Dr. 鼻メガネの 「健康で行こう!」

ダンディー爺さんを目指して 日々を生き抜く
ダンジーブログ

心の動きは?

2010-04-08 | 想い・雑感
精神遅滞のある初老の方が紹介となった
知的能力は4歳程度とのことなのだが
心の動きまで
4歳の子供と同様に考えていいのか
非常に戸惑う

社会にもまれていないこともあるのか
目はとても澄んでいる
家族にも大切にされているようだ

何か処置をするにも
聞き分けてくださる



4歳の子供をあやすように
その方に対して
幼児言葉を使って接するというのは
私には憚られる

通常の4歳児が感じない何かを
きっと感じていると思うから


計測

2010-04-07 | 想い・雑感
心の動きは
物理量として
計測することが
できるのか

とても出来そうにない
と思うのだが

感情がある方向に向かうと
方向転換は急にはできないし
落ち込んで動かなくなると
動かすのに苦労する

妙に慣性の法則が
当てはまる

ヒト

2010-04-07 | 想い・雑感
当直のときに
暗い外来棟を通ることがある
別段なんということはないのだが
まれに
何か気持ち悪さを感じることがある

そんな時
目の前に何が現れると怖いか

きっと見知らぬ人のような気がする

荒野などを一人で旅していると
出会って怖いのは
猛獣や毒蛇などより
人と出会うのが最も怖く 緊張する
と聞いたことあがある

おそらくそれと
近い感覚のような気がする

この次

2010-04-07 | 想い・雑感
今度はない

と思い知らされる季節だ

通りすがりに
今度花見に来ましょう
と思っていても

桜花の盛りは
ほとんど一瞬としか思えないような素早さで
通り過ぎてしまう

あっ!
と思ったときに
立ち止まり
味うことをしなければ
次はないのである

普段の生活
万事がそうなのであろう

自分の心が向いている方向に注意が行き
大切な出会いを
ないがしろにしていることが
多い

きっと
気づく以上に
おおい

オン コール

2010-04-06 | 想い・雑感
当直とは別に
オンコール
というのがある

まあ宅直みたいなもので
出動要請があれば
病院に赴くこととなる

さて
ぼちぼち寝るか
と思っていた23時頃
自宅の電話が鳴る
いや~な予感
的中

病院からだった

急性虫垂炎の患者さんとのことで病院へ

見事に腹膜炎まで起こしている

緊急手術

朝4時帰宅

本日外来

う~ん
年寄りはいたわりましょう

患者さんは
すっかり元気

まあその元気を拝見して
私も元気になりましょう

寿命

2010-04-05 | 想い・雑感
先週 風の強い日がありました
我が家の桜は
多くの花びらを落としました
でも門前の桜は
ほとんど落とした様子はありません

あぁ その時が来なければ
花びらは落ちないのだな

天気予報士の方が
桜の花びらを少し強くひく姿が
テレビに出ていました
でも細い枝がたわむだけで
花びらは離れません

まだまだ散る時期ではない!
と主張しているようでした


人の命は儚い

人は少々では死なない

相反することのようですが
どちらも本当のことであり
どの時期の人のことを語っているかの違いなのでしょう

たとえば致死的な状況から回復する患者さん
まだまだ その時期が来ておらず
少々では死なない組

一方ちょっとした肺炎から
あっという間に死に至る患者さん
もうそろそろ時期が来ており
あっという間に儚くなる組

なかなか今の科学知識では説明できないのかもしれないが
寿命としか言いようのないものが
やはりあるのかもしれません

当たり前?

2010-04-04 | 想い・雑感
寝返りを打つ
座る
ベッドの横に立つ
トイレまで歩く
箸を使う
食事を飲み込む
爪を切る
字を書く
本を読む
話す
聞く
笑う
家に居る
陽の光を浴びる
手を握る


できて当たり前

かもしれない

でもそれらの事が
難しくなったり
できなくなった
病重き人を見て
当たり前のことが
あたりまえにできる幸せを思う

人との比較でしか
その幸せを認識できない私だが
感謝の気持ちを持てた一瞬が
ありがたい

足湯

2010-04-03 | 想い・雑感
太陽は出ていたが
まだ風は冷たく
バイクをしばらく走らせていると
手足がぐっと冷えてくる

点在する温泉地の一つで休憩すると
路傍に足湯(歩行湯)が無料で設置してある

周りには
一緒に走ってきたやつ一人だけ

まずは二人揃って両手をお湯に
指先までじんじんするような感じで
温まってくる

次は靴を脱ぎ 靴下を取り
ズボンをまくりあげて両足の番

あ~
気持いい

立ちあがって歩くと
湯底の突起が足底を刺激し痛い

少しすると
お湯の温度に慣れ
「なんか ぬるいねぇ」
「それを言うと ちょっとわがままかねぇ」
などと言いつつまたスタート

人間
ありがたい!
という感謝の気持ちを持続するのは
難しいようです

悪魔の囁き?

2010-04-03 | 想い・雑感
魔が差したとしか言いようがない
という言葉とともに
辞職された参議院議員さんがおられるようです

少し勘ぐります

魔がさしたという言葉で
 とても悪いことをいたしました
 これまではやったはありません
 はっきりと自覚してやったわけではなくついやってしまいました…
   というようなことをにおわせ

素早く辞任で
 潔さを演出(でも確か7月で引退予定だったような…)

なにかできすぎ


それにしても代理ボタン押し
どなたが最初に見つけたのでしょうか

議長席側が民主党でなかったら
今回も(も じゃまずい?)
見つからなかったのでしょうか


学校の教室で
教壇から教師の目線で見ると
授業中に生徒が隠れてやっているつもりのことが
丸見えであるのと同様に
あの明るい国会なら
議長席から議員がやっていることなんか
一目瞭然のはずですよね

生まれて ・・・

2010-04-02 | 想い・雑感
単細胞生物が
細胞分裂をおこす

Aという細胞が
二つの細胞に分かれたとき

AとAなのか
AとA’なのか
A’とA’’なのか
よくわからない

分裂後に
Aという細胞が
死んだことになるのかどうかも
判然としない

しかし
生命が
有性生殖で種を保ちだして以来
個体の死ははっきりと存在している

人類誕生以前より
個体は生まれ 死んできている

ただ生まれ ただ死んでいく

その死に意味はあるのかもしれないが
少なくとも
人間の浅はかな知恵で
定義できるものではないような気がする

時代の流れや
人々の都合によって
定義できるものでは
ないはず

死に関する話を話を聞いていて
なにか虚しさを感じるときは
時と共に変化するに違いないような死の定義づけをしようとしているとき

新年度

2010-04-01 | 想い・雑感
何十人という人が去っていき
何十人という人がやって来た

はじめまして!

昨日さよならを言った人たちも
今日はどこかで

はじめまして!
よろしく!

出会いがあり
別れがあり
出会いがあり

繰り返して
一人ひとりが
人生を歩みきる