大阪水曜ほっと集談会一世です。
もしNHKのキャラクターチコちゃんが家にいたら毎日怒られるほどぼっとするのが好きな私です。
さて昨日の投稿で厚生労働省の引きこもり支援サイトを紹介しました。
お笑いコンビ「髭男爵」の山田ルイ53世さんのインタビュ―記事は、心にストーンと落ちた感じで面白かったです。
人生のすべてに意味や価値を見いだそうとしたり、オンリーワンを求めたりする風潮が、生きづらい社会につながっているのではないか?
山田ルイ53世さんの問い掛けに、心に深く感じるものがありました。
人生や日々の行動に過剰に意味を求めすぎると自縄自縛に陥り動けなくなりますね。
以下紹介します。
基本的には、僕はポジティブでもなく、未(いま)だにマイナス思考ですが、当時も今も大切にしている言葉は「とりあえず」ですね。
それも“小さなとりあえず”。
例えば、外に出るという大目標があったとして、とりあえず自分の部屋からつま先だけちょっと出してみるとか、それくらいでいい。
とりあえず玄関まで行こう、靴をそろえるだけ、とか。
一足飛びに何者かになろうとしなくていい。
とりあえず靴をはいて玄関で歩いてみようか。
とりあえずちょっとでもいいから動く、自分の状況を動かしたっていう事実を大事にしていました。
まるで集談会での体験発表を聴いているようです。
とりあえずと言えば生ビールしか思いつかなかった私が恥ずかしい。
受験生の頃、計画的に効率的に勉強しようとして、思想の矛盾に陥り雑念恐怖でとんでもないことになりました。
社会全体が全てに意味を求めて無駄なことを排除しようとした結果、生き生きとした感覚が奪われていくのかもしれませんね。
今はあまり先のことを考えますと気が滅入りますので、精々1ヶ月前の予定しか考えないようにしている優柔不断な私です。
チコちゃんに怒られてもよいのでぼっと生きる時間を大切にしたいと思いました。
そう思いますとコロナによる行動制限も悪いことばかりではありませんね。
飲食店の皆様勝手なことばかり書いてごめんなさい。
私も最もコロナで打撃を受けている業界で働くサラリーマンです。
2022・1・22 一世
PROFILE
山田ルイ53世(やまだ・るいごじゅうさんせい)さん
1975年生まれ。相方のひぐち君と結成したお笑いコンビ「髭男爵」でブレーク。
ワイングラスを掲げ「ルネッサ~ンス!」のフレーズと乾杯漫才で知られる。
主な著書に『ヒキコモリ漂流記 完全版』『一発屋芸人の不本意な日常』『パパが貴族』などがある。