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大阪水曜ほっと集談会一世です。
もうすぐ森田療法に出会って44年になる。
長年私と同じ神経質といわれる人々と関わってきて感じることがある。
あまりにも多くのことを一人で背負いすぎていませんかという思いである。
育った環境や遺伝的な気質でさえ自分の責任のように感じて背負っているのではないだろうか?
人は自分のことだけでも精一杯なのに必要以上に人の思惑を気にしたり他者の期待に応えようとする神経質者が時々痛々しいと思うことがある。
神経質者特有の完全欲もあると思うが自分に対しては言葉が悪いが、少しガツガツしすぎてないかなと思うことも多い。
私達は自分に対してはもちろんですが他者への期待値も高い。
当然のごとくこうありたいという理想の自分と現実の自分の間にギャップが生じる。
時にはそれが原因で疲弊することも多い。
森田はこれを思想の矛盾と呼んでいる。
森田を学ぶことで等身大の自分が少しずつ見えてくる。
そしてそのような自分を愛おしく感じることもある。
頑張っているあなたも頑張れないあなたもどちらも素晴らしい。
森田を学んだことで本当の共感ということが少しずつ 私にはわかり始めたような気がしています。
今日の森田博士の言葉
思想の矛盾とは、かくあるべし、あらざるべからずと思うことと、事実すなわちその予想する結果とが反対になり矛盾することに対して、私が仮りに名づけたものである。
2023・6・24 一世