大阪水曜ほっと集談会一世です。
昨日81歳の母と4歳の孫が、ラインをしていて驚いた。
年齢差が77歳。
お互いにラインでスタンプを送ってゲラゲラ笑っている。
不思議な光景であった。
81歳と4歳が同じことで共感出来て楽しめる世界があるのだと目から鱗ならぬ、目から森田であった。
森田人間学を学んで何が良かったか?
私の場合は、人間を肩書や学歴や年齢で見なくなったことである。
森田の説く平等観は、人は皆症状の有無や立場を問わず、何かしら苦しみや不安を背負いながら生きている事に気づかせてくれる。
81歳の母は、家計を助けるために15歳で社会に出て義務教育しか終えていない。
好奇心が旺盛で読書家で独学で様々な資格を持っている。
80歳を超えた今も孫やひ孫からスマホについて学ぼうとする。
樹木希林さんが、「一切なりゆき」の中で、生きるのに精いっぱいという人が、だいたい見事な人生を送りますねと書かれていた。
母のお金と運に恵まれない人生を振り返って、そうかもしれないと、小賢しいバカ息子である私は思うのである。
森田の学びは遠きに非ず。
生活の中に砂金のように煌めいている。
2022.11.6 一世