「大阪水曜ほっと集談会」公式ブログ

12月17日(火)20時~・12月18日14時~(ZOOM)にてリモート集談会&忘年会を開催します

脳科学からみた森田療法!

2022年11月02日 08時02分29秒 | コラム 


大阪水曜ほっと集談会一世です。

先日友人と集合時間だけ決めて、その時の気分で好きな店に行って好きなことをしゃべりました。

普通の人にはあたりまえの光景ですが、私にはとても心癒される学びの時間でした。

これに着想を得て対面での大阪水曜ほっとカフェを不定期にオープンする予定です。

かつて雑談など目的や成果のないことをするのが苦手な私でした。

受験生時代、綿密な学習計画を立てすぎて自縄自縛に陥り、雑念恐怖・読書恐怖という症状で苦しんだ日々を今でも時折思い出します。

当時は、神経質のとらわれのメカニズムなど知る由もなくまさに七転八倒の苦しみで遂に学校に行けなくなってしまった体験者です。

そのトラウマからか、今でも長期計画やスケジュール管理ができません。

目標を立ててそれに向かって頑張る、それはすばらしいと思いますが、自分には向いていないと思います。

最近脳科学者の書かれたデフォルド・モード・ネットワークについて興味深い記事を読みました。

DMNとは、デフォルト・モード・ネットワーク(Default Mode Network)の略語。

何もしていない時間に、実は脳が最も活性化していることがわかっておりこれを「デフォルトモードネットワーク」と言うそうです。

ボーっとしている時間に脳全体が活性化するというのです。

そう言えば重要な発明や創作は、研究室の中ではなく、散歩など日常の隙間時間に多く生まれると聞いたことがあります。

ただこれが過剰に働きますと、不安でいっぱいになり不眠などの要因にもなりますね。

近年の脳科学研究により、DMNの働きは「創造性」と関係していることがわかってきたそうです。

DMNが活発になると創造力が高まり、いろいろなアイデアが浮かんできやすいのです。

一方、DMNの活発化には、「考えすぎ」による脳疲労のデメリットもあるそうです。

メリットとデメリットの両方を把握したうえで、

DMNの「スイッチ」を適切に切り替える必要があるのです。

森田療法で、とらわれの最中の神経質者に、不安はそのままで目の前のやるべきことに手をだし生活を整えることを説くのは脳科学の面からも誠に理にかなっていると感じます。

考えすぎる時間を減らすということでしょうか?

いづれにしても雑念恐怖のお陰で、このようなブログを日々書かせていただいたいている事に最近気がついた一世です。



2022.11.2 一世

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