何だろうと見ると、ヤギが脱走して走りまわっている。
被害者の腕時計を盗ったといい、口にくわえているのが、それらしい。捕まらないぞとブースは呑気に言っているが、
ホッチンズは必死に負いかけてすっ転んでいる。助けてやれと言われ、オーブリーもヤギ追いに参加するが、フンがあったら、拾ってくれと容器を投げられる。それを絶妙にキャッチして、ヤギを追い、いい大人2人が走り回る。
腕時計返せ…やってる方は真剣でも、なかなかの見ものになっている。
ラボに運び込まれた遺体をアンジェラが撮影している、バジリが何かを見ている。ハリス線があるから、子どもの頃被害者は栄養失調だったのかもしれない。ブレナンはバジリに骨密度を調べてもらっているというが、バジリはかなり低いと答える。
サローヤンは若い女性なのに骨粗鬆症というが、ブレナンは骨が普通よりもろかったのねといい、そして中国人の可能性を指摘した。そして足も切断されているが、動物が食べた可能性、腐敗も否定できない。
ブレナンはいつから栄養失調だったのか知りたいというので、バジリは先回りして、出生地や環境的な条件を調べるという、そしてブレナンはお願いと言っていきかけるのを、バジリが他の何かと呼び止める。
ブレナンはないわという。
サローヤンは気を利かせて他にもあるでしょうと柔らかく切り出す。論文の件は?
アンジェラも彼、冷や汗かいてるわよと間に入ってブレナンにいうように促す。
バジリはいつでもいいですと謙虚にいうが、アンジェラは今言ってあげてよ、承認するってと促す。
しかしブレナンは仕事に差し支えると困るから後で話しましょうと言い、また行きかける。今言わない方が差し支えると思うわとサローヤンがさらなるフォローに回る。
ブレナンはそれじゃ困るわねと言い、論文計画書は承認しない。これで落ち着いたかしら?と平然という。
それ、余計仕事に差し支えると思いますけど…ブレナン博士…。
でもブレナンはこれでいいかしらと言い、さっさと作業台を後にした。
あら~という女性たちの余計なことしちゃったわという顔と、ショックに見舞われたバジリの表情だけが置き去りにされた。
エレベーターから降りたオーブリーはヤギが噛んでいた腕時計の話をブースにした。ヤギはほかにもジュエリーなどを食していた。
被害者は貧乏で栄養失調だったから犯人のものの可能性が高い。なにより半分は男性用だ。被害者の女性が盗んで相棒に渡した?とオーブリーがいう。
ブースは自分のオフィスに入りながら、制服を着ていたと、ホッチンズの言っていたことをいう。だったら、ハウスキーパーとか、ケイタリングの仕事をしてたとかとオーブリーがいう。
ブースも金持ちの使用人なら盗むのは簡単だと資料を見ながら答えた。そして見ていた資料をオーブリーに渡すと、ここにあるものの盗難届が出ていないか調べるように伝えた。
ラボではアンジェラが復顔図を作ったのに、どのデーターベースでも該当者がいないとサローヤンに言っていた。
そこへホッチンズが判るかもしれないとヤギが食した腕時計を持ってきた。製造番号が傷だらけだったが、ちゃんと読めるようにしたと持ってきた。
アンジェラは製造番号を検索した。ヒットした。持ち主はサンドラ・ジンズだ。
そしてさらにアンジェラに任せるとホッチンズはぼろぼろの何かを差し出した。サローヤンは消化管を通るとそうなるんだというが、フンの中から出てきた紙は…写真の可能性が高い。
アンジェラとしては受けて立つしかない。
FBIに呼ばれたサンドラ・ジンズは腕時計の写真を見せられ、自分のものだと言った。
そして被害者の復顔の写真を見せると、うちのメイドのテレサだと言った。
サンドラは遺体で見つかったというと、ショックを受けていた。そこへオーブリーがくる。
殺害されたようだというと、ひどい話だわとサンドラは言葉を失った。どれくらい働いていたのかとオーブリーが聞くと、3カ月だと答えた。
サンドラはテレサをとてもいい子だったと言った。ブースが何故時計を持っていたかと聞くと、なくなっていたのも知らなかったとサンドラは答えた。
サンドラは彼女はここで、新生活を始めたと言った。サンドラは中国語が話せるので、力になれるかと思ったいた。国際援助団体で働いていたため、長い間東アジアにいた。だから中国語が話せるのだ。米国人の亡くなった夫ともそこで出会ったとサンドラは言った。
サンドラはお金がいるなら彼女に上げたのにという、オーブリーは連絡先や住所を知っているかと聞く。
サンドラはサニー・ヘルパーズを通じて雇ったから社長のビクター・リーが支払いやスケジュール管理をしていたから知ってると思いますというのをブースはメモに取った。
サンドラは彼女の家族にはと聞くのに、ブースはまだ詳しいことが判っていないので、何かあったらここへと自分の名刺を渡した。サンドラはもしも必要なら、お葬式の準備もするから、連絡してくれと言った。
ブレナンが自分のオフィスに戻ると、ソファにサローヤンが座っていた。何か用事と聞くブレナンに、何故、バジリの論文計画書を却下したのかと詰め寄る。
私も読んだけど、よくできてたわというサローヤンに
ブレナンはスキルの問題じゃないの、バジリくらいの人材ならもっと画期的なテーマを研究すべきだと言った。
サローヤンは感情的になり、今のテーマじゃ不満ってこと?というが、ブレナンは私は博士号を持っているわといい、サローヤンはあなたが気に入りそうなテーマを選んだのよというと、そんな事されても嬉しくないとブレナンはそっけなく答えた。
私は先駆者が育てたいと言った。
サローヤンは彼はひどく落ち込んでるわというのに、ブレナンは彼は私に直接いう度胸がないのと切り返した。そんなことないわとサローヤンは慌てていう。
ブレナンがまた難解なことを言い出したので、サローヤンはダメだと思ったのか、さっさと邪魔してこ免なさいと言い、部屋を去った。
ブースはFBIに呼んだビクター・リーからサニーヘルパーズを10年運営していると聞いた。
被害者のテレサは3カ月前から働きだしていた。ビクター・リーと同じ延辺出身だった。貧困で希望のない所だとビクター・リーは続けた。ビクター・リーはそこを出た者に仕事を与えてきたと言った。そしてテレサ…ミンヤンの就労ビザを見せ、合法だと主張した。
ブースは派遣先のものを盗んでいましたね。信用がガタ落ちでしょうというと、ビクター・リーは先週、顧客からの連絡で知ったという。
オーブリーは彼女を問い詰めたんじゃないかという。ビクター・リーはそうしようと思っていたがその前に彼女が消えたと言った。ミンヤンには家がないので、あちこち転々と泊まり歩いていた。
そして盗みを働いたのは彼女が初めてではないと言った。延辺では生き延びるために盗みをすることもあるのだ。
ブースに言われるままビクター・リーはミンヤンの働き先をすべて書いたものを渡した。そしてリストにはある人の名前もあるというので、ふと不思議に思ったブースが聞くと、ミンヤンに言い寄っていた男性客がいたと言った。その客からは大事にしないでほしいと言われた。もし彼が犯人なら止められたのに…と塩らしく言った。
ラボではバジリが骨を見ている。ブレナンがやってくると新しい骨折を見つけたという。
性的暴行の可能性も出てきた。
ブレナンもミンヤンが派遣先で男性に言い寄られていたという話を知っている。女性は手首を縛られていた。それをほどこうともがいて脱臼していた。
ホッチンズに服に精液などの微粒子を確認してもらうというバジリに、ブレナンは驚くことを言った。あなたの論文の件ではサローヤンも納得してくれたみたい。バジリからしたら寝耳に水の出来事だ。バジリはそのことをブレナンは告げた。
ブレナンはサローヤンが自分をひどいと思ってたから、バジリの仕事は私を喜ばせることじゃないって言ったの。それにあなたなら、もっと独創的で魅力的な計画書を出せたはずよという。
バジリはブレナンの判断を信じているから論文の助言を頼んだと正直に打ちあけた。ブレナンはそれに納得したようで、ブースに今判ったことを知らせに向かった。
オーブリーが食事中に、
ブースが俺を呼んだってとくる。食事の量の多さにそれ、俺の分かというが、これは全部自分の分だという。頼みます?というのに、いいよとブースは言い、用事の方を聞く。
オーブリーはミンヤンの仕事の派遣先について聞いたという。ブースの見た書類には元教師のジェレミー・ウォルフォードの名前があった。
彼は性犯罪者として登録されており、アジア系の女子学生との不適切な行為で解雇になっていた。彼がミンヤンに言い寄っていた男だ。
失踪した当日、ミンヤンは彼の家に派遣されていた。
オーブリーはそこが気になるという。そして元・エロ教師の殺人犯を逮捕したらマスコミ受けすると、ツナサンドをパクパク食べながら、平然と報告している。
ブースは報道なんかどうだっていい、こいつがやってるなら法の裁きを受けさせるんだと、食事中のオーブリーをせかし、ウォルフォードの所へ向かう。
サローヤンは顕微鏡を覗き込み仕事をしているとバジルがやってきた。まだ性的暴行のあとは見つからないとバジルに言うが、バジルはそれじゃない。
何故、ブレナン博士に話したとサローヤンに詰め寄った。バジルの静かな怒りに押されたのかそれは間違いだったのかもしれないとサローヤンがいうが、バジルは「かも」知れない?と言い返す。
サローヤンはあなたのことを思ってしたことだというが、バジルは自分が自分の面倒も見られないと思ってるのか、僕を信じてない証拠だと言い始める。
そしてどうしてなんだ、親しくなればなるほど、君のことが判らなくなる。君は結婚の話をしたとき「もしも」と言った。付き合って1年以上経つ、同棲同然なのに君はいつもその話題を避ける。
バジルはサローヤンの話を遮り、一気にいうと、問題はブレナン博士じゃないんだ。
カム、君だよと言い、サローヤンに背を向けた。
取り調べ室にウォルフォードを呼んだオーブリーは取り調べの真っ最中だった。
ウォルフォードはメイドとは何もなかった、今は更生してます。僕のセラピストに聞いてくれと言っていた。
オーブリーはじゃ、何故彼女は上司に苦情を言ってたんですというが、ウォルフォードは可愛いからデートを何度か申し込んだけど、断られたから諦めたという。
オーブリーは先週の月曜日はどこにとウォルフォードに聞く。家でテレビを見てましたというのに、オーブリーはアリバイがないうえ、アジア人好きときてる、疑われても仕方ないでしょう。
正直に言わないと留置場へ泊ってもらうことになると天下の宝刀を抜いた。
仕方なしにウォルフォードは彼女を1度だけバス停に送ったと白状した。でも彼女はバスに乗る前に僕を押しのけた。
彼女の家はとオーブリーが聞くのに、知りません、バスに乗ったのを見ただけですとウォルフォードは答える。ハイランドタウン行きの22番だと言った。
サローヤンの作業中に今度はホッチンズが来た。バスが判ってよかった、微粒子を調べれば、バスの通路のどの辺りに住んでいたか判るといい、今靴の裏を調べているという。
サローヤンはヒストプラズマ症は特定に役立つ?と聞くとホッチンズは洞窟病?それならもっとエリアを調べこめると言った。サローヤンは手元で調べていた被害者の肺を押し広げ、コウモリのフンを吸い込んでいるのを見せた。今回の事件はフンがカギですねと言い、ホッチンズが調べ始める。
靴の裏にある微粒子と同じ洞窟があるのは…そして出てきたのはバス停から5キロ以内にある洞窟だ。そのそばに家もある。それは遺体発見現場の近くだった。
ブースとオーブリーはその家に向かった。
ドアを叩くが、返事はない。
だが、中から物音は聞こえてくる。
そしてやっとドアが開き、顔を出したのはあのサニー・ヘルパーズの社長のビクター・リーだった。
ブースはリーにここにいるのは偶然じゃないですよねと含みのある声で言った。
リーは比較的冷静を装い、今は都合が悪いので、明日ブースたちの所へ行くというが、ブースはこっちには令状があるんだと、家の中に強引に入り込んだ。
オーブリーは銃を構え、誰か他にいるのかというが、リーは家が古いからきしんでいるんだというが、せきの音までする。家がせきまでするのか。
ブースはリーの襟首をつかんで壁に柱に押し付けていたが、
下に何があると、リーを押し、ゆっくり歩かせた。リーが押されてある部屋の前に立つ。オーブリーにリーを押さえつけさせ、ブースはドアを開けた。床にものを入れるようなスペースがあり、そこにドアがあった。ブースはそこを開けた。
多くのアジア人女性が助けが来たのかどうか、怯えた表情でブースを見上げていた。
ブースは一瞬でことの事態を見抜き、再びリーを壁に押さえつけた。
従業員じゃなくて、奴隷扱いしてたのかっ。
バジリは死亡前と死亡時と死亡後の傷を見ていてこれを見つけたと、やってきたブレナンに言った。
胸の辺りに鈍的外傷がある。わずかに骨修復してる。ミンヤンを殴った後1週間後に殺した可能性が出た。リーが殴った後、発覚を恐れたのかもしれないというバジルに、ブレナンは憶測はダメよと言い、ブースに知らせると言った。
突然、バジリが言い出した。米国市民になれた朝は忘れられません。物凄く嬉しかった。なのに、米国でこんなことが起こるなんて…毎年1万5千人が奴隷としてこの国に連れてこられてます。それは仕方がないことだと博士は思うんですか。
ブレナンは冷静に、いいえ、バジリ君、戦うのよ。私たちのためによりよい世界にしなきゃ、戦かわなきゃとブレナンは力強く語った。
警察やFBIがやってきて、怪我をした女性は救命医が手当をし、暖かいお茶を与えられても女性たちの顔色は変わらない。むしろさらにどうなるのか不安がひろがっているようだ。
リーは手錠をかけられた。
そこへ国務省のアレックスが来た。ブースは関わるのは構わないが、殺人事件の捜査だというと、アレックスは、これは人身売買だと言った。そして彼女たちを早く収容施設に移送して残留資格を調べるという。
オーブリーが声を上げた。そんなことさせられません。ずっと閉じ込められっぱなしなんですよ。
しかしオーブリーに彼女たちは身分を偽ってピザを取得した、面倒はみるというアレックスに、それは彼女たちのしたことじゃないとオーブリーがいい、みんな怯えてると続けた。
ブースは間を取り持つように、殺人事件の詳細が判るまで何もさせないとオーブリーに言った。アレックスは亡命が許されたら、彼女たちは大喜びだという。
通訳を入れて、女性たちの話をブースが聞き始める。
ミンヤンについて聞きたいことがあるというと、通訳がそれを代表で出てきた女性に通訳した。
通訳は彼女はタミーだと言い、全員を代表して話すという。
ブースはミンヤンの写真を見せてこの女性を知っているかとタミーに聞いた。タミーはミンヤンだと答えた。最後に会ったのはいつかというのに、先週の月曜の夜だとタミーは通訳越しに答えた。ネイルサロンの仕事から戻ったら彼女も戻ってきていた。
タミーにミンヤンが殺されたのは月曜の夜で、その前に誰かに殴られていたと話した。
タミーの顔にも殴られたあとがあった。タミーはそっと部屋の中にいるリーを見た。
ブースは怒りに震える声で、連れて行けとFBIの1人にリーを部屋から連れ出すように言った。
アレックスはそっとタミーに言った。大丈夫だ。ブース捜査官が守ってくれると言った。
ブースは優しい声で彼女がずっと握っていバックのひもを見て、いいバックですねと言った。
タミーは少し嬉しそうな顔で娘が刺繍をしてくれた、故郷の延辺(えんぺん)の山だと言った。
ブースは娘さんはいくつですと聞くと、写真を取り出し、イエナという8歳だと答えた。
タミーは家族のためにここへ来たと言った。彼が脅した。私たちや家族を傷つけるのは簡単だと言った。
誰が、と思わず声を荒げるブースに、タミーはビクター・リーと答える。
人身売買者はそう言って脅す。それが鎖で縛るより簡単なやり方だ。
タミーは娘は無事?と聞き、声が聴きたいと言った。電話させてくれないんですというと、その場にいた女性たち全員が、
子どもや夫などの家族の写真をブースたちに見せ中国語で訴えた。
取り調べ室に入るとリーの弁護士はアンディだ。リーに彼が雇えるはずはない。アンディは時には無料奉仕することもあると堂々と言ったが、
ブースは税控除のためだろうとそっけない。
アンディは忙しいんだと言い、クライアントのリーは彼女たちが合法移民と信じていた。無実を主張すると言った。
ブースはもういいと言い、さっさと席を立った。誰かがアンディを雇っていると言い、オーブリーは身を乗り出し、リーに彼女たちを殴っただろう、この報いは必ず受けることになると言って、2人して部屋を出た。
アンジェラはサローヤンにヤギのフンの中から出てきた紙を繋ぎ合わせたと報告し、アンジェラトロンで見せた。サローヤンはバジリのことが気になってるようだ。
アンジェラに指摘され、大丈夫よと言った。私たちは心配してるのよとアンジェラはいい、本題に入った。
そこへその場の空気を全く考えず、ブレナンが写真が判ったと聞きにきた。アンジェラはまだよと言ったが、彼も移民だと思い、国務省のデーターベースで検索したのという。
でも画質が悪く、絞っても該当者は5人になってしまった。そのすべてをアンジェラトロンに並べて出すと、ブレナンはそれを見、3番のスン・デバクと骨格から判断した。
アンジェラはスン・デバクの情報を見る。
スン・デバクは延辺の出身で2年半前に米国に来ていた。しかも指名手配されている。
しかもミンヤンの父親を殺した罪だった。警察から逃れるために米国へ来たのか…。
だから、ミンヤンも彼を追ってここへ来た?復讐するために?
なのに、復讐を果たす前にスンに殺された…?
オーブリーはブースにスンのことで判ったことを彼のオフィスで説明していた。
スンはアジア系を雇っているリッチフィールドという建設現場で働いていた。
ブレナンと骨を見ていたバジルはミンヤンは失血死だと言ったが、そうなるには動脈の近くに凶器のあとがなければならない。その条件を満たしていないとブレナンに言われた。
バジリは言った。博士には感謝している。僕は博士を喜ばせようとしていたが、それ以上の研究をして変化を起こさないといけなかった。
しかしここで、できないかもよというのがブレナンだ。
テニソンを引用し「われは探求を続ける 昼も夜も 死のときも 地獄でも」(いい言葉すぎる。私も胸に刻む)
そういってるブレナンが骨粗鬆症くぼみの中に何かを見つけた。
バジルにもそのくぼみのある骨を触らせた。小さな刺創があるとバジルも気づいた。
やっと凶器が判るかもしれない可能性が出てきた。
スンはブースに取り調べ室に呼ばれていたが、何故、呼ばれたか判っていない。
ブースは女性を殺したと写真を見せた。
ミンヤンが?と半信半疑だ。
そして野原で見つけた、お前が捨てたんだろうというと、米国で?と聞き返している。
マジックミラー越しに見ているオーブリーとアレックスは、動揺している、見つかったからだと言っているが、スンは言った。
僕のミンヤンは延辺にいます。僕の?とブースが聞き返した。スンは婚約者だと言い、何かの間違いだと言った。
ブースはお前は彼女の父親を殺したんだろうと言ったが、スンは殺したとそれをは素直に認めた。
ブースはまたなんで父親を殺した男と結婚するんだと言ったが、スンは彼女の父親はひどい男だった。村の男にミンヤンを売っていたと言った。スンは、彼女が父親から殴られるのを見て、彼女がのために殺した。ミンヤンは僕を愛してくれていると言った。
ブースはでも逃げただろうと言っても、稼ぐためだとスンはいう。彼女とやり直すためだ。でもここへ連れてきた奴らに全て奪われたとスンは言った。
マジックミラーの向こうで、オーブリーとアレックスも様子が変だと感じ始めた。
彼も人身売買された?地獄へようこそだな…
スンは声を詰まらせた。彼女に仕送りもできなかった。本当にミンヤン何ですか?
ブースはまっすぐに自分を見るスンにそうだと答えた。スンは涙声で彼女は僕のことを探しに来たんだ…僕のせいで死んだんだとテーブルの上のミンヤンの写真を引き寄せ、…何故殺されたんです。彼女は優しくて、僕のすべてだった。
あとは声にならなかった。
彼は指名手配犯だから、強制送還される。
アンジェラはアンジェラトロンを使い、スンのいたロス建設とサニーヘルパーズは同じリクルータ―を使っていたとホッチンズに話していた。
そして2つの財政上の繋がりを調べた。
ホッチンズは彼女の足が切断されたように欠損していたのは、雪山をスンのために越えたからだと言った。
コモンリーチという2つの会社を持っている親会社が出てきた。2人の住んでいた延辺にも工場を持っていた。
そしてその会社の社長は、あのサンドラ・ジンズ、腕時計の持ち主だった――――。
米国にとって中国は理解しがたい国だと聞いたことがあります。何もかもが米国と正反対らしい。
恐らく日本もまた中国の一部と思われているからきっと、日本も理解しがたい国なんでしょう。
でも、こんなこと許されてもいいのかな。
一部では中国人の子を米国人の養子に紹介している斡旋所があるが、中国人の子どもではあまりにもみすぼらしいので、日本から子どもを誘拐して、中国人の子と養子にしているという話すらある。
「ボーンズ」でも中国の話はよく出ますね。「ボーンズ」にかかわらず米国ドラマでは中国の習慣と思われるものが扱われる。
冥婚=めいこん(ゴースト・マリッジ)で、「ボーンズ」でもシーズン2『骨のない死体』で扱ってます。
未婚で死んだ男性の家族が子孫繁栄のため、男性を1人で葬るのが寂しいだろうと、亡くなった女性の墓を暴いて、そこから遺体を盗むという習慣です。現在も続いていると言われ、そこに仲介業者が存在する。新しい遺体ほど高い値が付くそうだ。
もちろん、亡くなった女性側の家族には何の許しも得ない。気づかなければ、そのまま盗まれっぱなしというなかなかむごい習慣です。
中で、今回の事件をオーブリーが自分のキャリアアップのために利用していたろうとブースに指摘されるシーンがあります。本編には関係ないので、省きました。
徐々にオーブリーも「ボーンズ」ファミリー化しますね。
でもスイーツと同じやはり坊や扱い…。この人、仕事はできるのに。
ヤギというと、つい思い出してしまうのがシーズン6の『伝説を葬った男』(スイーツ役デイリーの「ボーンズ」内唯一の脚本担当作)でもチュパカブラーでヤギをホッチンズが連れていました。
あの頃からすると年齢は重ねているのに、今回の方がハードなヤギ騒動です。
#8「消されたパズルマスター」をちょっと先に見ましたが、デイジーの出産です。
あのデイジーですから、コミカルなんだけど、でも…やはりスイーツのいないのが…女性が1人で子を産むことが切々(せつぜつ)としていて、再来週まで立ち直れなかったら、ここはぶっ飛ばさせていただきます。
ブースのラストの希望に満ちた一言が却って悲しすぎて…。
「ボーンズ」はもっと早くに終わらせるべきでした。
愛しているから、多くを学ばせていただいているから、辛すぎるのです。
これに耐えられない私に問題があるのでしょうか……。
私には答えが出せません。
でも、言わせてください。日本人は幸せです。
小さく収まろうとしないで。
役者を目指すみなさん、是非、ハリウッドでもブロードウェイでも高みを目指してください。
私も、恐れることなくすべきことに全力を注ぎたいと思います。